
 院長:小林
院長:小林お気軽にご相談ください!
こんにちは。こばやし整体院・ひばりヶ丘院の小林です。最近、めまいや頭痛、なんとなく体がだるいといった症状で悩んでいませんか。病院で検査を受けても「特に異常なし」と言われて、それでも症状が続いているとしたら、それは自律神経失調症かもしれません。
自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで起こる症状です。実は日常生活の中で無意識にやってしまっている習慣が、症状を悪化させている可能性があるんです。今回は、自律神経失調症で避けたい習慣について詳しくお話ししていきますね。


20年以上の臨床経験から、生活習慣を見直すだけで症状が改善される方を多く見てきました
自律神経失調症で最も気をつけてほしいのが睡眠不足です。睡眠は、交感神経と副交感神経の切り替えが正常に行われる大切な時間なんです。睡眠時間が足りないと、交感神経が優位な状態が続いてしまい、体が休まらず症状が悪化してしまいます。


特に現代社会では、仕事や家事に追われて睡眠時間を削ってしまう方が本当に多いんですよね。でも、質の良い睡眠を確保することは、症状改善への第一歩なんです。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつけることで、体内時計が整い、自律神経のバランスも安定してきます。
寝る前のスマートフォンやパソコンの使用も控えましょう。ブルーライトは睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を妨げてしまいます。寝室の環境も大切で、暗く静かで、快適な温度に保つことを心がけてください。
体内時計の乱れは、自律神経失調症を悪化させる大きな要因になります。平日は早起きして仕事に行くのに、休日は昼過ぎまで寝ているといった生活パターンは、体内時計をリセットしてしまうんです。
食事の時間がバラバラなのも問題です。朝食を抜いたり、夜遅い時間に食事をとったりすると、消化器官のリズムが乱れて自律神経にも影響が出ます。できるだけ毎日決まった時間に三食しっかり食べることが、症状改善につながっていきます。


仕事の都合で夜勤があったり、シフト勤務で生活リズムが不規則になってしまう方もいらっしゃいますよね。そういった場合は、できる範囲で睡眠時間を確保し、休日も平日と同じようなリズムで過ごすよう意識してみてください。
ストレスは自律神経失調症の最大の敵といっても過言ではありません。慢性的なストレス状態が続くと、交感神経が常に緊張状態になり、副交感神経への切り替えができなくなってしまいます。
仕事での人間関係や家庭の問題など、ストレスの原因は人それぞれです。完全にストレスをなくすことは難しいかもしれませんが、ストレスとの付き合い方を変えることはできます。一日の終わりに深呼吸をしたり、好きな音楽を聴いたり、自分なりのリラックス方法を見つけることが大切です。
悩みや不安を一人で抱え込まないことも重要です。信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。日記に書き出すのも効果的な方法ですよ。
実は腸と自律神経には深い関係があることをご存知ですか。腸内環境の善し悪しは、自律神経のバランスを崩すことに大きな影響力を持っています。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、脳と腸は自律神経やホルモンを介して常に情報をやり取りしているんです。
この仕組みは脳腸相関と呼ばれています。ストレスを受けると腸の調子が悪くなるのも、逆に腸内環境が悪化すると気分が沈んだりイライラしたりするのも、この脳腸相関が関係しているんですね。腸内環境が乱れると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの生成も減少してしまいます。


腸内環境を整えるには、善玉菌を増やすことが大切です。ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品を積極的に摂りましょう。また、食物繊維も腸内細菌のエサになりますので、野菜や海藻類、きのこ類も意識して食べるようにしてください。
食事の内容も自律神経のバランスに大きく影響します。特に気をつけてほしいのが、糖質の過剰摂取です。菓子パンやスナック菓子、インスタント食品などは、血糖値を急激に上昇させ、その後急降下させることで自律神経を乱してしまいます。
朝食を抜く習慣も避けたいところです。朝食は一日のエネルギー源であり、体内時計をリセットする役割もあります。忙しくても、バナナやヨーグルトなど簡単なものでいいので、何か口にする習慣をつけましょう。
食事の内容だけでなく、食べ方も実は重要なポイントなんです。消化器に負担をかけないためには、食べたものを30回ほど噛んでから飲み込むことが大切になります。早食いや噛まずに飲み込む習慣は、胃腸に大きな負担をかけてしまうんです。


