
院長:小林お気軽にご相談ください!


「また朝のあのめまいが来た」と思ったこと、ありませんか。起き上がった瞬間に天井がぐるぐると回り出し、しばらく動けない。そんな経験を繰り返しているうちに、だんだんと「これは年のせいかもしれない」という気持ちが頭をよぎりはじめた方は少なくないと思います。
実はその感覚、あながち間違いではありません。良性発作性頭位めまい症は、加齢との関わりがとても深いめまいのひとつです。ただ、「年のせいだから仕方ない」と諦めてしまうのはまだ早いんです。なぜ年齢を重ねるとこのめまいが起きやすくなるのか、その理由と、今日から見直せることについて、院長の小林が詳しくお話しします。


開業から20年以上、めまいで悩む多くの方を診てきた中で、特に50代以降の女性に「繰り返すめまい」の相談が増えているのを実感しています。単なる疲れや気のせいと片づけてしまうには、からだの中でちゃんとした理由があるんです。ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います
まずは、この少し長い名前のめまいについて整理しておきましょう。良性発作性頭位めまい症とは、頭の向きを変えたときに突然起こる回転性のめまいを特徴とする疾患です。内耳にある「耳石器(じせきき)」から小さな石のような粒子(耳石)がはがれ、本来いるべきでない三半規管の中に迷い込んでしまうことで発症します。


めまいの種類としては「良性」と名前についていますが、それは生命を脅かすものではないという意味であって、日常生活への影響は決して小さくありません。朝起き上がる瞬間、寝返りを打つとき、上を向いたり振り返ったりする動作で突然の強いめまいに見舞われます。吐き気や冷や汗を伴うこともあり、転倒のリスクも高まります。
厚生労働省の統計によると、めまいを訴える患者さんの約40%がこの疾患に該当するとされており、特に50歳以上の女性に多く見られるのが大きな特徴のひとつです。あなたが「ここ数年でめまいが増えた気がする」と感じているなら、それには確かな理由があります。
「年をとるとめまいが増える」という話は耳にしたことがあっても、その理由まで詳しく知っている方は意外と少ないものです。ここでは、体の中で実際に何が起きているのかをわかりやすくお伝えします。
耳石は炭酸カルシウムという成分でできており、バランス感覚を保つために重要な役割を果たしています。ところが年齢を重ねると、このカルシウムの結晶が少しずつ脆くなり、はがれやすくなってきます。若い頃は多少の衝撃があっても耳石が動くことは少ないのですが、50代を過ぎると些細な動きでもはがれやすくなるため、日常生活の中の何気ない動作がめまいのきっかけになりやすくなります。
さらに、耳石を支える耳石器そのものの機能も加齢とともに低下します。これは目が老眼になるのと同じで、からだの各部位が少しずつ変化していく自然な流れです。「急に倒れたわけでもないのになぜ?」と感じる方が多いのも、この加齢変化が背景にあるからなんです。
特に女性に多い理由として、閉経後のホルモンバランスの変化が深く関わっています。エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンには、骨の中のカルシウムを維持する働きがあります。閉経を迎えてエストロゲンの分泌が減少すると、全身の骨密度が低下しやすくなりますが、その影響は耳石にも及びます。耳石もカルシウムでできている以上、骨粗しょう症と同じメカニズムで脆弱化が進むのです。


「骨粗しょう症と診断されている」「健診で骨密度が低いと言われた」という方が、めまいを繰り返しやすい傾向があるのもこのためです。からだ全体のカルシウム代謝が、耳の中の小さな石にまで影響を与えているとは、なかなか結びつかないですよね。
もうひとつ見落とされがちな要因がビタミンDです。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける栄養素で、加齢とともに皮膚での生成能力が低下します。外出機会が減ると日光を浴びる時間も短くなり、ビタミンDの不足がさらに進みやすくなります。ビタミンD不足がカルシウム代謝の乱れを招き、耳石の脆弱化に一役買っているという研究報告も存在します。
日常的に外に出る機会が減った、あるいは意識して日光に当たることが少なくなったという方は、このビタミンD不足が影響している可能性も頭に入れておくとよいでしょう。
内耳にある「前庭(ぜんてい)」は、頭の位置や動きを感知してバランスを保つための器官です。この機能も50代を境に少しずつ低下していきます。若い頃はバランスを取る能力が高いため、多少耳石がずれても脳が補正してくれます。ところが前庭機能が落ちてくると、少しの乱れも大きなめまいとして感じやすくなってしまいます。
加齢によるめまいが「以前より症状が強くなった」「以前はすぐ治まったのに最近は長引く」と感じさせる背景には、こうした前庭機能の変化があるのです。
一度めまいが起きて、しばらくしたら自然に治まった。そういう経験をすると、「また起きたらその時考えよう」と先送りにしてしまいがちです。でも、繰り返すめまいを放置し続けると、状況は少しずつ複雑になっていきます。
めまいへの恐怖から頭を動かすことを無意識に避けるようになると、首や肩まわりの筋肉がどんどん硬直してきます。筋肉が緊張すると内耳への血流が悪化し、さらにめまいが起きやすい状態が作られてしまう。この負の連鎖が慢性化の大きな要因です。


