
院長:小林お気軽にご相談ください!
こんにちは。こばやし整体院・ひばりヶ丘院の院長、小林誠です。原因不明のめまいや動悸、頭痛に悩まされて病院で検査を受けても「異常なし」と言われてしまい、どうしたらいいのか分からず困っていませんか。実は、この状態で当院を訪れる方は本当に多いんです。
検査で何も見つからないのに体調が優れない状態は、本人にとって非常につらいものです。周囲からも理解されにくく、気のせいではないかと自分を責めてしまうこともあるかもしれません。でも、あなたの症状は決して気のせいではありませんし、原因が必ず存在しています。


今日は自律神経失調症がなぜ起きるのか、その原因について詳しくお話ししていきます。原因を知ることが改善への第一歩になりますので、ぜひ最後までお読みください。


原因が分かれば、対処法も見えてきます。一緒に考えていきましょう
自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで起こる症状ですが、そのバランスが崩れる原因は一つではありません。これまで数多くの患者さんを診てきた経験から、いくつかの主要な原因が見えてきています。
現代社会で最も多い原因が、精神的なストレスです。仕事での人間関係、長時間労働、責任の重さなど、日々のプレッシャーが積み重なると交感神経が優位な状態が続きます。本来であれば夜になればリラックスモードに切り替わるはずが、ストレスによって常に緊張状態が続いてしまうんです。
特に几帳面な性格の方や完璧主義の方は、自分でも気づかないうちにストレスを溜め込んでしまう傾向があります。周囲に弱音を吐けない、断れない性格の方も要注意です。また、家事や育児、介護といった家庭内での過重労働も大きなストレス源となります。
実は、一見すると嬉しい出来事であっても、自律神経にとっては大きな負担になることがあります。昇進や進学、子どもが生まれる、新しい家に引っ越したなど、嬉しいニュースである反面、状況や環境の変化がそれまでの生活リズムに変化を与え、ストレスになってしまうことも少なくありません。
転職や異動、結婚といったライフイベントは、たとえそれが望んでいたことであっても、新しい環境への適応にエネルギーを使います。知らず知らずのうちに緊張状態が続き、交感神経が優位になってしまうんです。このような環境変化の時期は、特に自律神経が乱れやすいため注意が必要です。
夜型の生活や不規則な勤務時間は、自律神経の大敵です。人間の身体は本来、朝日を浴びて活動し、夜は暗くなれば休息するというリズムで生活するようにできています。このリズムが崩れると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。


睡眠不足も深刻な問題です。睡眠中は副交感神経が優位になって身体を修復する時間ですが、睡眠時間が短かったり質が悪かったりすると、疲労が蓄積していきます。夜勤が多い方や小さなお子さんがいて夜間の授乳で起きる方なども、生活リズムが崩れやすい状況にあります。
女性の場合、月経周期や妊娠、出産、更年期などでホルモンバランスが大きく変動します。特に更年期では女性ホルモンの急激な減少により、自律神経が影響を受けやすくなります。ホルモンと自律神経は脳の視床下部という同じ場所でコントロールされているため、互いに影響し合うんです。
40代後半から50代の女性で、ほてりやイライラ、不眠などの症状がある場合、更年期と自律神経失調症が重なっている可能性があります。また、思春期もホルモンバランスが変化しやすい時期で、自律神経が乱れやすくなります。
意外に思われるかもしれませんが、身体の歪みも大きな原因の一つです。長時間のデスクワークやスマホの使用で姿勢が悪くなると、首や肩、背中の筋肉が緊張します。すると血流が悪くなり、脳への血流も低下してしまいます。