よく噛むことで唾液がたくさん分泌され、消化酵素が食べ物と混ざり合います。これにより胃腸での消化がスムーズになり、消化器官への負担が軽減されるんですね。また、ゆっくり噛んで食べることで副交感神経が優位になり、リラックス効果も得られます。
一口30回を目安に、ゆっくりと味わいながら食事をする習慣をつけましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、意識的に続けることで自然とできるようになります。食事の時間を大切にすることが、自律神経を整える第一歩になりますよ。
カフェインを含むコーヒーや紅茶、緑茶は、交感神経を刺激して興奮状態を引き起こします。朝の一杯は問題ありませんが、夕方以降は控えるようにしましょう。どうしても飲みたい場合は、カフェインレスのものを選ぶといいですね。
アルコールも注意が必要です。お酒を飲むとリラックスできると思いがちですが、実は睡眠の質を低下させ、自律神経のバランスを崩す原因になります。晩酌が習慣になっている方は、量を減らすか、休肝日を設けることをおすすめします。
トランス脂肪酸を多く含む食品も避けたいところです。マーガリンやショートニングを使った菓子類、インスタントラーメン、ファーストフードなどは、できるだけ控えめにしましょう。外食や加工食品に頼りすぎず、自炊を心がけることで栄養バランスも整いやすくなります。
自律神経を整えるためには、ビタミンB群やビタミンC、マグネシウムなどの栄養素が重要です。豚肉や魚、卵、大豆製品にはビタミンB群が豊富に含まれています。野菜や果物からはビタミンCを、ナッツ類や海藻類からはマグネシウムを摂取できます。
トリプトファンという成分も見逃せません。これは幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの原料になり、夜にはメラトニンに変わって睡眠を促します。バナナや乳製品、大豆製品に多く含まれていますので、意識して食事に取り入れてみてください。
デスクワークが中心で、ほとんど体を動かさない生活を送っていませんか。運動不足は血行不良を招き、筋肉が硬くなることで自律神経の働きも悪くなってしまいます。
激しい運動をする必要はありません。ウォーキングやストレッチなど、軽めの運動を習慣にするだけで十分効果があります。特に朝の散歩は、日光を浴びることで体内時計もリセットされ、一石二鳥なんです。


ヨガや太極拳のようなゆったりとした動きの運動も、副交感神経を優位にする効果があっておすすめです。無理のない範囲で、楽しく続けられる運動を見つけてくださいね。
先ほども少し触れましたが、アルコールやタバコは自律神経に大きな負担をかけます。ストレス解消のために飲酒や喫煙をしている方も多いかもしれませんが、実はそれが症状を悪化させている可能性があるんです。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血行を悪くします。また、交感神経を刺激して興奮状態を作り出すため、自律神経のバランスを崩す原因になります。禁煙は簡単ではありませんが、少しずつ本数を減らしていくことから始めてみましょう。
お酒については、適量であれば問題ありませんが、毎日飲む習慣がある方や、一度に大量に飲む方は要注意です。週に2〜3日は休肝日を設け、飲む量もほどほどにすることを心がけてください。
自律神経失調症の方は、真面目で几帳面な性格の方が多い傾向があります。物事を深く考えすぎたり、小さなことでも心配したりすることで、常に交感神経が優位な状態が続いてしまうんです。
不安や悩みを抱え込むのではなく、紙に書き出して整理してみましょう。頭の中でぐるぐる考えているよりも、文字にすることで客観的に見られるようになります。また、ポジティブな言葉を意識的に使うことも効果的です。


完璧主義をやめることも大切です。すべてを完璧にこなそうとすると、できなかった時に自分を責めてしまいますよね。70点くらいでも十分という気持ちを持つことで、心の負担が軽くなります。
生活習慣の改善と合わせて、体のバランスを整えることも重要です。当院では、骨格の歪みや筋肉の緊張を調整することで、自律神経の働きを正常化するアプローチを行っています。
特に首や背骨の歪みは、自律神経の中枢に直接影響を与えます。長年の臨床経験から、体の土台を整えることで症状が改善される方を数多く見てきました。薬に頼らずに体質改善を目指したい方には、整体という選択肢があることを知っていただきたいです。


自律神経失調症は、一朝一夕に治るものではありません。でも、日々の生活習慣を少しずつ見直していくことで、必ず改善の道は開けます。特に食事の際によく噛むことや腸内環境を整えることは、今日からでも始められる簡単な方法です。
一人で悩まず、まずは専門家に相談してみてください。当院でも、あなたの症状に合わせた施術とアドバイスを提供させていただきます。いつでもお気軽にご相談くださいね。