
院長:小林お気軽にご相談ください!


「このめまい、放っておいたら自然に治るのかな」と思いながら、何日も不安を抱えていませんか。突然やってきたふわふわ感やグルグル感に戸惑いながら、病院に行くべきかどうか決めかねている方はとても多いです。
今回は、めまいが続いているときに「様子見でいいのか・受診すべきなのか」の判断基準を、整体師の視点からわかりやすくお伝えします。
脳の病気かもしれないという不安、でも仕事や家事を休むほどでもないかもという気持ち、その両方が頭の中でぐるぐるしている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。


めまいで来院される方のほとんどが「しばらく様子を見ていたけど良くならなくて…」とおっしゃいます。不安を抱えたまま過ごす時間はとてももったいない。今日この記事が、あなたの判断の一助になれば嬉しいです
めまいといっても、その種類や原因はひとつではありません。グルグルと回る感覚のもの、ふわふわと地に足がつかない感覚のもの、立ち上がった瞬間に起きるものなど、同じ「めまい」でも体の中で起きていることはまったく異なります。大切なのは、今あなたが感じているめまいがどのタイプで、どんな状況で起きているかを把握することです。
様子見で問題のないめまいと、すぐに対処が必要なめまいでは、対応がまったく変わってきます。まずは焦らず、自分の症状を少し落ち着いて観察してみましょう。
めまいは大きく分けて3種類あります。それぞれに特徴があるため、自分の症状がどれに当てはまるかチェックしてみてください。


このうち最も多いのが回転性めまいで、特に「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」と呼ばれるものです。寝返りや頭の動きで急にグルグルが始まるのが特徴で、耳の中の「耳石」という小さな粒がずれることで起きます。命に関わるものではありませんが、放っておくとなかなか改善しないこともあります。
めまいが起きたとき、多くの方が「しばらく寝ていれば治るかも」と考えます。それが正解のこともありますが、中には早めに対処しなければいけないケースも確かにあります。どちらに当てはまるかを見極めることが、何より大切です。ここでは判断の目安を整理しています。
次のような症状がめまいと同時に出ている場合は、脳血管疾患(脳卒中・脳梗塞など)の可能性があります。時間との戦いになるため、ためらわず救急車を呼んでください。
これらは「危険なめまい」のサインです。めまい単体だったとしても、これらが一つでも伴っていれば、すぐに医療機関に連絡することを最優先にしてください。
緊急ではないけれど、放置するのは望ましくない状態もあります。以下に当てはまる方は、早めに受診することをおすすめします。
特に1週間以上めまいが続く場合は、様子見の段階を超えています。良性のめまいであれば多くは数日〜2週間以内に落ち着いてくることが多いため、それを超えて続くようであれば何らかの原因が残っている可能性があります。
次のような場合は、すぐに受診せず1〜3日ほど自宅で安静にしながら経過を見ることも選択肢になります。
ただしこの場合も、症状が改善しない・悪化するようであれば迷わず受診することが大切です。「しばらく様子を見ていいか」の判断は、あくまでもこれらの条件が揃っているときだけです。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、適切な頭位運動療法(エプリー法など)を行うか、安静にしていれば2週間〜1ヶ月ほどで自然に改善するケースが多いとされています。しかし「自然に治った」という経験が積み重なると、次に同じめまいが起きたときも「また様子を見ればいい」と判断してしまいがちです。これが最も怖いパターンです。
めまいには、一見似ていても原因がまったく異なるものがあります。毎回「同じような感覚だから大丈夫」と思っていると、実は少しずつ異なるタイプのめまいに変化していても気づけないことがあります。繰り返すめまいは、体が出しているサインかもしれません。
当院に来られるめまいの患者さんの中に多いのが、自律神経の乱れが根本にあるタイプです。内耳や脳に特別な異常がないにもかかわらず、ふわふわ感やふらつき、頭が重い感じが続く。病院で「異常なし」と言われてしまい、途方に暮れてご来院される方も少なくありません。
自律神経が乱れると、血流のコントロールが乱れ、内耳や脳への血液の流れが不安定になります。その結果として、めまいや立ちくらみ、ふらつきが慢性的に続くことがあります。ストレスや睡眠不足、姿勢の崩れ、首・肩まわりの筋緊張なども、こうした状態を悪化させる要因になります。
長時間のデスクワークやスマートフォンの使いすぎで首や肩が慢性的に凝り固まっていると、頚部の血管が圧迫されて脳や内耳への血流が低下することがあります。これが「頚性めまい」と呼ばれる状態で、特に40〜60代の女性に多く見られます。


