
院長:小林お気軽にご相談ください!


「スマホを見ていたら急に頭がぐるっとした」「横になってスマホを操作した後、なんだかふらふらする」。そんな経験、最近増えていませんか?
実はその症状、スマホの使い方と体のバランスが深く関わっている可能性があります。今回は、めまいとスマホの関係について、開業20年以上の経験を持つ整体師の視点からお伝えしていきます。
「病院に行くほどではないかな」と思いながら、毎日少しずつ気になっている方も、ぜひ最後まで読んでみてください。きっと「そういうことだったのか」と腑に落ちる部分があると思います。


スマホを使った後のめまいで来院される方が、ここ数年で本当に増えました。「まさかスマホが原因とは思わなかった」とおっしゃる方がほとんどです。原因が分かれば対処法も見えてくる——そのヒントをお伝えできればと思います
スマホを使った後にめまいが起きる原因は、実はひとつではありません。首への負担、目の疲労、自律神経の乱れ——これらが複合的に絡み合って症状が出てくることがほとんどです。まずはその仕組みを順番に見ていきましょう。
スマホを操作するとき、多くの方が頭を前に傾けた姿勢をとっています。実はこの姿勢、首にとって非常に大きな負担がかかっています。
人間の頭部の重さは約5〜6キログラムと言われています。まっすぐ立った状態ではその重さが均等にかかりますが、頭を15度前傾させるだけで首にかかる負荷は約12キロ、30度では18キロ近くになるとも言われています。


スマホを操作する時間が長くなればなるほど、首の筋肉と頚椎には相当な負荷がかかり続けます。その結果、首の筋肉が慢性的に緊張し、頚椎がゆがむことで脳や内耳への血流が滞り、めまいの原因になってしまうのです。
スマホの画面は近距離にあるため、目のピント調節筋(毛様体筋)が常に緊張した状態になります。長時間この状態が続くと、眼精疲労が蓄積されます。
目と内耳と脳は、体のバランスを保つために連動しています。目が疲労すると視覚情報の処理がうまくいかなくなり、内耳からの平衡感覚との間にズレが生じます。このズレが、ふわふわとしためまい感や軽いふらつきとして現れることがあります。


「画面を見終わった後に頭がぼんやりする」という感覚は、まさにこの状態のサインかもしれません。
スマホを使い続けることで、交感神経が過剰に刺激され続けます。特に就寝前のスマホ使用は、本来リラックスすべき時間帯に交感神経を優位にさせてしまいます。
自律神経のバランスが崩れると、血管の収縮・拡張のコントロールが乱れ、脳への血流が不安定になります。これが、ぐるぐると回る感覚ではなく、ふわふわ・ふらふらとした浮遊感のあるめまいとして現れやすいのです。
「なんとなくずっと頭が重い」「立ち上がるとふらっとする」という方は、自律神経への影響も視野に入れて考える必要があります。
スマホの使い方そのものにも、めまいを引き起こしやすいパターンがあります。自分の習慣と照らし合わせながら読んでみてください。
布団やソファに横になりながらスマホを見る姿勢は、首への負担が非常に大きくなります。頭の重さを首の筋肉だけで支えることになり、頚椎への圧迫も強まります。また、画面の傾きに合わせて目が不自然な角度で動き続けるため、眼精疲労も加速します。
暗い環境でスマホを見ると、瞳孔が大きく開いた状態で明るい画面を凝視することになります。目への負担が昼間よりも格段に増え、脳が過剰な光刺激を受け続けます。就寝前にこの状態が続くと、睡眠の質も下がり、翌日のめまいや倦怠感につながることもあります。
SNSや動画サービスのフィードを延々とスクロールし続ける操作は、眼球を上下に絶えず動かすことになります。この動きが眼球を動かす筋肉(外眼筋)を疲弊させ、平衡感覚をつかさどる前庭系に影響を与えることがあります。気づけば何十分も経っていた、という方は要注意です。
めまいにはいくつかのタイプがあります。スマホの使用に関連して起こるめまいの場合、どのタイプかによって背景にある原因がある程度絞れてきます。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
地に足がついていないような感覚、歩くとふらつく感じ、頭の中が霞んでいるような感覚——このタイプは自律神経の乱れや頚椎の問題から来ていることが多いです。長時間のデスクワークやスマホ使用後に起きやすく、慢性的に続くのが特徴です。
自分や周りが回っているように感じる、強い吐き気を伴う——このタイプは内耳の問題が関係していることが多いです。スマホとの関連では、横になってスマホを使った後に頭を動かしたときに起きる「頭位性めまい」に近い状態が出ることがあります。
座ってスマホを長時間見ていて、立ち上がった瞬間にくらっとする場合は、自律神経による血圧調節の問題が関係している可能性があります。特に若い方でも起こりやすく、スマホを見続けることで交感神経が疲弊し、血圧の調整がうまくいかなくなることがあります。
スマホとの付き合い方を少し変えるだけで、症状が出にくくなることがあります。ただし、これはあくまで日常生活での工夫であり、すでに症状が慢性化している方は根本的な原因へのアプローチが必要です。
まず、スマホを持つ位置を意識してみましょう。目の高さに画面を合わせるだけで、首への負担がかなり軽減されます。膝の上に置いて下を向きながら見る、という習慣がある方はぜひ試してみてください。
次に、使用時間のコントロールです。できれば1時間に一度は画面から目を離し、遠くを見たり首をゆっくり動かしたりする時間を作りましょう。「たった1分」の休憩でも、首や目への負担は大きく変わります。
就寝1時間前はスマホを手放す習慣も大切です。自律神経の回復には、夜間に副交感神経がしっかり働くことが欠かせません。画面を見続けることでその切り替えが妨げられてしまいます。
首の筋肉が慢性的に緊張している方は、入浴後など筋肉が温まったタイミングで軽いストレッチを取り入れてみましょう。ただし、強い力で無理に動かすのは逆効果になることもあります。ゆっくりと、気持ちいいと感じる範囲で行うことが大切です。


