更年期障害・気象病の症例紹介

・更年期障害によるホットフラッシュと気圧の変化に影響される、いわゆる気象病、強張る箇所や痛む箇所があちこち移動するなどの自律神経症状を主になんとかして欲しいとのことで施術しました。

・この方の場合は夏の日差しのアレルギー症状もあり、まずは余計な体内の熱を排出することと、関節の歪みを正して動きやすい状態を目指しました。

・プライベートで大きなストレスが掛かる出来事があり、そこから情緒不安定になっていったのと、更年期症状などが現れてきた状態での来院でした。

●施術1回目～5回目までの推移

基本的に施術は、週に2回ペースで行いました。

自宅にいる時は鬱状態になっていたようです。

1人で悶々と色んな事を考えてネットを見て混乱する事の繰り返しだったと伺いました。

痛みを訴える箇所もその時々で、肩が痛かったり腰が真っ直ぐにならなくなったり、膝に違和感を感じたり等で、特別身体に負担を掛けるようなことはしていないけど、痛みや不快感があちこち移動していました。

施術に関しては、強張った関節と筋肉を徐々に動くようにしていき、大腸と腎臓の調整を主に行っています。

●6回目～10回目まで

この頃になると施術するペースは基本的に週1回でした。

KSさんは非常に感覚が鋭い方なので、いろんなことに元々気づくことが出来る才能の持ち主。

ただ混乱状態にあったため、心も体もガス欠になっている状態でした。

食事に偏りが見受けられる情報も教えていただけたので、食べた物を”きちんと”消化吸収出来る腸内環境になるための施術を行いました。

この時に優先したのは、タンパク質を効率よく吸収することが出来るようにすることです。

とは言ってもKSさんは肉類が苦手な方なので、植物性のタンパク質や野菜など食べた物をきちんと消化と吸収が出来るように、大腸など消化器の調整をしていった次第です。

不整脈があると言うことなので、栄養面や普段行って欲しい運動を実践していただきました。

●11回目

10回目の施術をしている最中も様々な変化がありましたが、自分の身体に対しての不安感がだいぶなくなって来たということで、表情も明るさを取り戻してきました。

腸内環境が本当の意味で良くなるには1年以上の期間は必要です。

ただKSさんは力がみなぎってくる感覚が出てきたことで、徐々にですが自信も芽生え初めてきました。

完璧ではないけど状態が安定して上向きになって来たので、遠方からの来られていることもあり、当院では施術終了となりお住まいの近い信頼できる先生を紹介させて頂きました。