胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群とは、首から腕にかけて走る神経や血管が、鎖骨と第一肋骨の間の狭い空間（胸郭出口）で圧迫されることによって起こる症状の総称です。医学的には神経や血管の圧迫症状として知られています。

この症状は比較的見過ごされがちですが、実は多くの方が経験しています。特にデスクワークが多い現代社会では増加傾向にあり、30代から50代の女性に多く見られます。

胸郭出口症候群の主な症状は、腕や手のしびれ、痛み、冷感、脱力感などです。特に腕を上げた姿勢を長時間続けたり、首を前に突き出した姿勢でいると症状が悪化します。

症状の程度は人によって大きく異なり、軽度の不快感から日常生活に支障をきたすほどの強い痛みやしびれまで様々です。多くの場合、症状は徐々に進行し、放置すると慢性化する恐れがあります。

胸郭出口症候群を放置すると、初期は軽いしびれや痛みだったものが、次第に強くなり、持続時間も長くなっていきます。

慢性化した症状は、手先の細かい作業が困難になり、パソコン操作や料理、裁縫などの日常動作に支障が出始めます。物を落としやすくなったり、握力が低下したりすることもあります。

さらに進行すると、腕や手の筋肉が萎縮し、力が入りにくくなることもあります。これにより仕事の効率が落ち、場合によっては職業選択にも影響を及ぼす可能性があります。

また、慢性的な痛みやしびれによる睡眠障害も起こりやすくなります。夜間に症状が悪化して目が覚めることで、睡眠の質が低下し、日中の疲労感や集中力の低下につながります。

精神的な面でも影響は大きく、常に痛みやしびれを感じることでストレスや不安が増大し、うつ状態に陥るリスクも高まります。早期に適切な対処を行うことが、こうした悪循環を防ぐ鍵となります。

胸郭出口症候群の原因

開院以来、当院には胸郭出口症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、胸郭出口症候群の原因はひとつではないということです。

胸郭出口症候群の原因として次のものが挙げられます。

胸郭出口症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、神経や血管が通る胸郭出口の空間が狭くなり、そこを通過する神経や血管が圧迫されます。その結果、腕や手にしびれや痛みが生じ、慢性的な症状へと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。胸郭出口症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

胸郭出口症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な効果しか期待できず、副作用のリスクもあります。胃腸障害や肝機能障害などの副作用が生じることがあり、長期使用は避けるべきです。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

物理療法

一時的な緩和にはなりますが、根本的な原因解決にはなりません。効果には個人差があり、重度の胸郭出口症候群には効果が限定的です。

運動療法

正しい方法を知らないと効果が得られないばかりか、かえって状態を悪化させることもあります。間違った運動療法をすることにより、筋肉の緊張が増し、神経や血管の圧迫がさらに強まる可能性があります。専門家の指導のもとで行う必要があります。

胸郭出口症候群を改善するために

まずはあなたの胸郭出口症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、胸郭出口症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。胸郭出口症候群でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

胸郭出口症候群の改善には首や肩だけでなく、頭蓋骨や胸郭、肩甲骨の状態も重要です。これらの部位の歪みや動きの制限が神経や血管の圧迫に影響を与えていることが多いからです。

だからこそ当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。胸郭出口症候群は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

胸郭出口症候群のQ＆A

胸郭出口症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は姿勢の改善や生活習慣の見直しで症状が軽減することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。特に慢性化した症状は自然治癒が難しく、専門的なアプローチが求められます。放置すると症状が悪化する可能性が高いため、早めの対処をお勧めします。

手術は必要ですか？

多くの胸郭出口症候群は保存的治療（非手術的治療）で改善が見込めます。当院の整体施術でも多くの方が症状の改善を実感されています。手術が検討されるのは、保存的治療で効果が見られない重度の場合や、明らかな解剖学的異常がある場合に限られます。まずは非侵襲的な治療法を試すことをお勧めします。

どのような生活習慣に気をつければよいですか？

姿勢の改善が最も重要です。特に首を前に突き出す姿勢や肩を内側に巻き込む姿勢は避けましょう。デスクワークの際は定期的に休憩を取り、首や肩のストレッチを行うことも効果的です。また、睡眠時の姿勢にも注意し、高すぎる枕や腕を上げた姿勢での就寝は避けるようにしましょう。

症状が出ているときはどうすればいいですか？

急性の症状がある場合は、まず安静にして症状を悪化させる姿勢や動作を避けてください。温めることで血流が改善し、症状が和らぐことがあります。ただし、これらは一時的な対処法であり、根本的な改善には専門的な施術が必要です。繰り返す症状や強い痛みがある場合は、早めに当院にご相談ください。

パソコン作業は続けても大丈夫ですか？

パソコン作業自体を避ける必要はありませんが、姿勢や作業環境の改善が重要です。モニターの高さを目線に合わせる、椅子の高さを調整する、キーボードやマウスの位置を適切にするなどの工夫をしましょう。また、1時間に5分程度は休憩を取り、首や肩のストレッチを行うことをお勧めします。

胸郭出口症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、胸郭出口症候群と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

胸郭出口症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。