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起立性調節障害に運動は必要?筋トレで悪化させないコツ

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こんにちは、こばやし整体院・ひばりヶ丘院の小林です。朝起きられない、立ちくらみがするといった症状でお困りではありませんか。起立性調節障害の改善に運動や筋力トレーニングが良いと聞いたものの、本当に効果があるのか、逆に症状が悪化しないか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

実は起立性調節障害と運動の関係は非常に重要で、適切な運動療法は症状改善に大きく貢献します。しかし、間違った方法で運動を行うと、かえって症状を悪化させてしまうこともあるのです。当院には運動との付き合い方に悩む患者さまが数多く来院されています。

院長:小林

起立性調節障害の改善には運動が有効ですが、やり方次第では逆効果になることもあります。一人ひとりに合わせた適切なアプローチが必要です

目次

起立性調節障害に運動療法が推奨される理由

起立性調節障害は自律神経の調節機能が低下することで、立ち上がった時に血圧が適切に保たれず、脳への血流が一時的に減少して様々な症状が現れます。この状態が続くと、症状がつらいために安静にしがちになり、運動不足から筋力が低下し、さらに血液循環が悪化するという悪循環に陥りやすくなります。

医学的にはこの悪循環をデコンディショニングと呼びます。特に下肢の筋力が低下すると、立位時に下半身に溜まった血液を心臓に押し戻すポンプ機能が弱まり、症状が長期化する大きな要因となります。海外の研究では、水分摂取と運動療法が薬物療法よりもエビデンスレベルが高いという報告もあるほどです。

適切な運動療法は下肢筋力を強化することで血液のポンプ機能を向上させ、心肺機能を高めることで全身の血液循環を改善します。さらに自律神経の調整力を高める効果も期待できます。ただし、激しい運動や長時間の立位を伴う運動は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

運動で症状が悪化してしまうケースとは

運動が起立性調節障害に良いからといって、闇雲に始めてしまうと症状が悪化することがあります。特にサッカーやバスケットボールなどの激しい運動は、発汗による脱水や長時間の立位により症状を増悪させるリスクが高くなります。

体調が悪い時に無理に運動を続けると、自律神経のバランスがさらに乱れて回復が遅れてしまいます。また朝の時間帯は症状が最も強く現れやすいため、この時間帯に運動することも避けるべきです。午後から夕方にかけて体調が比較的安定している時間帯に、軽い運動から始めることが大切です。

部活動を続けている中高生の場合、運動を完全にやめる必要はありませんが、症状の程度に応じて参加時間を調整したり、練習メニューを軽減してもらうなどの配慮が必要になります。我慢して無理を続けると、症状の慢性化や不登校につながることもあります。

起立性調節障害に適した運動の種類

起立性調節障害の改善に効果的な運動には、いくつかのポイントがあります。まず段階的に負荷を上げていくことが重要です。最初は横になった状態や座った状態でできる軽い筋力トレーニングから始めて、徐々に立位での運動へと移行していきます。

おすすめの運動メニュー

具体的には、仰向けに寝た状態で行う足首の曲げ伸ばしや、座った状態でのスクワット、壁に手をついて行うかかと上げなどが適しています。これらの運動は下肢の筋肉、特にふくらはぎの筋肉を鍛えることができ、血液を心臓に戻すポンプ機能を高める効果があります。

散歩も非常に効果的な運動です。ただし朝の時間帯は避け、午後の体調が良い時間帯に、無理のない距離から始めましょう。最初は5分程度から始めて、徐々に時間を延ばしていくことをお勧めします。水泳やサイクリングも、立位が続かないため比較的取り組みやすい運動です。

運動の強度は最大心拍数の70から75パーセント程度を目安にすると良いでしょう。これは軽く息が上がる程度の負荷で、会話ができる程度の強度です。

運動を行う際の注意点

運動前後の水分補給は必ず行ってください。起立性調節障害では循環血液量を増やすことが重要なため、こまめな水分摂取が症状改善の鍵となります。また運動中に立ちくらみやめまい、動悸などの症状が強く出た場合は、無理せず休憩を取るか運動を中止してください。

  • 午後の体調が良い時間帯に運動する
  • 横になった状態から徐々に立位での運動へ移行する
  • 軽い負荷から始めて段階的に強度を上げる
  • 運動前後の水分補給を忘れない
  • 症状が強い時は無理をしない

