タナ障害

タナ障害とは

タナ障害とは、膝関節の内側にある滑膜ヒダという組織が炎症を起こし、膝の痛みや引っかかり感を引き起こす疾患です。この滑膜ヒダは棚のような形をしているため「タナ」と呼ばれており、本来は胎児期に消失するはずの組織ですが、日本人の約半数に残存しています。

特に10代から20代のスポーツ選手に多く発症し、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで、このタナが膝蓋骨と大腿骨の間に挟まれ、摩擦により炎症を起こします。バスケットボールやサッカー、バレーボールなどのジャンプ動作の多いスポーツで発症しやすく、好発年齢は12歳から18歳とされています。

タナ障害を放置すると、滑膜ヒダが徐々に厚くなり硬くなることで症状が悪化していきます。最初は運動時のみの痛みだったものが、安静時や起立時でも重苦しさや疼痛が持続するようになります。

さらに進行すると膝の可動域制限が生じ、正座やしゃがみ込みなどの日常生活動作に支障をきたすようになります。階段の上り下りが困難になり、歩行時にも痛みを感じるようになることもあります。

最悪の場合、膝蓋骨や軟骨に二次性変形が生じ、他の膝疾患を併発する可能性もあります。そうなると手術が必要になることもあり、競技復帰までに長期間を要することになります。

早期の適切な治療により、このような状態を避けることができます。

タナ障害の原因

開院以来、当院にはタナ障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、タナ障害の原因はひとつではないということです。

タナ障害の原因として次のものが挙げられます。

タナ障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

特に成長期のスポーツ選手では、運動量の増加に対して適切なケアが不足していることが多く見られます。筋肉の緊張が強くなることで滑膜ヒダへの摩擦が継続し、炎症として症状が現れるのです。また、生まれつきタナが大きい方や膝蓋骨の位置に異常がある方は、通常の運動でも症状を引き起こしやすい傾向があります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。タナ障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

タナ障害への対応として、次のようなものが一般的です。

安静療法

長期間の運動休止により筋力低下や競技復帰の遅れが生じます。特に成長期のスポーツ選手にとって、長期間の運動中断は技術面での遅れにもつながる可能性があります。また、安静だけでは根本的な原因の解決には至らないことが多いのが現実です。

薬物療法

痛みの軽減は期待できますが根本的な解決にはならず、薬の効果が切れると再び症状が現れます。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。また、長期服用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

関節内注射

効果は一時的で、根本的な改善には至りません。また、注射による感染リスクや、繰り返し行うことでの関節への負担も懸念されます。特に成長期の選手には、将来への影響を考慮する必要があります。

タナ障害を改善するために

まずはあなたのタナ障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、タナ障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。タナ障害でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

タナ障害には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。膝だけでなく、股関節や足首、体幹の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。タナ障害は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

タナ障害のQ＆A

タナ障害は自然に治りますか？

タナ障害は適切な治療を行わなければ自然治癒は困難です。放置すると症状が悪化し、滑膜ヒダが厚くなって引っかかりが強くなる可能性があります。早期の適切な治療が重要です。

タナ障害の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢しながらの運動継続は避けるべきです。また、膝に負担をかける深いスクワットや急激な方向転換を伴う動作も控える必要があります。適切な休息が大切です。

タナ障害と他の膝の病気の違いは？

タナ障害は膝の内側の引っかかり感が特徴的で、膝蓋骨周辺の痛みが主症状です。他の膝疾患とは痛みの部位や性質が異なるため、専門的な診断が必要です。

手術しないで治すことはできますか？

多くの場合、保存的治療で改善が期待できます。適切な施術と生活指導により、手術を避けて症状の改善を図ることが可能です。当院でも多くの改善例があります。

どのくらいの期間で改善しますか？

症状の程度や個人差により異なりますが、適切な治療を行えば2週間から1ヶ月程度で改善が見られることが多いです。早期治療ほど改善も早くなります。

運動はいつから再開できますか？

痛みが軽減し、日常生活動作に支障がなくなってから段階的に運動を再開します。テーピングなどのサポートを使用しながら、徐々に運動強度を上げていくことが重要です。

タナ障害で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、タナ障害と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

タナ障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。