運動器不安定症

運動器不安定症とは

運動器不安定症とは、加齢に伴って骨や筋肉、関節などの運動器に問題が生じることで、体のバランスを保つ能力や歩く能力が著しく低下した状態のことです。この症状は平成18年に新しく認められた病名で、高齢化社会の到来とともに増加している深刻な問題です。

診断基準として、片足立ちが15秒未満、または椅子から立ち上がって3メートル先を回って戻る動作に11秒以上かかる場合が該当します。これらの機能低下により、転倒リスクが高まり、最終的には要介護状態に陥る可能性があります。運動器不安定症の正確な患者数は公表されていませんが、診断基準となる運動機能検査において、開眼片脚起立時間15秒未満の高齢者は70歳代で約27％、80歳代で約55％に上ることが調査で明らかになっています。

運動器不安定症を放置すると、転倒リスクが著しく高まり、骨折などの重篤な外傷を負う可能性があります。特に大腿骨頚部骨折などの重大な骨折は、長期間の入院や手術が必要となり、その後の生活の質を大きく損なう恐れがあります。

また、外出への不安から閉じこもりがちになり、さらなる筋力低下や認知機能の低下を招く悪循環に陥る可能性があります。活動量の減少は筋肉の萎縮を加速させ、骨密度の低下も進行します。

最終的には要介護状態や寝たきりになるリスクが高まり、自立した生活を送ることが困難になってしまいます。家族への負担も増大し、医療費や介護費用などの経済的負担も深刻な問題となります。

運動器不安定症は早めに対処すればするほど、症状の進行を遅らせることができるため、適切な治療を受けることが大切です。

運動器不安定症の原因

開院以来、当院には運動器不安定症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、運動器不安定症の原因はひとつではないということです。

運動器不安定症の原因として次のものが挙げられます。

運動器不安定症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、筋肉が硬直し関節の可動域が低下すると、末梢神経や血流が滞るなど機能低下が起こります。その結果、運動器全体の機能が低下し、バランス感覚の衰えや歩行能力の低下へと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。運動器不安定症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

運動器不安定症への対応として、次のようなものが一般的です。

運動器リハビリテーション

週2-3回の通院が必要で継続性が求められ、効果が現れるまでに時間がかかります。また、個人の状態に合わない運動は症状を悪化させる可能性があります。高齢者にとって継続的な通院は身体的負担も大きく、天候や体調によっては通院が困難になることもあります。

薬物療法

長期服用による副作用のリスクがあり、根本的な運動機能改善には限界があります。特に高齢者は複数の薬を服用していることが多く、薬物相互作用のリスクも高まります。また、薬に依存することで自身の運動機能向上への意欲が低下する可能性もあります。

装具療法

装具に依存することで自身の筋力がさらに低下する可能性があり、根本的な解決にはなりません。装具の使用により一時的に安全性は向上しますが、装具なしでは動けなくなってしまう恐れがあります。また、装具の装着や管理が高齢者には困難な場合もあります。

運動器不安定症を改善するために

まずはあなたの運動器不安定症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、運動器不安定症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。運動器不安定症でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

運動器不安定症には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。筋力やバランス能力だけでなく、神経系の働きや全身の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。運動器不安定症は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

運動器不安定症のQ＆A

運動器不安定症は自然に治りますか？

残念ながら、運動器不安定症は自然治癒することはありません。加齢による変化は避けられないため、適切な治療や運動療法により症状の進行を遅らせることが重要です。

運動器不安定症の人がやってはいけないことは？

急激な動作や不安定な場所での活動は避けるべきです。また、運動不足による筋力低下を防ぐため、完全に活動を停止することも推奨されません。

運動器不安定症と診断されたら必ず要介護になりますか？

適切な治療と継続的な運動により、症状の進行を遅らせることは可能です。早期発見・早期治療により、自立した生活を維持できる方も多くいらっしゃいます。

片足立ちができないのは病気のサインですか？

15秒未満の場合は運動器不安定症の診断基準の一つです。ただし、他の症状や既往歴と合わせて総合的に判断する必要があります。

運動器不安定症は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、骨密度や筋肉量などの体質的要因が遺伝する可能性があります。家族歴がある場合は早めの予防対策が大切です。

どのような運動が効果的ですか？

バランス訓練や筋力強化運動が効果的ですが、個人の状態に応じた適切な運動プログラムを専門家と相談して決めることが重要です。

運動器不安定症で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、運動器不安定症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

運動器不安定症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。