
院長:小林お気軽にご相談ください!


突然、天井がぐるぐると回り出した。そんな経験、あなたにもありませんか。病院で「良性発作性頭位めまい症」と診断されて、ひとまず安心したものの、「また起きたらどうしよう」という不安がずっと頭の片隅に居座っている——そんな方が、当院にも多くいらっしゃいます。
「良性」という言葉がついているのに、なぜこんなに怖いのか。それはきっと、あのめまいが体験として強烈すぎるからだと思います。


院長の小林です。「良性」と言われても不安が消えないのは当然のことです。あのぐるぐるするめまいは、初めて経験する方にとっては本当に恐怖ですし、「次はいつ来るんだろう」という予期不安は、症状そのものとはまた別の苦しさがあります。今日は、その不安の正体と向き合い方について、一緒に考えていきましょう
良性発作性頭位めまい症は、耳の奥にある内耳の「耳石」が本来あるべき場所からはずれ、三半規管に迷い込むことで強いめまいを引き起こす病気です。頭を動かしたとき、特に朝の寝返りや起き上がりのタイミングで、数秒から数十秒のぐるぐるとした回転性めまいが起きます。吐き気をともなうこともあり、初めて経験した方は「倒れるのではないか」「脳に何かあるのではないか」と感じるほど強烈な症状です。
脳の病気ではなく、内耳の問題であることが多いのが特徴のひとつです。それが「良性」と呼ばれる理由でもあります。ただし、良性だからといってそのまま放置してよいかというと、話はそう単純ではありません。再発率が高く、ストレスや睡眠不足、自律神経の乱れが関与しているケースも多く見られます。
病名に「良性」とついていても、あの体験の記憶はそう簡単には消えません。「また頭を動かしたら起きるのではないか」「外出先でめまいが起きたらどうしよう」という気持ちは、ごく自然な反応です。この予期不安こそが、回復を妨げる大きな要因のひとつになっていることを、ぜひ知っておいてください。
不安が強いと、無意識のうちに頭を動かすことを避けるようになります。すると、体の感覚がますます過敏になり、少しの揺れや動きでも「また来るかも」と反応してしまう悪循環が生まれます。症状そのものよりも、この精神的な緊張が長引いてしまうことが、多くの方を苦しめているのです。
当院にいらっしゃる方のお話を伺っていると、不安が長引いている方にはいくつかの共通点が見えてきます。それは、症状の原因が十分に特定されていないまま、対症療法だけで経過を見ているということです。
めまいの薬で一時的に症状が落ち着いても、「なぜ自分がこの症状になったのか」「再発しないためにどうすればいいのか」がわからないままでは、不安は消えません。原因がわかることで初めて、不安も整理されていくのです。
良性発作性頭位めまい症と自律神経の乱れは、切り離して考えることができません。睡眠の質の低下、過労、精神的なストレスが続いている時期に発症したという方は非常に多いです。内耳の血流が低下すると耳石が不安定になりやすく、自律神経が乱れると内耳の機能そのものに影響します。
めまいが自律神経の乱れのサインである可能性を、見逃してはいけません。体が「休んでください」「整えてください」と訴えているサインを、薬だけで抑え込み続けることには限界があります。
一度改善しても再発を繰り返すという方は、根本的な身体のバランスが整っていない状態が続いていることが多いです。特に、首や後頭部の筋肉の緊張、骨盤や背骨のゆがみが内耳への血流や神経の働きに悪影響を与えているケースを、当院では繰り返し確認しています。
頭を動かしたときのめまいは「耳の問題」として処理されがちですが、体全体のバランスという観点から見ると、首・肩・骨盤の状態が深く関わっています。耳だけを見て体全体を見ない治療では、改善に限界があります。
病院で受ける治療として代表的なものをまとめると、以下のとおりです。
これらにはそれぞれ意味がありますが、根本的な体の状態を整えるアプローチとしては十分ではない場合もあります。
抗めまい薬は急性期の症状を和らげるには有効ですが、耳石が動いた根本的な理由には働きかけません。薬で症状が落ち着いたとしても、体の中の問題が解決されていなければ再発のリスクは残ります。また、薬の服用を続けることへの不安を感じている方も少なくありません。
エプリー法をはじめとする頭位置換法は、耳石を元の位置に戻すための有効な方法として知られています。ただし、施術者によって精度に差があること、また繰り返し耳石がはずれる体質の方には根本解決にならないこともあります。「何度やっても再発する」という方は、体の根本的なバランスを見直す必要があるかもしれません。
当院では、良性発作性頭位めまい症に対して「耳の問題」としてだけではなく、体全体のバランスと自律神経の状態から多角的に捉えてアプローチします。開業以来20年以上、さまざまなめまいや自律神経のトラブルに悩まれた方の施術を重ねてきました。
まず大切にしているのは、検査です。姿勢・脳反射・動作・神経の状態を丁寧に調べることで、「なぜこの方にめまいが起きているのか」を特定します。
内耳の血流や神経系の働きは、首や後頭部の状態と密接につながっています。首の筋肉の過緊張や後頭部のゆがみが椎骨動脈の血流を妨げ、内耳の機能に影響を与えることがあります。骨盤のゆがみが全身のバランスを崩し、それが頭部や首の負担につながっているケースも多いです。
当院の施術は、体に無理のないやさしい刺激で、これらのゆがみを整えます。施術中に痛みを感じることはほとんどありません。特に初めてめまいや整体を経験する方でも、安心して受けていただけます。
自律神経のバランスを整えることは、めまいの症状を改善するだけでなく、予期不安そのものを和らげることにもつながります。体が安定してくると、「また起きるかもしれない」という緊張感が少しずつ薄れていくのを実感していただけることが多いです。
体と心は切り離せません。体が整うと、気持ちも変わる。当院ではそのことを、施術を通じて日々実感しています。
一つでも当てはまる方は、体全体のバランスを見直すタイミングかもしれません。
「朝に起き上がるたびにぐるぐるして、毎朝が憂鬱でした。病院ではエプリー法をしてもらいましたが、数週間後にまた再発。こちらでは首や骨盤から施術していただいて、3回目あたりから朝の不安感がなくなってきました」(40代・女性・会社員)
「仕事中にめまいが起きるのが怖くて、ずっと気を張っていました。院長に原因をていねいに説明していただき、体の状態が変わってくると、気持ちも楽になってきました」(50代・男性・自営業)
はい、多くの方に改善をご実感いただいています。ただし、めまいの原因は一人ひとり異なります。まずは検査で現在の状態を把握し、あなたに合ったアプローチを提案します。
個人差がありますが、早い方では2〜3回の施術から変化を感じていただけることが多いです。体の状態によって異なりますので、初回にしっかりとお伝えします。
急性期の強いめまいや嘔吐をともなう状態の場合は、まず医療機関を受診されることをお勧めします。症状が落ち着いてから、ぜひご相談ください。
はい、もちろんです。当院は自律神経のトラブルにも対応可能な施術を行っています。めまいと自律神経の乱れをセットで整えることが、再発防止にも大切です。
あのぐるぐるとした感覚、頭を動かすたびのドキドキ、「また来るかもしれない」という緊張感——その苦しさは、経験した人にしかわかりません。「良性だから大丈夫」という言葉で片付けられてしまうことへの、やるせなさも理解できます。
でも、体はちゃんとサインを出しています。そのサインを無視して薬だけで乗り切ろうとするのではなく、体の根本から向き合うことが、本当の意味での改善につながると私は信じています。一人で悩まず、まずは気軽にご相談ください。あなたの状態を丁寧に診させていただきます。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院 院長 小林誠

