味覚障害

味覚障害とは

味覚障害とは、食べ物の味を正常に感じることができない状態のことを指します。甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5つの基本味のうち一部または全部を感じにくくなったり、全く感じなくなったり、実際とは異なる味に感じてしまう症状です。舌や上あごにある味蕾という細胞の機能低下や、味覚神経の異常、脳の味覚中枢の問題などが原因となります。その結果、食事への興味が失われ、生活の質が著しく低下する可能性があります。

厚生労働省の調査によると、味覚障害で医療機関を受診する患者数は年々増加傾向にあり、現在では年間約24万人が受診していると推定されています。特に高齢化社会の進展や生活習慣の変化、ストレス社会の影響により、今後さらに患者数は増加すると予想されています。

味覚障害を放置すると、食事への興味が失われ食欲不振が進行し、栄養不足による体力低下や免疫力の低下を招きます。また、食事の楽しみが奪われることで生活の質が著しく低下し、うつ症状や社会的孤立を引き起こす可能性があります。

さらに、味を感じにくいために塩分や糖分を過剰摂取してしまい、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。体重減少による栄養失調状態が続くと、全身の健康状態が悪化していきます。

最悪の場合、栄養失調による深刻な健康被害や、食事摂取量の極端な減少による衰弱状態に陥る危険性もあります。食事は人間の基本的な欲求であり、その機能が障害されることで心身ともに大きなダメージを受けることになります。

味覚障害は単なる味の問題ではなく、全身の健康と密接に関わる重要な症状です。早期の適切な対処が何より重要になります。

味覚障害の原因

開院以来、当院には味覚障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、味覚障害の原因はひとつではないということです。

味覚障害の原因として次のものが挙げられます。

味覚障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、味蕾での正常な味覚受容メカニズムが破綻し、味覚神経の伝達異常や脳での味覚処理機能の低下が発生します。その結果、特定の味覚系統に負担がかかり続けることになり、慢性的な味覚機能異常や食欲不振へと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。味覚障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

味覚障害への対応として、次のようなものが一般的です。

亜鉛製剤の処方

効果が現れるまで数ヶ月かかることが多く、胃腸障害などの副作用が生じる場合があります。また、過剰摂取により銅欠乏を引き起こすリスクもあります。薬の効果に依存してしまい、根本的な体質改善には至らないケースも多く見られます。

原因疾患の治療

根本的な病気の治療が長期間にわたる場合、味覚障害の改善も時間がかかり、患者の生活の質の低下が続きます。また、基礎疾患の治療中でも味覚機能は改善しない場合があります。疾患治療に集中するあまり、味覚障害自体への対処が後回しになってしまうことも少なくありません。

薬剤の変更・中止

必要な薬剤を中止することで、元の疾患が悪化するリスクがあり、代替薬が効果的でない場合もあります。また、薬剤変更により新たな副作用が生じる可能性もあります。薬剤調整だけでは、すでに障害された味覚機能の回復は困難な場合があります。

味覚障害を改善するために

まずはあなたの味覚障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、味覚障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。味覚障害でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

味覚障害には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。味覚系統だけでなく、自律神経や血液循環、内分泌系の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。味覚障害は消化器系疾患だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

味覚障害のQ＆A

味覚障害は自然に治りますか？

原因によって異なりますが、風邪による一時的なものは自然治癒することもあります。しかし、亜鉛不足や薬剤性の場合は適切な治療が必要で、放置すると改善しないことが多いです。

味覚障害の人がやってはいけないことは？

味を感じないからといって塩分や糖分を過度に摂取することは避けましょう。また、自己判断で薬を中止したり、根拠のないサプリメントを大量摂取することも危険です。

どのくらいの期間で改善しますか？

原因や個人差により異なりますが、亜鉛不足の場合は3-6ヶ月程度で改善することが多いです。薬剤性の場合は原因薬剤の中止後数週間から数ヶ月で回復します。

食事で気をつけることはありますか？

亜鉛を多く含む食品（牡蠣、肉類、豆類）を積極的に摂取し、バランスの良い食事を心がけましょう。味を感じにくくても塩分や糖分の過剰摂取は控えることが重要です。

どの診療科を受診すればよいですか？

まずは耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。必要に応じて内科や歯科への紹介も行われます。原因が不明な場合は総合診療科も選択肢の一つです。

薬の副作用による味覚障害は治りますか？

多くの場合、原因となる薬剤を中止または変更することで改善します。ただし、回復までには数週間から数ヶ月かかることがあり、完全に元に戻らない場合もあります。

味覚障害で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、味覚障害と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

味覚障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。