現在も新型コロナ感染症も続いていますが、いわゆる「コロナ禍」の真っ最中に「めまい・ふらつき・動悸・吐き気」が起きるようになってしまった方が当院に来院されました。
この方は「地に足がついていない感じがする」「歩いているとフラフラする」「仕事中にストレスから吐き気がある」と、かなりひどい症状だったので、とても辛かったと思います。
症状の原因について
めまい・ふらつき・動悸・吐き気は自律神経の乱れによる症状です。
自律神経を乱す要因は様々考えられます。例えば身体的ストレスである上半身の緊張・下肢の歪み、心理的ストレスでなど、
ではこの方の場合何が自律神経を乱しているかというと、コロナ禍によるストレスと不規則な生活習慣でした。
この2つによって視床下部と小脳がちゃんと機能しなくなっていて、それが自律神経を乱し、めまいやふらつきなどの症状につながっていたのです。
行った施術
この方はめまい・ふらつき・動悸・吐き気以外にも、首や肩背中の張りが辛いとも訴えられていました。
調べると顎周り・首・腰にゆがみとねじれがありました。
特に顎のゆがみ・ねじれは脳に悪影響を与えるので、視床下部と小脳の問題を大きくしてしまいます。
整体で顎・首・腰を調整すると、可動域が改善し不快症状も治まりました。
行ったアドバイス
コロナ禍当時のストレスはかなりのものだったことを、みなさん覚えていると思います。
そのためこの方には、家でも自律神経を安定させるためのアドバイスを行いました。
それは呼吸です。「ゆっくり呼吸をすること」をアドバイスしました。
呼吸は自律神経と密接に関係しており、特に腹式呼吸が出来るようになると自律神経は安定します。
ただ腹式呼吸に慣れていない人に「腹式呼吸をして」と言っても、なかなか出来ません。
なのでまずは「ゆっくり呼吸をすること」から始めて頂くのが効果的です。
まとめ
当時はコロナという大きなストレスがありました。今はその状況はかなり落ち着いたものの、別のストレスも大きくなってきているのではないでしょうか。
そうした心理的ストレスは自律神経を乱し、様々な症状を起こしてしまいます。
日々の生活の中で意識して自律神経ケアを行うことは重要です。
その第一歩が呼吸。ゆっくり呼吸をすることから始めてみてはいかがでしょうか。
それでも症状が出てしまうことはあるでしょう。そんな時はぜひお気軽に当院にご相談ください。必ず力になれると思います。