こうしたタイプのめまいは、首・肩まわりの筋緊張を解消し、自律神経のバランスを整えることで改善が期待できます。病院の検査で原因が見つからなかったという方は、身体全体のバランスという視点で見直すことが大切です。
めまいが起きたときの対処として、まず安全な場所で横になることが基本です。それだけでなく、回復を早めたり悪化を防いだりするために、日常生活の中でできることがいくつかあります。病院に行くかどうか判断しながら、並行して実践してみてください。
急にめまいを感じたら、まず安全な場所で静かに横になりましょう。転倒やケガを防ぐことが最優先です。目を閉じて、深くゆっくりと呼吸することで、自律神経が落ち着きやすくなります。水分が不足しているときもめまいが起きやすいため、こまめな水分補給も忘れずに。
頭を動かすたびにめまいが起きる場合は、頭の位置をゆっくり変えながら、どの向きで症状が出やすいかを確認しておくと、受診時の情報として役立ちます。いつ・どんな状況で・どのくらいの時間・どんな症状が出たかをメモしておくと、医師への説明もスムーズです。
めまいが続いているとき、無意識に行動を制限しすぎてしまう方もいれば、逆に無理をしすぎてしまう方もいます。どちらも症状の回復を遅らせることがあります。大切なのは「無理をしない」と「動けるときはゆっくり動く」のバランスです。
めまいで受診しようと思っても、「耳鼻科?内科?脳神経外科?」と迷ってしまう方はとても多いです。受診先の目安を知っておくと、いざというときにスムーズに動けます。
| 症状のポイント | まず受診するところ |
|---|---|
| 耳鳴り・難聴・耳の閉塞感を伴う | 耳鼻咽喉科 |
| 頭痛・しびれ・ろれつの乱れを伴う | 脳神経外科・脳神経内科 |
| 立ちくらみ・動悸・疲れやすさを伴う | 内科 |
| 検査で異常なしと言われたが改善しない | 自律神経専門の整体院・治療院 |
耳の症状を伴う場合はまず耳鼻科が基本です。脳の症状が疑われる場合は脳神経外科へ。どちらでもないけれど改善しないという場合、自律神経や身体のバランスを専門に診る治療院への相談も、有効な選択肢のひとつです。
「整体でめまいが良くなるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、骨折や脳の疾患は整体の対象外です。しかし、自律神経の乱れや首・肩の筋緊張、骨格の歪みからくるめまいに対しては、整体による改善が見込めるケースが多くあります。


当院では、開院以来20年以上にわたって、病院で「異常なし」と言われたにもかかわらずめまいが続くという患者さんに数多くご来院いただいてきました。そのご経験から断言できるのは、めまいの原因はひとつではないということです。
まず5種類の独自検査で、今あなたの身体に何が起きているかを丁寧に確認します。骨格の歪み・筋緊張の状態・自律神経のバランス・内臓の状態まで、複合的に見ていきます。めまいの原因を取り違えたまま施術を進めても改善につながらないため、検査は何より重要と考えています。
施術は問診から最後まで院長である私が一貫して担当します。一回ごとに担当者が変わって毎回説明し直すようなことはありません。身体の小さな変化を見逃さないために、一貫性のある診察が改善への近道だと考えています。
こうした方々が当院でしっかりと検査を受け、原因を特定した上で施術を受けることで、日常生活を取り戻されています。
最後に、私からお伝えしたいことがあります。めまいは確かに、軽いものであれば自然に落ち着くことがあります。でも「またあのめまいが来るかもしれない」という不安を抱えながら毎日過ごすのは、決して心地よいことではありませんよね。
不安を抱えたまま過ごす時間は、自律神経にとってもマイナスです。心配が続けばストレスになり、それがまためまいを引き起こすという悪循環につながることもあります。様子見には限度があります。


「このくらいで受診するのは大げさかな」と思う必要はありません。気になることがあれば、ひとりで抱え込まずにまず相談してください。当院では、めまいの原因が何かを一緒に探ることからスタートします。あなたの身体に合った方法で、根本からアプローチしていきます。どうぞ遠慮なくお声がけください。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院院長 小林誠

