
 院長:小林
院長:小林お気軽にご相談ください!
こんにちは、こばやし整体院の小林誠です。最近、患者さんから「朝起きると首や肩が痛い」「なかなか疲れが取れない」というお悩みをよく伺います。実は、こうした症状の原因の多くが、毎晩使っている枕にあることをご存知でしょうか。


首こり・肩こりでお困りの方の多くが、ご自身に合わない枕を使い続けているのが現実です。睡眠は人生の3分の1を占める大切な時間ですから、その質を決める枕選びは本当に重要なんです。良い睡眠を目指すなら、水枕のようなストレスのかからないものを選ぶことも大切なポイントの一つです。


20年以上の臨床経験から、枕を変えるだけで症状が劇的に改善された患者さんを数多く見てきました
整体師として多くの患者さんを診てきた経験から申し上げると、枕選びは治療と同じくらい重要な要素だと考えています。なぜなら、私たちは一晩に約8時間もの長時間、同じ姿勢を保ち続けるからです。この間に首や肩に負担をかけ続けてしまうと、日中の生活にまで影響が及んでしまいます。
特にデスクワークが中心の現代人は、日中も前かがみの姿勢で首や肩に負担をかけているため、睡眠中くらいは首や肩をしっかりと休ませてあげる必要があります。適切な枕を使うことで、睡眠中に首や肩の筋肉がリラックスし、血流が改善されて疲労回復が促進されるのです。
逆に合わない枕を使い続けると、睡眠中も首や肩の筋肉が緊張し続け、朝起きた時にはすでに疲れている状態になってしまいます。これでは質の良い睡眠とは言えませんし、日中のパフォーマンスにも悪影響を与えてしまうのです。
枕選びで最も大切なのは、ご自身の体型や年代に合ったものを選ぶことです。一般的な枕選びの情報では見落とされがちですが、実は年代や体型によって理想的な枕の特徴は大きく異なります。私の治療院でも、患者さんの体型や生活スタイルを詳しくお聞きした上で、最適な枕のアドバイスをさせていただいています。
30代後半の女性の方によく見られるのが、デスクワークによる慢性的な首こり・肩こりです。特に事務職で長時間パソコン作業をされている方は、日中に前かがみの姿勢を続けているため、首の自然なカーブが失われがちです。
このような方には、首のカーブをサポートする形状の枕をおすすめしています。高さは低めから標準程度で、仰向けに寝た時に首と敷布団の間に隙間ができないものが理想的です。素材は低反発ウレタンや、程よい弾力のあるポリエステル綿が適しています。
また、家事や育児で忙しい30代女性の方には、お手入れが簡単で清潔に保てる素材を選ぶことも大切なポイントです。暑い季節には、水枕のような体温調整ができるタイプも検討してみてください。
40代の男性の方でよく見られるのが、体格がしっかりしているため市販の枕では高さが足りないというケースです。特に営業職で外回りが多い方は、ストレスや疲労が蓄積しやすく、質の良い睡眠が何より重要になります。
がっしりした体型の男性には、標準よりも高めの枕で、横向きに寝た時に肩と耳のラインが一直線になる高さのものをおすすめします。また、いびきが気になる方には、気道を確保しやすい適度な高さの枕が効果的です。
素材は高反発のものや、しっかりとした支持力のあるファイバー素材が適しています。耐久性も重要な要素ですので、長期間使用できる品質の良いものを選ぶことをおすすめします。
看護師など夜勤のある職業の20代女性の方は、不規則な睡眠リズムを少しでも改善するために、睡眠環境を整えることが特に重要です。一般的に細身の方が多いため、低めの枕が適していることが多いのですが、横向きで寝ることが多い方は注意が必要です。
このような方には、高さ調整ができるタイプの枕をおすすめしています。中材を調整できるものや、複数の高さから選べるものを使って、ご自身に最適な高さを見つけていただくのがベストです。
また、予算を抑えたい方には、コストパフォーマンスの良いポリエステル綿やマイクロファイバー素材の枕が適しています。
最近の研究で、水枕の効果が科学的に証明されています。広島大学の研究では、冷却枕を使用することで入眠時間が平均19分24秒から8分54秒に短縮されたという結果が報告されています。これは、頭部を適度に冷やすことで深部体温が下がり、自然な眠りに入りやすくなるためです。
水枕の最大のメリットは、頭や首の形状に自然にフィットすることです。水の流動性により、どんな寝姿勢にも柔軟に対応し、首や肩への負担を最小限に抑えてくれます。また、適度な冷却効果により副交感神経が優位になり、リラックス状態を促進します。
ただし、水枕を使用する際は適切な温度管理が重要です。冷やしすぎると血流が悪くなり、かえって肩こりや頭痛の原因となる場合があります。室温よりも少し低い程度の温度設定で使用することをおすすめします。
枕選びで最も重要なのが高さと形状です。多くの方が見落としがちですが、仰向けで寝る方と横向きで寝る方では、理想的な枕の特徴が大きく異なります。整体師として患者さんの寝姿勢を詳しく分析してきた経験から、それぞれに最適な枕の特徴をお伝えします。
仰向けで寝ることが多い方は、首の自然なS字カーブを保てる高さの枕が必要です。立っている時の首のカーブが、仰向けに寝た時にも維持できるのが理想的です。高すぎると首が前に突き出され、低すぎると首が後ろに反ってしまいます。
横向きで寝る方は、肩幅分の高さが必要になります。

