肉体的ストレスが心に負担になり、自律神経失調症になってしまった育児中のママさんが当院にいらっしゃいました。
この方の改善事例をご紹介します。
抱えていた不調・悩み
数年前にぎっくり腰になってから身体のゆがみが取れずに、定期的に腰や背中に痛みが出るような生活を送っていらっしゃいました。
痛みが繰り返すことから徐々に精神的に不安定になっていき、自律神経失調症になってしまいました。
施術のビフォーアフター
初回施術前
こちらは初回施術前に撮影させていただいた動画です。
右に捻る動作に制限があり、ご本人も不調と痛みを訴えられていました。
主に上半身に問題があると言うことがこれだけでわかると思います。
初回施術後
右に捻る動作の制限がかなり解除されていますね。
施術前の動画では撮影されていませんが前屈でも腰の痛みと硬さがありました。
施術後はだいぶ楽に動かせ前屈時の可動範囲も広がって、もう少しで床に手が届くでしょう。
座った状態でも腰が曲がっていたのが、リラックスした状態でも背筋と腰が伸びて、座っているのが楽だとおっしゃっていました。
2回目施術後
左が全体の歪みを取り除く施術の実質1回目の状態です。
右がその後2回施術した後の写真です。右の方が重心が良くなっていることが分かりますね。
院長の解説
4つのストレス
ストレスを大きく分けると4つに分けられます。
①精神的ストレス:これは皆さんが考えているとおりで、嫌なことがあったり、この人に接するのは嫌だなと感じるなどの時に感じるものです。
②物理的ストレス:季節の変わり目には大気が変わりますが気圧の変化が生じますが、気圧や温度などの変化を指します。
③構造的ストレス:骨盤の歪みや猫背や側湾などの状態が続くことを脳はストレスと感じます。
④化学的ストレス:化学物質、栄養の過不足、たばこ、アルコール、添加物などを接種することで体内で化学変化を起こすストレス。
身体のゆがみというのは、この4つのストレスのうちの「構造的ストレス(肉体的ストレス)」に分類されます。
自律神経失調症になるのは精神的ストレスだけとは限らない
自律神経失調症が発症するのは、その人のストレス耐性が関係します。
ストレスに強い人はストレスを溜めるバケツが大きいと捉えてください。
逆にストレス耐性が低い人は、ストレスを溜めるバケツが小さいことも考えられますが、違う可能性もあります。
それは「元々は大きなバケツを持っているけど継続してストレスに晒されているため溢れ出てしまっている。」状態である。としたら・・・
表面張力で水がすぐにでも溢れこぼれる様な状態であれば、ちょっとのことで水が溢れます。
この溢れ出てしまった状態が、あなたにとって不都合な症状が発症した段階と捉えてくださいね。
構造的ストレスがバケツからこぼれるような状態であれば、自律神経失調症になってしまいます。
体の歪みを整えて自律神経失調症を改善に
この方には「身体のゆがみ」を整える整体を中心に行っていきました。
ぎっくり腰になって以来、骨盤・背骨のゆがみはもちろん、様々な部分の筋肉が固まっていて、全身が緊張状態になっていたのです。
それらを1つ1つ丁寧に解消していくことで、徐々に自律神経失調症の症状は治まっていきました。
自律神経失調症の改善のために精神的ストレスのケアも重要ですが、それ以上に構造的ストレスである体のゆがみを整えることが必須になる場合もあります。
こばやし整体院は構造的ストレスのケアも精神的ストレスのケアも、両方得意としています。
1人で悩まずお気軽にご相談いただければ嬉しいです。