あがり症

あがり症とは

あがり症は、人前で話をしたり注目を浴びたりする場面で過度な緊張や不安を感じてしまう状態です。単なる緊張とは異なり、心拍数の増加、発汗、手足の震え、声の震え、顔の赤面などの身体症状が強く現れます。これらの症状が日常生活や仕事に支障をきたすほど強い場合、医学的には「社交不安障害」と診断されることもあります。

世界的な有病率は3～13％とされており、日本においても約300万人から1,300万人の方が何らかの形でこの症状に悩んでいると推定されます。発症のピークは8～15歳の学童期で、平均発症年齢は15.5歳という報告があります。25歳までにほぼ発症し、それ以降の発症は少なくなる傾向があります。

あがり症を放置すると、人前に出る機会を避けるようになり、キャリアアップの機会を逃してしまう可能性があります。重要な会議や発表を回避することで、職場での評価が下がり、昇進や転職に悪影響を与えることもあります。

さらに症状が進行すると、日常的な電話対応や同僚との会話でも強い不安を感じるようになります。社会生活全般に支障をきたすリスクが高まり、最終的にはうつ症状を併発したり、仕事を続けることが困難になったりする場合もあります。

最悪の場合、人との関わりを極度に避けるようになり、引きこもりがちになることもあります。また慢性化したストレスによる身体的な不調や、自信の完全な喪失により、人生の選択肢が大幅に制限されてしまうことも少なくありません。

大切な人生の機会を自ら手放してしまう前に、適切な対処を行うことが重要です。

あがり症の原因

開院以来、当院にはあがり症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、あがり症の原因はひとつではないということです。

あがり症の原因として次のものが挙げられます。

あがり症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の乱れや筋肉の緊張、心理的な悪循環などが発生し、あがり症の症状が現れます。それは人によって違い、単に心理的なアプローチだけでは、全ての問題は解決できません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。あがり症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

あがり症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な解決にはならず、薬の効果が切れると症状が戻ってしまいます。また、眠気や集中力の低下などの副作用が現れることがあり、長期服用による依存のリスクも考慮する必要があります。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。また、患者自身の積極的な取り組みが不可欠で、治療者との相性によって効果に差が出ることもあります。根本的な身体の問題が解決されていない場合、心理的なアプローチだけでは限界があります。

暴露療法

治療過程で一時的に症状が悪化することがあり、精神的な負担が大きくなる場合があります。また、適切な段階設定と専門家の指導が必要で、自己流で行うと逆効果になるリスクがあります。身体の緊張状態が改善されていない状態では、いくら練習しても根本的な改善には至りません。

あがり症を改善するために

まずはあなたのあがり症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、あがり症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。あがり症でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

あがり症には、現在の身体と心の状態を正確に把握することが最も重要です。自律神経の状態だけでなく、筋肉の緊張度や内臓の働きなども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。あがり症は自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

あがり症のQ＆A

あがり症は自然に治りますか？

残念ながら、あがり症は自然治癒することは稀です。適切な治療や訓練なしに症状が改善することは少なく、むしろ放置することで症状が悪化する可能性があります。早期の適切な対処が重要です。

あがり症の人がやってはいけないことは？

カフェインの過剰摂取や睡眠不足は症状を悪化させます。また、人前に出る機会を完全に避け続けることは、長期的には症状の改善を妨げる要因となります。適度な挑戦も必要です。

あがり症と社交不安障害の違いは何ですか？

あがり症は一般的な用語で、社交不安障害は医学的な診断名です。症状の程度が日常生活に支障をきたすレベルになると、社交不安障害と診断されることがあります。

あがり症は完治しますか？

完治は困難ですが、適切な治療により症状を大幅に改善することは可能です。多くの方が日常生活に支障のないレベルまで症状をコントロールできています。諦めずに取り組むことが大切です。

あがり症の症状が出やすい時期はありますか？

春の人事異動や新年度、昇進や転職など環境の変化が多い時期に症状が悪化しやすい傾向があります。また、疲労やストレスが蓄積している時期も要注意です。

あがり症の人に向いている仕事はありますか？

人前で話す機会が少ない研究職や技術職、在宅ワークなどが向いているとされますが、症状を改善することで選択肢を広げることが重要です。制限を設けず、可能性を広げていきましょう。

あがり症で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、あがり症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

あがり症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。