【腰痛】40代から治らなかった腰痛が改善

腰痛で来院された女性（70代/主婦）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

昨年秋に腰の夜間痛にぐっすり眠ることが出来なくなっていた。また椅子から立ち上がる際、腰と脚に痛みとしびれがあり、背筋を伸ばすことができない状態だった。

来院に至るまでの経緯

40代でぎっくり腰を繰り返していたが、悪くなるたびに整形外科、整骨院、鍼灸院で治療を受けるが一時的にしか楽にならず、再発を繰り返す日々を過ごしていた。

なんとか日々の家事などを行ってきていたが、2年前に歩行中突然左足に激痛が走り、足を引きずりながら整形外科を受診。その時のMRI撮影で、脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアを併発していると診断される。

昨年秋からは、夜寝ているときの腰の痛みが強くなってきた。また椅子から立ち上がる際の痛みにより､スムーズに動作を行うことが困難になっていた。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

MRI撮影の診断結果通り、腰椎の椎間板圧迫と腰椎の変形を確認出来たが、椎間板や変形箇所を直接治療対象にするより、大殿筋や上半身の歪みを正すことで椎間板や変形箇所の負担を軽減させる事を優先した。

施術内容と経過

最初は上半身の拘縮の緩解と股関節の施術に重点を置いた。

動作時の痛みがかなり辛そうだったため、どの体勢が楽なのかを聞いたら座っている状態が楽ということで、座位で痛みが出ない状態を確認しながら拘縮していた筋肉に異常な動きをしないようにサポートしながら、立ち上がる際の痛みが消失する状態を作り上げていった。

施術をするたびに椅子から立つ際の痛みは軽減していったが、痛みの質が激痛から重いに変わり、脚のしびれは外側から内側と大腿四頭筋が硬いことに意識が向くようになる。

施術5回目からは、お尻の中殿筋に痛みが絞られてきたタイミングで、夜間痛も減少していると本人から申告があったが、寝付きは良いけどちょくちょく目覚めると言うことで、頭蓋と内臓調整も同時に治療を開始。

施術11回目開始前の時点で、当初の夜間痛と腰から脚のしびれ痛みはかなり治まる。夜間の足腰の痛みが足腰から右肩に発症するということで、横隔膜を含む上半身と頭蓋、顎関節を治療することで痛みの再現はなくなる。

以降は、弱くなっている筋肉の強化するための運動療法を行い、たくさん歩くと疲れはするけど、激痛で悩まされることもなくなる。

※当院では診断や医療行為は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません

以下ご本人のメッセージ

手術は絶対に避けたかったのと、このままではいずれ寝たきりになると考えていましたが、まさか通院して4ヶ月ですが、不思議の一言では語り尽くせないほどの変化を実感しております。本当に安心することが出来ました。

早々に足元の不安定な揺れがなくなり、歩くときの一歩一歩の着地に力強さが戻ってきました。夜寝ているときの痛みやしびれがなくなり、イスから立ち上がるのも大丈夫です。

首や肩こり、関節痛や身体の歪みも日々回復しており、感謝の気持ちでいっぱいです。

院長からのコメント

病院でのMRI診断が脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアを併発していると言うことで、改善するまではそれなりに時間は掛かる旨は最初にお伝えしましたが、当初の予想を上回る回復曲線に喜んでいただけた時の安堵感と笑顔は、私にはなによりの報酬です。

30年以上、腰痛で苦しまれていたと言うことで、医療機関に対する不信感があるのかなと思っていましたが、初回の発症原因をお伝えした際に、腑に落ちていた様子でしたので、この方は必ず良くなるだろうと感じていました。

頑張っているところとサボっている所の差が激しい状態でしたので、サボっている所が頑張っているところを助けてあげる状態に持って行けば、特定の箇所に負担が集中しなくなるので、自然治癒力により疲労回復も早くなることが証明された臨床例でした。

私も嬉しい体験をさせていただきました。ありがとうございました。

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