部活動との向き合い方

中高生の患者さまとそのご家族が最も悩まれるのが、部活動を続けるべきか辞めるべきかという判断です。結論から申し上げると、完全に辞める必要はありませんが、症状の程度に応じた調整が必要になります。

激しい運動を伴う部活動は、症状が改善するまで一時的に休部するか、参加時間や練習メニューを調整してもらうことをお勧めします。顧問の先生や保護者、医療機関と連携しながら、本人の体調を最優先に考えた対応を取ることが大切です。

部活動を完全にやめてしまうと、友人関係が希薄になったり自己肯定感が低下したりする可能性もあります。できる範囲で参加を続けることで、社会性を維持しながら徐々に体力を回復させていくことができます。午前中の練習は避け、午後からの軽めの練習に参加するなど、柔軟な対応を相談してみてください。

間違った筋力トレーニングが招くリスク

運動不足による体力低下を心配して、自己判断で筋力トレーニングを始める方がいらっしゃいます。しかし起立性調節障害の状態で、一般的な筋トレをいきなり始めてしまうと、症状が悪化する可能性があります。

特に立位で行う腕立て伏せや、重いダンベルを使った高負荷のトレーニングは避けるべきです。これらの運動は血圧の急激な変動を引き起こし、立ちくらみやめまいを悪化させるリスクがあります。また筋肉がすでに過緊張状態にある場合、さらに負荷をかけることで筋肉の硬直が進み、血流がさらに悪化してしまうこともあります。

正しい運動療法を知らずに間違った方法を続けると、改善どころかかえって治りにくい状態を作り上げることになります。運動を始める前に、必ず専門家に相談して、現在の身体の状態に合った適切な運動メニューを知ることが重要です。

当院が起立性調節障害の運動指導で大切にしていること

当院では起立性調節障害の患者さまに対して、まず詳細な検査を行い、現在の身体の状態を正確に把握することから始めます。起立性調節障害の原因は一人ひとり異なるため、画一的な運動指導では効果が得られないからです。

検査では姿勢の歪み、筋肉の緊張状態、自律神経のバランス、内臓の働きなど、多角的に身体の状態を評価します。その上で、その方の症状の程度や体力レベルに合わせた、無理のない運動プランをご提案しています。

また運動指導だけでなく、整体施術により身体の歪みを整え、筋肉の過緊張を緩和し、自律神経のバランスを整えることで、運動療法の効果をより高めることができます。首や背中の筋肉の緊張は自律神経の働きに大きく影響するため、これらの部位へのアプローチも重要です。

よくある質問

起立性調節障害でも体育の授業は受けられますか

症状の程度によります。軽度であれば参加可能ですが、長時間の立位を伴う種目や激しい運動は避けるべきです。学校と相談して、見学や軽い運動への参加など、柔軟な対応をお願いすることをお勧めします。

どのくらいの期間で運動の効果が現れますか

個人差がありますが、適切な運動療法を継続すると、多くの方が1から3ヶ月程度で症状の改善を実感されています。ただし焦らず、無理のないペースで継続することが大切です。

朝の運動は絶対にダメですか

起立性調節障害では午前中、特に起床直後は症状が最も強く現れやすい時間帯です。この時間帯の運動は症状を悪化させるリスクが高いため、午後以降の体調が安定している時間帯に行うことをお勧めします。

運動すると立ちくらみが強くなります

運動の強度が高すぎるか、水分補給が不足している可能性があります。より軽い負荷の運動に変更し、運動前後の水分摂取を増やしてみてください。それでも症状が改善しない場合は、専門家に相談することをお勧めします。

起立性調節障害を根本から改善するために

起立性調節障害の改善には、適切な運動療法に加えて、身体全体のバランスを整えることが重要です。姿勢の歪みや筋肉の過緊張、自律神経の乱れなど、複合的な原因に対して包括的にアプローチする必要があります。

当院では豊富な改善実績を持つ院長が、検査から施術まで一貫して担当します。5種類の独自検査により症状の原因を特定し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、起立性調節障害と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

朝起きられない、学校や仕事に行けない、部活動を続けられないといった悩みを抱えて、一人で苦しんでいませんか。起立性調節障害は適切な対応により改善が期待できる症状です。症状が慢性化する前に、早めに専門家に相談することをお勧めします。当院はあなたのやりたいを叶えるためにあります。一人で抱え込まず、まずは頑張り続けたあなたの心と体をいたわってあげてください。あなたの来院を心からお待ちしております


院長:小林

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