肩甲骨を大きく動かす運動も効果的です。腕を後ろに引いて肩甲骨を寄せる動き、肩をゆっくり回す動きなどを取り入れることで、首周囲の血流改善につながります。
めまいの症状が続いているのに「大したことないだろう」と放置してしまう方は少なくありません。しかし、めまいを放置することにはいくつかのリスクがあります。
まず、転倒のリスクです。特に階段や段差のあるところでめまいが起きると、転倒・骨折につながる可能性があります。また、「いつめまいが起きるかわからない」という不安が心理的なストレスになり、外出を避けるようになってしまう方もいます。


さらに注意が必要なのは、めまいが脳や循環器系の問題のサインである場合があるという点です。特に、初めて経験するような激しいめまい、頭痛・手足のしびれ・言語障害などを伴う場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。
スマホ由来のめまいだと思っていても、実際に検査をしてみると複合的な原因が見つかることも多いです。「なぜ自分にめまいが起きるのか」を正確に把握することが、根本的な改善への第一歩になります。
当院には、長年スマホやパソコンを使い続けてきた方、病院で「異常なし」と言われながらもめまいが続いている方など、さまざまな背景を持つ患者さんが来院されています。開業から20年以上、3500件を超える改善実績の中で実感するのは、「めまいの原因は一人ひとり違う」ということです。
当院では、脳反射を活用した検査や姿勢の静的・動的分析など、5つの独自検査を組み合わせることで、症状の背景にある根本原因を特定します。首の歪みなのか、自律神経の問題なのか、あるいは複合的な要因があるのか——それを明確にした上で、施術のプランを立てていきます。


「原因が分からないまま施術を続けても改善しない」というのは当然のことです。だからこそ、当院は検査を何より大切にしています。
施術者が複数いる院では、毎回担当者が変わることで検査データが十分に活かされないことがあります。当院では、問診・検査・施術・アドバイスのすべてを院長である私が一貫して担当します。
体の細かな変化や症状の波を見逃さないためには、同じ目で継続して診ていくことが大切です。その一貫性が、改善実績につながっていると感じています。
スマホやパソコン使用後のめまいで来院された方には、施術を重ねる中でこのような変化が見られています。
もちろん、すべての方が同じように改善するわけではありません。ですが、原因が特定できれば、それだけ改善への道筋も明確になります。一人ひとりの身体ときちんと向き合うことが、当院の施術の軸です。
症状が出始めたばかりの軽いものであれば、使用時間を減らすことで改善するケースもあります。ただし、首の歪みや自律神経の乱れがすでに慢性化している場合は、スマホを控えるだけでは根本的な解消には至らないことが多いです。症状が繰り返す方は、一度原因を正確に把握することをお勧めします。
姿勢の問題や頚椎の歪み、首周囲の筋肉の慢性的な緊張が原因のめまいは、適切な整体施術によって改善が期待できます。頚椎の可動域が回復し、血流が改善されることでめまいの頻度や強さが軽減するケースを、当院でも数多く経験してきました。ただし、すべてのめまいが整体で対応できるわけではありません。まずは検査で原因を明確にすることが大前提です。
はい、乳幼児からご高齢の方まで来院されています。近年は10代・20代の若い方でも、スマホの長時間使用による首の問題や自律神経の乱れを抱えているケースが増えています。お体に負担をかけない優しい施術を行いますので、どうぞ安心してお越しください。
「たかがめまい」と思って我慢し続けている方が、実はたくさんいます。でも、慢性化すればするほど、改善に時間がかかるのも事実です。
スマホは今や生活に欠かせないものです。「使わない生活」を目指すのではなく、体への影響を最小限にしながら上手に付き合っていく——そのための土台として、体の状態を整えることが大切だと私は考えています。


めまいは、体があなたに何かを知らせているサインかもしれません。「なんとなくおかしい」という感覚を見過ごさず、ぜひ一度ご相談ください。一人で悩まず、気軽に声をかけてもらえると嬉しいです。あなたのお体と、これからの毎日に向き合うお手伝いをしたいと思っています。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院院長 小林誠

