サドル麻痺

サドル麻痺とは

サドル麻痺とは、自転車のサドルがあたる部分に現れる麻痺症状のことで、具体的には股間部、陰部、肛門周辺の感覚が鈍くなったり、完全に失われる状態です。馬尾神経という脊髄下部から伸びる神経の束が圧迫されることで起こり、排尿や排便の機能にも影響を与える深刻な症状です。

厚生労働省の統計によると、サドル麻痺の原因となる馬尾症候群の発症率は年間70,000人に1人程度で、日本全体では年間約1,800人が新たに発症しています。腰椎椎間板ヘルニア全体の患者数は約200万人と推計されており、その中でもサドル麻痺を伴う重篤なケースは比較的まれな病態とされています。

サドル麻痺を放置すると、膀胱や直腸の機能が永続的に損なわれ、尿失禁や便失禁が改善しなくなる可能性があります。また、下肢の筋力低下や麻痺が進行し、歩行困難や下垂足といった不可逆的な状態になるリスクが高まります。

神経への圧迫が長期間続くと、一度損傷した神経が本来の機能を回復することが困難になり、日常生活に重大な支障をきたす状態が固定化してしまいます。排尿障害により膀胱炎を繰り返したり、感覚異常により転倒リスクが高まることもあります。

最悪の場合、車椅子生活を余儀なくされたり、カテーテルによる排尿管理が必要になることもあります。また、慢性的な痛みと機能障害により、うつ状態や社会復帰への支障をきたすケースも少なくありません。

サドル麻痺は緊急性の高い症状のため、早急な対応が何より重要です。症状を感じたら迷わず専門家にご相談ください。

サドル麻痺の原因

開院以来、当院にはサドル麻痺でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、サドル麻痺の原因はひとつではないということです。

サドル麻痺の原因として次のものが挙げられます。

サドル麻痺はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、馬尾神経への圧迫が生じます。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。サドル麻痺でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

サドル麻痺への対応として、次のようなものが一般的です。

手術療法

全身麻酔のリスクや術後合併症の可能性があり、回復には長期間を要します。また、神経の回復程度は個人差が大きく、完全な機能回復が期待できない場合もあります。手術による身体への負担は大きく、術後のリハビリも含めて長期的な治療が必要になります。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法にとどまり、長期服用による副作用のリスクがあります。コルチコステロイドは骨密度低下や免疫機能への影響も懸念されます。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

硬膜外ブロック注射

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し施術が必要になる場合があります。稀に神経損傷や感染症のリスクも存在します。根本的な解決にはならず、効果が持続しないため通院回数が増える傾向があります。

サドル麻痺を改善するために

まずはあなたのサドル麻痺の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、サドル麻痺の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。サドル麻痺でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

サドル麻痺には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。馬尾神経の状態だけでなく、腰や背中、内臓の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。サドル麻痺は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

サドル麻痺のQ＆A

サドル麻痺は自然に治りますか？

残念ながら、サドル麻痺は自然治癒することはありません。神経の圧迫を取り除く適切な治療が必要で、放置すると永続的な障害が残る可能性があります。

サドル麻痺の人がやってはいけないことは？

長時間の座位や重いものを持つこと、激しい運動は避けるべきです。また、症状を我慢して無理をすることは神経損傷を悪化させる可能性があります。

手術をしないで治すことはできますか？

軽度の場合は保存療法で改善することもありますが、膀胱直腸障害を伴う場合は緊急手術が必要です。症状の程度により治療選択肢は異なります。

症状はどのくらいで改善しますか？

治療方法や症状の重症度により異なりますが、適切な治療を受けても数ヶ月から1年程度の時間を要することが一般的です。

どの病院の何科を受診すればよいですか？

整形外科または脳神経外科を受診してください。MRI検査が可能な総合病院での診断と治療が推奨されます。

日常生活で気をつけることはありますか？

同一姿勢を長時間続けることを避け、定期的に体位を変えることが重要です。また、症状の変化を記録し、医師と情報を共有してください。

サドル麻痺で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、サドル麻痺と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

サドル麻痺は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。