こばやし整体院にはめまいの症状で通われている人が多いのですが、多くの場合めまいが起きるようになった当初より症状がひどくなってからいらっしゃいます。
ネットの情報で自分でケアしようとしたら、逆に悪化してしまったという人が多いのです。
今回はめまい・自律神経失調症が起きるようになった時にやってはいけないことについてお話をしていこうと思います。
コロナ禍以降、自律神経症状が増えている
コロナ禍になって4年以上が経過していますが、メディアでも時々伝えられている通り、会社通勤しているときよりも自律神経失調症の症状で体調が優れない方が増えています。
めまいのその1つです。
病院で検査しても異常なしと言われる、もしくは脳には異常が無いと診断された目眩で来院される方は本当に追い込まれた状態になっています。
ネットの情報は正しいのか?
めまいなど症状が起きるようになった時、インターネットやYoutubeなどで検索をして、体操やツボ押しなどをする人が多いです。
私はそうした情報の正誤をチェックしてみたのですが、私が確認した範疇での話になりますが間違いはほぼありませんでした。
ただ中にはウルトラCみたいな怪しい内容もありましたけど、そうしたものはごく一部でした。
情報は正しくても、あなたの身体に合わない
間違いが無いのは動画の内容に対して間違いが無いということであって、その時のあなたの症状・身体のコンディションによっては間違いになるということがあります。
例えば同じ人でも体調が良いときは紹介される体操や運動をやると気分がスッキリすることはありますが、状態が悪いときには当てはまらないことがほとんどです。
ただ難しいのは「どういう状態の時に、この体操やツボは効くのか」ということです。
これは専門知識がない人は正しい情報を取捨選択することは無理だと思います。
そのため、ネットの情報によってめまいが悪化してしまうケースが多いのです。
回復するには「体力」が必要
自律神経失調症になるとセロトニンという物質が不足し、めまいなど様々な症状が起こります。
インターネットではヨガをするとセロトニンが分泌されるという情報があり、今やそこそこ有名になっているようですが、これも間違ってはいません。
柔軟性と「体力」がある方は、有効になります。
しかし柔軟性と体力がない場合は、残念ながら逆効果になってしまいます。
物事には順序がある
ネットの情報が正しかったとしても、今のあなたの身体に合うかどうかまではわかりません。
そのため自律神経失調症やめまいの改善には、「順序」が重要だとお伝えしています。
こばやし整体院で患者さんに伝えるのは、「運動をしてください」ということです。
脳神経の負担や体の歪み、バランス、内臓機能の正常化が出てきても、体を動かして筋肉を使ってあげることで循環を促し、酸素が末端まで(隅々まで)行き渡るようになります。
酸欠状態から抜け出すことで、脳もきちんと機能するようになります。
そうすると、ネットで調べた体操やツボ押しなども有効になっていきます。
ただし運動するのはある程度体力がある方になりますので、当院に来院したばかりの方には無理に運動しろとは伝えていません。
物事には順序がありまして、心身が回復してきてエネルギーが充填されてきてから徐々に体を動かしていくことが良いのです。
めまい・自律神経の回復に邪魔をする運動とは?
心身が回復してくる過程で、それを邪魔する運動があります。
それはラジオ体操にも出てくるのですが、首をグルグル回す運動です。
肩こりがある方は無意識にやっていることがあるのですが、首グルグル運動(体操?)をやるとめまいや自律神経はなかなか改善していきません。
肩首周辺のストレッチ体操は、無理しない程度に大いに行って頂けたらと思います。
運動に関してもスポーツをやっていた方は最初からジョギングでも強度を高めたりするのですが、出来るからと言って疲労が溜まるほど体を動かしては改善するためには障害になることがほとんどです。
運動に慣れている方でも腹6分目くらいで抑えるようにしてみてくださいね。
まとめ
インターネットに情報があふれるようになった現代では、本当に自分の体に役立つ情報を取捨選択をすることは非常に難しいです。
そのためネットの情報によって、めまいや自律神経が悪化してしまうことが多いです。
まずはしっかり体力を回復させること。そして正しい順序で身体をケアしていくこと。
こばやし整体院では、お一人お一人の症状・体に合わせた施術・アドバイスを行います。
「まずは自分でケアしてみる」というお気持ちもわかるのですが、ぜひ専門家を頼っていただけると嬉しいです。
その方が早く改善することは間違いないでしょう。