首には自律神経が集中しているため、首周りの緊張は直接的に自律神経の乱れに繋がります。また、運動不足による筋力低下も血行不良の原因となり、上半身を中心に様々な不調を引き起こします。
季節の変わり目や天気の悪い日に体調を崩しやすい方は、気温や気圧の変化に身体が対応しきれていない状態です。自律神経は体温調節も担っているため、急激な気温変化があると交感神経が過剰に働いてしまいます。
梅雨時期や台風の前後に症状が悪化する方は、気圧の変化が影響している可能性が高いです。春先の寒暖差も自律神経にとって大きな負担になります。
自律神経失調症の厄介なところは、原因が一つではなく複数の要因が絡み合っている点です。例えば、昇進というポジティブな変化があっても、それに伴う責任の増加でストレスを感じ、睡眠不足になり、疲労が蓄積して姿勢が悪くなり、それによって血行不良が起きるという具合に、一つの原因が次の原因を生み出していきます。
また、ストレスを感じやすい性格の方は、同時に生活リズムも乱れがちだったり、無意識に身体に力が入って筋肉が緊張していたりします。このように、様々な要因が悪循環を作り出してしまうのが自律神経失調症の特徴なんです。


だからこそ、表面的な症状だけを見るのではなく、その背景にある複数の原因を丁寧に見つけ出すことが重要になります。当院では5種類の独自検査を通じて、あなたの症状の根本原因を特定していきます。
原因を知ったら、次は「何ができるか」を考えることが大切です。原因は大きく分けて、自分でコントロールできるものとできないものがあります。
生活習慣の見直しで改善できる原因としては、睡眠時間の確保、規則正しい食事、適度な運動、ストレス発散の時間を作ることなどが挙げられます。特に睡眠の質を上げることは、自律神経を整える上で非常に効果的です。
また、カフェインやアルコールの摂取を控える、入浴でリラックスする時間を作る、スマホを見る時間を減らすなど、日常の小さな習慣を変えるだけでも効果が現れることがあります。環境変化があった際には、意識的に休息の時間を増やすことも大切です。
一方で、職場環境や家庭の事情など、すぐには変えられない原因もあります。また、身体の歪みや筋肉の過度な緊張、内臓の機能低下などは、自分では気づきにくく専門的なアプローチが必要になります。
更年期によるホルモンバランスの変化も、自分の意志でコントロールできるものではありません。こうした原因に対しては、専門家のサポートを受けながら対処していくことが賢明です。
なぜ原因を特定することがそんなに大切なのでしょうか。それは、原因が分からないまま対症療法を続けても、根本的な改善には至らないからです。
病院で処方される薬は、症状を一時的に和らげることはできますが、原因そのものを取り除くものではありません。だから薬をやめるとまた症状が戻ってしまいます。本当の意味で改善するためには、なぜその症状が起きているのかという根本原因にアプローチする必要があります。
当院では、初回の問診と検査に十分な時間をかけて、あなたの症状の原因を徹底的に探ります。姿勢の歪み、筋肉の緊張、内臓の状態、自律神経の働き、そして生活習慣やストレスの状況まで、多角的に評価していきます。
精神的なストレスを感じると、脳の視床下部から副腎にシグナルが送られ、ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンが分泌されます。これらのホルモンは交感神経を活性化させ、心拍数を上げ、血圧を上昇させます。
短期間であれば問題ありませんが、ストレスが慢性化すると交感神経が常に優位な状態が続き、副交感神経への切り替えができなくなります。すると、休息や回復ができない身体になってしまうんです。昇進や引っ越しといった環境変化でも、適応期間中はこの状態が続きやすくなります。
睡眠不足になると、疲労回復ができないだけでなく、ストレスホルモンの分泌が増加します。さらに、睡眠不足自体が身体にとってストレスとなり、交感神経をさらに刺激するという悪循環に陥ります。
また、睡眠中は成長ホルモンが分泌されて細胞の修復が行われますが、睡眠時間が短いと十分な修復ができません。その結果、疲労が蓄積し続けることになります。
猫背やストレートネックなど姿勢が悪くなると、首や背中の筋肉が常に緊張した状態になります。すると筋肉が硬くなり、血管や神経を圧迫してしまいます。特に首には多くの自律神経が通っているため、圧迫されると自律神経の働きが乱れやすくなります。
また、姿勢の歪みは内臓の位置にも影響を与えます。内臓が圧迫されると機能が低下し、それが自律神経にも影響を及ぼすという連鎖が起こります。
自分の症状の原因を知るために、以下の項目をチェックしてみてください。
チェックが多いほど、複数の原因が重なっている可能性が高くなります。特に5個以上当てはまる方は、早めの対処をお勧めします。
病院では血液検査やレントゲン、MRIなどの画像診断で器質的な異常を調べます。これらの検査で異常が見つからない場合、「異常なし」という診断になりますが、それは「病気ではない」という意味であって、「症状がない」という意味ではありません。
当院の検査は、病院では見つけられない身体の機能的な問題を探ります。姿勢の歪み、筋肉の緊張度、関節の可動域、内臓の働き、そして脳反射の状態など、数値では表れにくい身体の状態を丁寧に評価していきます。


