梨状筋症候群

梨状筋症候群とは

梨状筋症候群とは、お尻の深部にある梨状筋という筋肉が緊張や炎症を起こし、その下を通る坐骨神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす状態です。多くの場合、お尻から太ももの後ろ側、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれ、違和感などを感じます。

厚生労働省の調査によると、坐骨神経痛に悩む人は国内で約1,000万人以上と推定されています。そのうち約15〜20%が梨状筋症候群が原因と考えられています。これは決して珍しい症状ではなく、現代社会において増加傾向にある症状です。

梨状筋症候群は長時間の座位姿勢や不良姿勢、運動不足などが主な原因となります。デスクワークが増えた現代社会では、特に発症リスクが高まっています。また、スポーツによる過度な負荷や外傷が引き金になることもあります。

初期は座っているときや長時間の同じ姿勢でのみ痛みを感じていたのが、次第に立っているときや歩行中、さらには安静時にも痛みを感じるようになります。

慢性化した痛みを我慢し続けると、痛みの増悪や慢性化が進み、姿勢の崩れや歩行パターンの変化を引き起こします。それによって膝や腰など他の部位にも負担がかかり、新たな痛みを生み出す悪循環に陥ります。

最悪の場合、坐骨神経の慢性的な圧迫により神経障害が進行し、足の筋力低下や感覚障害が起こることもあります。また慢性的な痛みによるストレス増加で、うつ状態や不安感、睡眠障害などの二次的な問題も生じやすくなります。

症状は「違和感→痛み→しびれ→筋力低下」と重症度が増すにつれ、改善までにより多くの時間と労力を要します。早い段階で適切な対処をすることが非常に重要です。

梨状筋症候群の原因

開院以来、当院には梨状筋症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、梨状筋症候群の原因はひとつではないということです。

梨状筋症候群の原因として次のものが挙げられます。

梨状筋症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、梨状筋が緊張・肥厚し、その下を通る坐骨神経を圧迫します。また骨盤の歪みや股関節の動きの制限が加わると、歩行時の負担が増し、さらに症状を悪化させます。その結果、お尻から脚にかけての痛みやしびれが慢性化していきます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。梨状筋症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

梨状筋症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な効果しか期待できず、副作用のリスクもあります。医師からより強い鎮痛薬を処方されることがありますが、吐き気や食欲不振、むくみなどの副作用が生じることがあります。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

運動療法

継続的な努力が必要で、間違った方法では悪化する可能性が高くなります。間違った運動療法をすることにより、かえって症状が改善しにくい状態を作り上げることになります。正しく弱い筋肉を鍛える判断と方法を知らないと難しいと言えます。

物理療法

電気治療や温熱療法は効果に個人差があり、強い筋拘縮や代謝の悪い方には効果が見られないことも珍しくありません。時間を費やしても改善に至らないことで、治すことに心が折れるケースも多々あります。

ブロック注射

一時的な痛みの緩和には効果がありますが、根本的な原因解決にはなりません。また、繰り返し注射を行うことで組織へのダメージが蓄積する可能性があります。注射による感染症や神経損傷などの合併症のリスクも完全には排除できません。

梨状筋症候群を改善するために

まずはあなたの梨状筋症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、梨状筋症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自治癒力を最大限に引き出すをことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。梨状筋症候群でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

梨状筋症候群の改善には現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。お尻だけでなく、腰や骨盤、脚全体のバランスを詳細に検査することで、真の原因を突き止めます。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。梨状筋症候群は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

梨状筋症候群のQ＆A

梨状筋症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は休息や生活習慣の改善で症状が和らぐことはありますが、完全に自然治癒することは稀です。原因となる姿勢や動作パターンを改善せずに放置すると、慢性化して治療が長期間必要になることが多いです。早期の適切な対処が重要です。

梨状筋症候群に良くない姿勢や動作はありますか？

長時間の座位姿勢、特に足を組んだり財布を後ろポケットに入れた状態での座位は避けるべきです。また、内股での歩行や腰を反らした姿勢も梨状筋に負担をかけます。重いものを持ち上げる際は腰を曲げるのではなく、膝を曲げて腰を落としてから持ち上げるようにしましょう。

ストレッチは効果がありますか？

適切な梨状筋のストレッチは症状の緩和に効果的です。ただし、痛みが強い急性期には逆効果になることもあります。また、ストレッチだけでは根本的な原因解決にはならないことが多いため、専門家による適切な指導と総合的なアプローチが重要です。

坐骨神経痛と梨状筋症候群の違いは何ですか？

坐骨神経痛は症状を表す言葉で、その原因はさまざまです。腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが一般的ですが、梨状筋症候群もその一つです。梨状筋症候群は特にお尻の深部に痛みの起点があり、座位で悪化する特徴があります。正確な診断には専門的な検査が必要です。

運動は梨状筋症候群の改善に役立ちますか？

適切な運動は筋力バランスの改善や血流促進に役立ちます。特に股関節周囲の筋肉をバランスよく鍛えることと、柔軟性を高めるストレッチが効果的です。ただし、無理な運動や間違った方法は症状を悪化させる可能性があるため、専門家の指導を受けることをお勧めします。

梨状筋症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、梨状筋症候群と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

梨状筋症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。