外反母趾

外反母趾とは

外反母趾とは、足の親指が小指側へ曲がり、第一中足骨が内側に突出する変形のことを指します。医学的には母趾外反症と呼ばれています。多くの女性が経験する症状であり、変形の程度は人によって大きく異なります。

厚生労働省の調査によると、日本の成人女性の約25%が外反母趾を抱えていると報告されています。特に40代以降の女性に多く見られ、現代女性の生活の質に大きく影響する重要な健康課題です。

外反母趾には軽度から重度までの段階があります。軽度では見た目の変化のみですが、重度になると激しい痛みを伴い、歩行困難になることもあります。変形が進むと他の指にも影響し、足全体のバランスを崩す原因となります。

外反母趾を放置すると、症状は徐々に悪化し、慢性化する恐れがあります。慢性的な痛みは日常生活や仕事に支障をきたすだけでなく、姿勢の悪化や膝・腰への負担増加にもつながります。早期に適切な対処を行うことが重要です。

外反母趾を我慢し続けると、見た目の問題だからと軽視してしまいがちですが、放置することで様々な問題が生じる可能性があります。

変形が進行すると、親指の付け根に痛みを伴う炎症（有痛性外反母趾）が起こり、歩行時の痛みが増加します。これにより歩き方が変わり、足全体のバランスが崩れていきます。その結果、足の裏にタコやウオノメができやすくなり、さらに痛みが増すという悪循環に陥ります。

足のバランスが崩れると、膝や股関節、腰への負担が増加します。これにより膝痛や腰痛など二次的な症状を引き起こすことがあります。また、歩行時の痛みを避けるための不自然な歩き方は、全身の筋肉バランスを崩し、姿勢の悪化につながります。

さらに、痛みによる活動量の減少は、筋力低下や体重増加を招き、症状をさらに悪化させる要因となります。早い段階で適切な対処をすることで、このような悪循環を防ぐことができます。

外反母趾の原因

開院以来、当院には外反母趾でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、外反母趾の原因はひとつではないということです。

外反母趾の原因として次のものが挙げられます。

外反母趾は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、足の骨格バランスが崩れ、筋肉や靭帯に過度の緊張が生じます。その結果、親指が徐々に外側へ傾き、第一中足骨頭が内側に突出するという変形が進行していきます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。外反母趾は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

外反母趾への対応として、次のようなものが一般的です。

装具療法

一時的な対症療法に過ぎず、根本的な原因解決にはなりません。既製品は個人の足の形に合わないことも多く、かえって痛みを増すこともあります。また、常に装着する必要があり、特に夏場は蒸れて不快感を生じることがあります。

薬物療法

一時的な効果しか期待できず、副作用のリスクもあります。消炎鎮痛剤の長期使用は胃腸障害や肝機能障害などの副作用が生じることがあります。また、痛みを抑えるだけで変形自体は改善しないため、根本的な解決にはなりません。

手術療法

侵襲的な処置であり、術後の回復に時間がかかります。また、手術後も適切なケアがなければ再発するリスクがあります。手術によっては関節の可動域が制限されたり、別の部位に負担がかかるようになったりする可能性もあります。

外反母趾を改善するために

まずはあなたの外反母趾の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、外反母趾の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。外反母趾でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

外反母趾の改善には足部だけでなく、姿勢や歩行パターン、全身のバランスも重要です。足の変形が膝や腰に影響を与え、それが姿勢を通じて全身に波及することもあります。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。外反母趾は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

外反母趾のQ＆A

外反母趾は自然に治りますか？

残念ながら、一度変形した外反母趾が自然に元に戻ることはほとんどありません。しかし、適切なケアや施術によって症状の進行を抑え、痛みを軽減することは可能です。特に初期段階であれば、足の筋バランスを整えることで見た目の改善も期待できます。

手術しか治療法はないのですか？

必ずしも手術が唯一の選択肢ではありません。特に軽度から中等度の外反母趾であれば、適切な整体施術や足のエクササイズ、生活習慣の改善などで症状を管理することが可能です。当院では手術に頼らない自然な改善方法をご提案しています。

外反母趾に良い靴はありますか？

つま先が広く、足指が自然に広がる余裕のある靴が適しています。また、アーチサポートがしっかりしており、かかとが安定する靴を選ぶことが重要です。ハイヒールや先の尖った靴は避け、足に合ったサイズの靴を選ぶようにしましょう。

外反母趾は遺伝しますか？

足の形状や関節の柔軟性には遺伝的要素があり、外反母趾になりやすい体質が遺伝することはあります。しかし、適切な靴選びや足のケア、歩き方の改善などで予防や進行抑制は可能です。家族に外反母趾の方がいる場合は、早めの予防対策が重要です。

どのような運動が効果的ですか？

足指の屈伸運動や足のアーチを支える筋肉を強化するエクササイズが効果的です。例えば、タオルギャザー（足指でタオルを引き寄せる運動）や足指じゃんけんなどがあります。ただし、個人の状態によって適切な運動は異なりますので、専門家の指導を受けることをお勧めします。

外反母趾で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、外反母趾と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

外反母趾は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。