この機能的な問題こそが、自律神経失調症の原因となっていることが非常に多いんです。だからこそ、病院で異常がないと言われても諦める必要はありません。
ストレスが主な原因の場合、まずは身体の緊張を緩めることから始めます。当院の施術では、筋肉の過度な緊張を解消し、副交感神経が働きやすい状態を作っていきます。同時に、ストレスへの対処法や考え方のアドバイスもさせていただきます。
環境変化によるストレスの場合は、その変化が一時的なものであることを認識し、意識的に休息を取ることが大切です。深呼吸や瞑想などのリラクゼーション法も効果的です。
生活リズムの乱れが原因の場合、睡眠時間の確保と規則正しい食事が基本になります。朝日を浴びる、決まった時間に食事をとる、就寝前のスマホを控えるなど、できることから少しずつ始めていきましょう。
当院では、あなたの生活スタイルに合わせた具体的なアドバイスをさせていただきます。無理なく続けられる方法を一緒に考えていきましょう。
姿勢の歪みや筋肉の緊張が原因の場合、整体による身体の調整が非常に効果的です。当院の施術は、痛みを伴わないソフトな刺激で、身体の歪みを整え、血流を改善していきます。
身体が整うと、自然と自律神経のバランスも取れてきます。実際に、施術後すぐに「身体が軽くなった」「呼吸がしやすくなった」と実感される方が多いです。
これまで多くの方が当院で改善されていますが、皆さんそれぞれ原因は異なっていました。ある50代男性の方は、仕事のストレスと睡眠不足、そして長時間のデスクワークによる姿勢の悪さが重なって症状が出ていました。
初回の検査で首や背中の筋肉の緊張が非常に強く、頭部の血流も低下していることが分かりました。施術で筋肉の緊張を緩め、同時に生活習慣の改善もしていただいた結果、数週間で動悸や不眠が改善されました。


また、30代の女性の方は、出産後の環境変化と育児疲れが重なって症状が現れました。赤ちゃんのお世話で睡眠が細切れになり、自分の時間が取れないストレスも抱えていました。骨盤の歪みと全身の疲労が見られたため、身体全体を整える施術を行いました。
このように、一人ひとり原因は異なります。だからこそ、画一的な治療ではなく、個別に原因を特定して対応することが重要なんです。
昇進、転職、結婚、出産、引っ越しなど、人生の転機となる出来事があった際には、特に自律神経のケアが必要です。これらは喜ばしい変化であっても、身体にとっては適応が必要なストレスになります。
環境変化の時期には以下のことを意識してみてください。
特に責任感が強い方や頑張り屋さんほど、環境変化の際に無理をしてしまいがちです。でも、身体のサインを無視せず、早めにケアすることが大切なんです。
自律神経失調症の原因について詳しくお話ししてきましたが、最も大切なのは「原因を知ること」そして「適切に対処すること」です。生活習慣の改善など自分でできることもありますが、身体の歪みや筋肉の緊張など、専門家のサポートが必要なこともあります。
当院では、あなたの症状の原因を丁寧に探り、一人ひとりに合わせた施術プランを提案します。病院で異常なしと言われて途方に暮れている方、何件も治療院を回ったけど改善しなかった方、環境の変化があってから体調が優れない方、ぜひ一度ご相談ください。
原因が分かれば、改善への道筋が見えてきます。一人で悩み続ける必要はありません。あなたが本来持っている自然治癒力を引き出し、症状を根本から改善していきましょう。いつでもお気軽にご連絡ください。心からお待ちしております。

