肩甲骨の痛み

肩甲骨の痛みとは

肩甲骨の痛みとは、背中にある三角形の骨である肩甲骨とその周辺に生じる痛みや不快感のことです。肩甲骨の内側、外側、上部、下部のいずれの部位にも現れる可能性があり、鈍痛から鋭い痛みまで様々な強さで現れます。

厚生労働省の平成22年国民生活基礎調査によると、肩こりは女性の自覚症状第1位、男性では第2位となっており、肩甲骨周辺の痛みを含む肩の症状で悩む人は非常に多いことがわかります。特に女性では人口千人当たり355.1人が何らかの自覚症状を持ち、その多くが肩こりや肩甲骨周辺の痛みに関連しています。

現代のデスクワーク中心の生活様式により、この数値は増加傾向にあると考えられます。筋肉の緊張、姿勢の悪化、神経の圧迫、時には内臓の病気が原因となることもあり、日常生活に大きな支障をきたす症状です。

肩甲骨の痛みを放置すると、まず慢性化により姿勢がさらに悪化し、痛みをかばうような不自然な体勢を取り続けることで全身のバランスが崩れます。その結果、首こりや腰痛など他の部位にも痛みが広がり、複数の症状を同時に抱えるリスクが高まります。

また、筋肉の緊張が続くことで睡眠の質が低下し、疲労が抜けにくい状態になります。慢性的な痛みは自律神経のバランスを崩し、ストレスが蓄積することで精神的な負担も増大させます。

最悪の場合、肩関節の可動域が制限される「凍結肩」状態になったり、神経圧迫による手足のしびれや筋力低下を引き起こす可能性があります。早い段階で適切な対処をしていくことが必要です。

肩甲骨の痛みの原因

開院以来、当院には肩甲骨の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肩甲骨の痛みの原因はひとつではないということです。

肩甲骨の痛みの原因として次のものが挙げられます。

肩甲骨の痛みは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肩甲骨周辺の筋肉が硬直し関節の可動域が低下すると、末梢神経や血流が滞るなど機能低下が起こります。その結果、僧帽筋や肩甲挙筋に炎症が起きたり特定の筋肉に負担がかかり続けることになり、慢性的な肩甲骨の痛みへと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肩甲骨の痛みは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩甲骨の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛み止めは一時的な症状緩和にとどまり、根本的な原因解決には至りません。また長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

運動療法

間違った方法で行うと症状が悪化する可能性があります。継続的な努力が必要で、正しい指導なしに自己流で行うと効果が得られないばかりか、かえって痛みを増強させることもあります。

物理療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。また症状によっては効果が限定的な場合があります。電気治療や温熱療法は効果に個人差があり、強い筋拘縮や代謝の悪い方には効果が見られないことも珍しくありません。

肩甲骨の痛みを改善するために

まずはあなたの肩甲骨の痛みの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肩甲骨の痛みの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

肩甲骨の痛みは肩甲骨だけの問題ではなく、首や背骨、骨盤の歪みが影響していることも多くあります。また、内臓の疲労や自律神経の乱れが反射的に肩甲骨周辺に現れることもあるため、全身を総合的に診ることが重要です。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。肩甲骨の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩甲骨の痛みの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。肩甲骨だけでなく、首や背中、骨盤などの検査も重要と考えています。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。肩甲骨の痛みは神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

肩甲骨の痛みのQ＆A

肩甲骨の痛みは自然に治りますか？

軽度の筋肉疲労による痛みは適切な休息で改善することもありますが、慢性化した痛みや根本原因が解決されていない場合は自然治癒は困難です。早期の適切な対処が重要です。

肩甲骨の痛みがある人がやってはいけないことは？

急性期の強い痛みがある時の無理なストレッチやマッサージ、長時間の同一姿勢、重い物の持ち上げは避けてください。痛みを我慢して動作を続けることも症状悪化につながります。

肩甲骨の痛みと肩こりの違いは何ですか？

肩こりは主に筋肉疲労による鈍い痛みですが、肩甲骨の痛みは動作時の鋭い痛みや夜間痛を伴うことが多く、神経や関節の問題が関与している可能性があります。

肩甲骨の痛みが内臓の病気のサインということはありますか？

はい、胆石や胆のう炎、心疾患、膵炎などの内臓疾患により肩甲骨に関連痛が現れることがあります。突然の激しい痛みや他の症状を伴う場合は早急な医療機関受診が必要です。

マッサージで肩甲骨の痛みは改善しますか？

一時的な緩和効果はありますが、根本的な原因が解決されていなければ再発します。表面的な筋肉をほぐすだけでは、深部の問題や骨格の歪みは改善されません。原因に応じた総合的なアプローチが必要です。

肩甲骨の痛みに良い運動はありますか？

適切な運動は改善に効果的ですが、痛みがある状態での無理な運動は症状を悪化させる可能性があります。まずは痛みの原因を特定し、その人に合った運動方法を専門家の指導のもとで行うことが重要です。

整体で肩甲骨の痛みは本当に改善しますか？

はい、多くの方が整体施術によって肩甲骨の痛みの改善を実感されています。特に筋肉の緊張や骨格の歪みが原因となっている場合は、整体による調整で血流が改善し、痛みが軽減することが期待できます。

肩甲骨の痛みで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、肩甲骨の痛みと非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩甲骨の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。