自律神経失調症から回復するため

当院では、パニック障害や不安神経障害などで会社を休職したり、退職される方がいらっしゃいます。

そんな方々が定期的に施術を受け続けることで、自律神経失調症から抜け出してきます。

でもある程度の期間を経過すると、また自律神経トラブルが出てきてしまうことがあります。

再発するには様々な理由があります。

1.自律神経失調症になったときの生活リズムに戻してしまう

2.ストレスが掛かる環境にいて抜け出せない

3.生活リズムが大きく変る

自律神経失調症になったときの生活リズムに戻るというのは、例えば施術期間中は規則正しい生活リズムにしていたけど、良くなってきたらまた不規則な生活リズムに戻してしまったり、休みなく仕事をしている生活を続けていたためにパニック障害などになったにも拘わらず、良くなれば一気に病気になった元の生活リズムに戻す事を指します。

これは自業自得なので再発は仕方がありませんが、問題なのは2番目です。

2番目について、具体的に説明します。

社会復帰するために必要なこと

社会復帰するためでもあり、自律神経失調症やうつ病などの再発を防ぐ意味でも必要な要素があります。

ストレスに対して、以下の4つの要素が低ければ回復しにくいですし、再発を繰り返します。

1.自己尊重感

2.体力

3.状況の対処能力

4.情緒的サポート

が必要となります。

理由はいくら薬や施術で良くなってきても、あなたにストレスが掛かり続ければセロトニンは減少していきます。

大事なことは施術で元気になり、日常生活において4つの要素が高くなればなるほど、あなたのポテンシャルが発揮し続けることが出来るようになります。

つまり仕事に復帰し元気に働くことが出来るようになるのです。

自己尊重感

自己尊重感が低すぎますと、自分で自分を攻撃しストレスをかけてしまうので回復が遅れます。

例えば、こんな程度のことで会社を休み続ける俺は人間的に最低みたいな感じで、必要以上に自己嫌悪になったりするのは良くありません。

あなたの能力が本当は高いのに、雲の上の存在と比較して自分はダメな人間というのは正当な評価ではありません。

これは言葉で表現するのは難しいものがあり、直接話した方が伝わりやすいかなとは思います

誰でも良い面はありますので、その良い面に目を向けてあなた自身の存在に価値があることを認識出来る状態になることが必要です。

体力

元気になりました。

仕事に復帰します。

でも体力がないため、すぐにヘバッてしまいますでは残念な結果になります。

能力があってもイスに座ってデスクワークをする体力がないため、しょっちゅう保健室でお休み状態では仕事にならないですよね。

仕事を遂行するだけの体力は、絶対に必要です。

状況の対処能力

これはどういうことかと言いますと、生きている限りイレギュラーな出来事は頻繁に起きます。

仕事にマニュアルがあっても、マニュアルから外れたことが起きたときに、どのように対処すれば良いのか。

突然イレギュラーな出来事が起き、それが自分で対処できないようなことが続けざまに起きると、次に自分に対処できなことが起きたらどうしようとドキドキする状態が続けば、それがストレスになります。

この要素は、ある程度の経験が必要です。

失敗を経験して、少しずつイレギュラーな出来事にも対処できるように学んだり対策を打ったり、アドバイスを受けるなど成長していくことが必要となります。

一気に完璧になろうとせず、少しずつでも成長していくことが大事です。

情緒的サポート

これは今のあなたの状況や体の状態を理解してくれる存在の事を指します。

あなたのことを理解して、たとえあなたが急に調子を崩すようなことがあっても、あなたの病状を理解してもらえる存在の有無があるかないかは重要な要素です。

先にも書きましたが、少しずつでも成長しているにも拘わらず、「もっとしっかり仕事をやってくれ!」などと言われ続ける環境ではストレスが慢性化します。

当院で良くあるのが、体調不良で仕事を休んで1ヶ月が経ち、自宅の身内に「一ヶ月も休んでいるんだから、そろそろ元気になったでしょ!仕事に行ったら」と言われてしまうことで、自己尊重感も下がり情緒的サポートもないと感じてしまう。

そして1人でなんとかしなければいけないと考えてしまい、どんどん追い込まれていく。

これは結構あるあるな話です。

ですので、あなたの周りにいる家族や知人に自律神経失調症の正しい知識を理解してもらうこと。

間違った偏見に左右されるのが人間でもありますが、だからしょうがないではなく正しい見解を家族が知ること、そしてサポートしてもらえる環境が回復にはすごく重要です。

どれか1つでも0はダメ

回復するために4つの要素の中でどれが低いのかを認識することから始まります。

これはあなた自身でも分析できますし、専門家に頼っても良いと思います。

低い要素を上げていく作業を継続すること。

4つの要素のバランスも大事なので、あなたが成長をしていくと、他の要素が低く感じるようになるかもしれません。

そうしたら、低い要素を上げていく作業をする。

そうやって成長を続けていくうちに、気がつけば周りよりも上の段階に位置しているなんてことも少なくありません。

地理と積もれば山となる。

4つの要素がどれか1つでも0点があると、絶対に回復していきません。

例えば、体力も十分!自己尊重感も上がってきている。状況の対処能力も今までの経験値があるから今は大丈夫。

でもあなたを理解してくれる存在が0では、いくら他の要素が高くてもすべてが0になります。

4つの要素は掛け算の関係と捉えてください。

掛け算はどこかで0があると、答えは必ず0になりますね。

0になる環境にいれば、施術で元気になって、セロトニンが脳内から分泌される対策を一生懸命やったとしても4つの要素の掛け算が0であれば、どうやっても元気になっていきません。

自律神経失調症や不安神経障害など、正しい知識がまだまだ日本では浸透しておりません。

どうしても家庭や知人から情緒的サポートを得られない状況であれば・・・

それを担うのは治療する人間になります。