また、慢性的なめまいは自律神経のバランスを崩し、不安感や睡眠の質の低下にも繋がります。「転ぶのが怖くて外出を控えるようになった」「美容院でシャンプーを受けられなくなった」という方も少なくありません。こうした制限が積み重なると、社会参加の機会が減り、体力も精神的な元気も失われていきます。早い段階で向き合うことが、改善への最短ルートです。
「加齢が原因なら、もうどうしようもないのでは?」と感じた方もいるかもしれません。でもそうではありません。加齢という要因は変えられませんが、からだの状態を整えることで症状を大きく改善できるケースはたくさんあります。
カルシウムとビタミンDを意識的に摂ることは、耳石の維持に直結します。乳製品、小魚、大豆製品などカルシウムを多く含む食品を日常的に取り入れること、そして適度な日光浴でビタミンDの生成を助けることは、薬に頼らずできる実践的なケアです。「骨を強くすることがめまい予防につながる」という視点は、多くの方にとって新鮮に感じられるかもしれませんね。
急激に頭を起こす、勢いよく寝返りを打つ、高いところのものを取ろうと急に上を向く。こうした日常的な動作の一つひとつが、めまいの引き金になりやすいです。ゆっくり、意識して動くことを習慣にするだけで、発作の頻度が変わることがあります。「そんな単純なこと?」と思うかもしれませんが、長年の整体経験の中でこの習慣改善だけで劇的に楽になる方を何人も見てきました。
内耳への血流は、首や肩まわりの筋肉の状態に大きく左右されます。首が固まっていると血流が悪化し、内耳の機能が低下しやすくなります。さらに、頭蓋骨の微妙な歪みが内耳の環境に影響することもあります。これは病院の検査では映らない変化ですが、整体的なアプローチで調整できる部分でもあります。


当院には「病院で検査しても異常なし」「薬を飲んでも根本的に改善しない」という方が多く来院されます。検査で異常が出ないのは、器質的な問題ではなく機能的な問題が原因であることが多いからです。そしてそこにこそ、整体が力を発揮できる領域があります。
加齢によってめまいが起きやすくなる方の多くに、自律神経の乱れが関わっています。睡眠が浅い、疲れが取れにくい、なんとなく体調が優れないといった状態は、自律神経が乱れているサインのひとつです。内耳の機能は自律神経の影響を受けるため、神経系全体のバランスを整えることが、めまいの根本改善につながることがあります。
当院では、骨格・神経・内臓を含めたからだ全体の状態を検査したうえで施術を行います。めまいの症状だけを見るのではなく、なぜそのめまいが起きているのかという原因を一人ひとりの体から探り出すことが、再発を防ぐためにも最も重要だと考えています。
加齢そのものを止めることはできませんが、からだの状態を整えることで症状の頻度や強さを改善することは十分可能です。適切なアプローチで根本的な原因に向き合えば、年齢を重ねていても改善を実感される方は多くいらっしゃいます。諦める前に、まず一度ご相談ください。
エプリー法は耳石を正しい位置に戻す手技として広く知られていますが、なぜ耳石がはがれやすい状態になっているのかという根本原因には働きかけていません。再発を繰り返す方の多くは、骨密度の低下や自律神経の乱れ、首肩まわりの筋緊張など、複数の要因が重なっています。表面的な対処だけでなく、根本原因を取り除くことが再発予防の鍵です。
はい、多くの方が改善を実感されています。特に首肩部の筋緊張、頭蓋骨の歪み、自律神経の乱れが絡んでいるケースでは、整体によるアプローチが非常に有効です。ただし、脳疾患や循環器系の疾患が原因のめまいもあるため、まず病院での検査で重大な疾患を除外したうえで、整体をご検討いただくことをおすすめします。
もちろんです。乳幼児から高齢の方まで、幅広い年代の方に対応しています。高齢の方は転倒リスクも高まるため、早めにご来院いただくことをおすすめします。ご家族の方が付き添ってお越しいただくことも歓迎しています。
20年以上にわたって整体の現場に立ち続けてきた中で、めまいは「原因が一つではない症状」だということをつくづく実感しています。耳石の問題だけでなく、首の状態、自律神経、骨格のバランス、生活習慣、精神的なストレスまで含めて一人ひとりの状態を丁寧に見ていくことが、根本改善への唯一の道だと確信しています。


当院では、5種類の独自検査によって症状の原因を多角的に特定します。脳反射を利用した検査、姿勢分析、動作の検査を組み合わせることで、病院の画像検査では映らない「機能的な問題」を見つけ出します。そして検査から施術まで、院長である私が一貫して担当します。途中で担当が変わることはなく、あなたのからだの変化を最初から最後まで責任を持って見続けることができます。
「3件以上の治療院や病院を回ったけど改善しなかった」「薬を飲み続けているけど根本的には変わらない」という方が、当院に来て初めて変化を感じた、とおっしゃってくださることが今も一番の励みです。
| 比較項目 | 当院 | 一般的な治療院 |
|---|---|---|
| 担当者 | 院長が最初から最後まで一貫担当 | 施術者が変わることがある |
| 検査 | 5種類の独自検査で原因を特定 | 検査なしで施術開始することも |
| 対応範囲 | 自律神経・骨格・内臓を含む複合的アプローチ | マニュアル通りの対症的施術 |
めまいで悩まれていた方が、施術を重ねる中でこのような変化を実感されています。


めまいが治まることで、日常生活の質がどれだけ変わるか。実際に変化を経験した方の声を聞くたびに、この仕事をしていてよかったと感じます。


「加齢のせいだから」「良性だから大丈夫」という言葉で、ご自身のめまいを過小評価していませんか。確かに命に関わるものではないかもしれません。でも、毎朝のめまいへの恐怖、転ぶかもしれないという不安、外出をためらう日々は、あなたの大切な時間を着実に奪っています。
私は大手整骨院グループで1日平均40件の臨床を積んだのち、2003年に開業しました。以来ずっと、通常の整体では対応が難しいとされる症状にも向き合い続けてきました。めまいもそのひとつです。加齢というからだの変化に対して、私たちができることはたくさんあります。一人で抱え込まずに、いつでも気軽にご相談ください。あなたが「また普通に動ける」と実感できる日が来ることを、心から願っています。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院院長 小林誠

