
院長:小林お気軽にご相談ください!


朝、布団から起き上がろうとした瞬間、突然ぐるぐると視界が回り、思わず動けなくなってしまった。そんな経験はありませんか?「これって脳の病気じゃないの?」と不安になる気持ち、とてもよくわかります。
めまいには、内耳が原因の良性発作性頭位めまい症と、脳や小脳の病変が原因の悪性めまいがあり、その見分け方を知っておくことが、あなたの不安を解消する第一歩になります。
どちらのめまいかによって、対応も受診先もまったく異なります。今回はその違いをわかりやすくお伝えしていきますね。


めまいで来院される方の多くが「これって脳の問題では」と不安を抱えていらっしゃいます。正しい知識を持つことが、適切な対処への近道です。ぜひ最後まで読んでみてください
良性発作性頭位めまい症とは、内耳にある耳石が三半規管に迷い込んでしまうことで起こるめまいです。寝返りを打ったとき、頭を傾けたとき、布団から起き上がったときなど、特定の頭の動きをしたタイミングでぐるぐると回転するような強いめまいが突然現れるのが特徴です。
症状が激しいだけに「大変な病気では」と思われがちですが、「良性」という名前のとおり、命に関わる病気ではありません。適切に対処することで改善が見込める症状です。
めまいの持続時間はおおむね数秒から1分以内であることがほとんどで、頭を動かした後しばらく経つと自然と落ち着いてきます。吐き気を伴うことはあっても、耳鳴りや難聴を伴わないのも大きな特徴のひとつです。
良性発作性頭位めまい症と、脳や小脳が原因の悪性めまいは、症状がよく似ているように見えて、実はいくつかの重要な違いがあります。この違いを知っておくことが、あなた自身や家族を守ることにつながります。
良性のめまいは、頭を動かしたときに起こり、しばらくすると自然に治まるという特徴があります。一方で、悪性のめまいは頭の位置に関係なく持続し、数分・数十分以上続くことがあります。「動いたときだけ起こる」「じっとしていれば落ち着く」という場合は、内耳由来のめまいである可能性が高いと言えます。
良性発作性頭位めまい症では、めまい以外に神経症状が出ることはほとんどありません。しかし悪性めまいでは、めまいと同時に次のような症状が現れることがあります。
これらの症状がひとつでも伴っている場合は、すぐに脳神経外科か神経内科を受診するか、救急車を呼ぶことを強くおすすめします。迷っている時間が命取りになりかねません。
良性発作性頭位めまい症では、同じ頭の動きを繰り返すと少しずつめまいの強さが弱まっていく傾向があります。これを「疲弊現象」と呼びます。一方で悪性めまいでは、繰り返しても症状が軽減しないばかりか、悪化していく場合があります。この点も見分けるうえでの参考になります。
両者の違いをわかりやすく整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 良性発作性頭位めまい症 | 悪性めまい(脳・小脳由来) |
|---|---|---|
| 主な原因 | 内耳の耳石が三半規管に迷入 | 小脳出血・脳梗塞・脳腫瘍など |
| めまいの持続 | 数秒〜1分以内、頭を動かしたときに出る | 持続的、頭の位置に関わらず続く |
| 耳鳴り・難聴 | ほとんど伴わない | 伴う場合あり |
| 頭痛・しびれ | ほとんどない | 激しい頭痛・手足のしびれあり |
| 歩行障害 | ほとんどない | ふらつき・歩行困難あり |
| 繰り返しによる変化 | 慣れて軽減することがある | 改善せず、悪化することも |
| 受診科の目安 | 耳鼻咽喉科・整体 | 脳神経外科・神経内科(救急) |
内耳には「耳石(じせき)」と呼ばれる小さな石のような結晶があり、これが平衡感覚を保つために働いています。この耳石が何らかの原因で剥がれ落ち、三半規管の中に入り込んでしまうと、頭を動かすたびに三半規管の中でリンパ液の流れが乱れ、めまいが起こります。
原因はひとつではなく、疲労・睡眠不足・ストレス・ホルモンバランスの乱れ・骨粗しょう症なども関与していると言われています。特に更年期以降の女性に多いのは、骨密度の変化と関係している可能性があります。


良性発作性頭位めまい症の原因は複合的であることがほとんどで、症状の改善には、内耳だけでなく自律神経や骨格のバランスまで含めた全体的なアプローチが大切です。
良性という言葉から、「命に関わらないなら放っておいていいか」と感じてしまう方もいらっしゃいます。しかしそれは少し待ってください。放置することで、次のような問題が出てくることがあります。
めまいが繰り返し起こることで、転倒のリスクが高まります。特に階段や浴室など、転倒しやすい場所でめまいが起きた場合は大きなケガにつながります。また、「またあの激しいめまいが来るかもしれない」という不安が日常に居座ることで、自律神経のバランスが崩れ、睡眠障害や慢性的な倦怠感を引き起こすこともあります。


さらに、良性発作性頭位めまい症だと思い込んで安心していたら、実は別の病気だったというケースも存在します。症状が長引いたり、繰り返したりする場合は、きちんと専門家に診てもらうことが大切です。
「整体でめまいが改善できるの?」と疑問に思う方も多いと思います。病院に行っても「異常なし」と言われて途方に暮れている方もいらっしゃいます。
良性発作性頭位めまい症の背景には、頸椎(首の骨)の歪みや筋肉の緊張、自律神経の乱れが関わっていることがあります。骨格のバランスが崩れると、内耳への血流が滞り、耳石が正常な位置に戻りにくくなるとも言われています。


当院にめまいでご来院された方の中には、「病院でも整骨院でも改善しなかった」という方も少なくありません。その方々に共通しているのは、症状の原因をきちんと特定されていなかったという点です。表面的な症状に対処するのではなく、なぜそのめまいが起きているのかという根本から向き合うことが、改善への最短距離だと私は考えています。
開院以来20年以上、私が大切にしてきたのは「検査なくして施術なし」という考え方です。めまいひとつをとっても、その方の骨格の状態、自律神経の状態、生活習慣など、原因は一人ひとり異なります。
5種類の独自検査を通じて症状の原因を丁寧に特定し、その方に合った施術プランをご提案しています。力任せの施術は一切行わず、身体に優しいソフトな施術で自然治癒力を引き出していきます。
いくつか当てはまるものがないか、確認してみてください。
ひとつでも当てはまるものがあれば、ぜひ一度ご相談ください。一人で抱え込まず、まずは話を聞かせてもらえればと思います。
めまいはとても怖い症状です。それが良性のものだったとしても、突然の激しい回転感と吐き気は、初めて経験した方にとって本当につらいものです。
「大したことないだろう」と我慢し続けてきた方、「どこへ行っても改善しなかった」とあきらめていた方、そういった方にこそ、当院に来ていただきたいと思っています。症状の原因を正確につかみ、あなたに合った施術でしっかり向き合います。
めまいのことで少しでも気になることがあれば、どうか一人で悩まないでください。いつでも気軽にご相談いただければと思います。


こばやし整体院・ひばりヶ丘院院長 小林誠

