【四十肩】起床時の肩の痛みが改善

四十肩で来院された70代男性の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

初回時の状態は、起床時に右肩の挙上・水平挙上・結滞動作、反対の肩に右手を持って行くのも強い痛みが発症している状態。また手を伸ばすと激痛が走ると訴えられていましたが、日にもよるが起床後5時間程度で起床時の痛みは緩和されている状態であった。

結滞動作、水平挙上は、可動制限があり、顔を右に向けると約20度くらいで右肩に動作痛を発症していた。左手甲の腫脹と握る際力が入りにくい状態であった。

来院に至るまでの経緯

前年に左甲状腺の切除手術をされている。来院される2ヶ月前から右首の動作痛が発症するようになり、ほぼ同時期に起床時に左右肩関節の拘縮を発症。起床後5時間程度で、痛みと拘縮は緩和されるが完全に痛みがなくなるわけではない。

病院で検査を受けての診断は、異常なし、免疫機能の異常と口頭で伝えられたそうである。痛みにより睡眠の十分に取ることが出来なくなり、拘縮も強くなり薬の効果も認められなくなった時に、当院で治療を受けた患者さんから紹介され来院に至る。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

橈骨のズレ
右頸椎椎間板圧迫
左右前腕捻れ
小胸筋の拘縮
横隔膜・上胸隔膜の拘縮
三角筋の捻れ
左腎臓・肝臓・胃腸負担
ストレス
骨盤の歪みと大殿筋の機能低下

初診時の検査結果から、身体全体の捻れを取ることを優先すると判断をした。

施術内容と経過

最初は、上肢の捻れ改善と頸椎椎間板圧迫解除に重点を置いた。

初回の検査時で、頸部と肩の緊張を解除するには経絡を使うことで効率よく痛みも拘縮も取れることが判明していたので、内臓を治療しながら骨盤や足の歪みを取り土台を整えることで、自発痛を発症している周囲の負担を軽減させることで改善を図る。

3回目の治療後には、顔を右に回旋する動作が改善する。以後右頸部の症状は訴えがない。起床時の肩関節周囲の拘縮と痛みは、毎日強烈な痛みだったのが､日によっては痛みが軽減している日も出てくる。

5回目の治療前に、「朝の痛みが楽になってきた」と報告を受ける。8回目の治療前には、起床時以外の方の拘縮は消失している状態にまで回復。

15回目の治療前に、「起床時の痛みがほぼなくなった」と報告を受ける。以後は、メンテナンスとして再発予防のため、筋肉のバランスを取るための運動療法などリハビリを継続している。

※当院では診断や医療行為は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません

以下ご本人のメッセージ

病院で原因が分からず、薬を飲んでも楽にならず、ドンドン痛みが酷くなっていたときに、知人の紹介でこばやし整体院を紹介され来院しました。

治療はマッサージをするわけでもないのに、押されて痛かったところが楽になっているのは不思議です。初回にどこが悪いのかを説明してもらった時は、思ってもいなかったところが悪かったことを知りましたが、何件も病院に行ったけど、まったく良くならなかったので半信半疑でしたが、変化が出てきたことから通院することに決めました。

それからは痛みが楽になったり戻ったりしましたが、今は朝起きたときの痛みがなくなり安堵の思いです。１日の始まりが最悪の日々だったので本当に不安でしたが、今は問題なく日常を送ることが出来るようになりました。本当に感謝です｡ありがとうございました。