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45歳からのめまいは更年期だけじゃない?頭位めまい症の話

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突然ですが、こんな経験はありませんか。朝、目が覚めて起き上がろうとした瞬間、天井がぐるぐると回り出して動けなくなってしまった…。そんな経験をされている方が、40代後半から50代の女性にとても多いんです。

「更年期だから仕方ない」と思いながら、めまいのたびに布団の中でじっと耐えていませんか。実はそのめまい、更年期の影響だけではなく、耳の中の「耳石」が大きく関係している可能性があります。

今回は、更年期の時期に重なって起きやすい良性発作性頭位めまい症について、その仕組みから日常でできるケア、整体での改善まで、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

院長:小林

更年期の女性がめまいで来院されるケースは本当に多いのですが、「更年期だから」と片付けられてそのままになっているケースも少なくありません。原因がわかれば、対処の仕方も変わってきます。まずは一緒に原因を探っていきましょう

目次

更年期にめまいが増える、そのワケとは

更年期に差し掛かると、ホルモンバランスの変化によってさまざまな症状が体に現れてきます。ほてり、動悸、不眠、そしてめまい。なかでもめまいは、「フワフワする」「ぐるぐる回る」「立ちくらみがする」と、その種類も感じ方も人によって異なるのが特徴です。

更年期に起きるめまいには大きく分けて二つのタイプがあります。一つは自律神経の乱れからくる「ふわふわ感」や「フラフラ感」で、もう一つは耳の異常が引き金になる「回転性のめまい」です。前者はエストロゲンの減少が自律神経に影響して起きるもの。後者は内耳の機能が乱れることで引き起こされるものです。

エストロゲンが減ると骨密度が低下するのはよく知られていますが、実は内耳にある「耳石」も同じように影響を受けます。耳石とは炭酸カルシウムでできた小さな粒のことで、正常であれば耳石器の中にとどまって平衡感覚を保つ役割を果たしています。

ところがエストロゲンが不足すると、耳石が劣化・剥離しやすくなり、本来いるべき場所から三半規管の中へと迷い込んでしまうことがあります。これが、「頭を動かしたときだけ激しいめまいが起きる」という症状の正体です。この状態を医学的に良性発作性頭位めまい症(BPPV)と呼びます。

更年期とBPPVが重なりやすい理由

統計的にも、BPPVは50歳以上の女性に最も多く見られる疾患です。これはまさに更年期・閉経後の時期と重なります。骨密度の低下と耳石の脆弱化が同時に進みやすいこの時期は、めまいのリスクが高まる時期でもあるのです。

また、更年期には睡眠の質が落ちたり、長時間同じ姿勢でいることが増えたりすることも。こうした生活習慣の変化が耳石をより動きやすい状態にしてしまうこともあります。

このめまい、あなたの症状と照らし合わせてみてください

BPPVかどうかを自分で判断するためのポイントをお伝えします。すべてに当てはまらなくても、複数思い当たる場合は一度専門家に相談することをおすすめします。

  • 朝起きたときや寝返りを打った瞬間に、激しい回転性のめまいが起きる
  • めまいは数秒〜1分程度で治まるが、動くたびに繰り返す
  • 上を向いたり、振り返ったりしたときに突然めまいに襲われる
  • 耳鳴りや難聴はとくにない(あれば別の疾患の可能性もあります)
  • 美容院でシャンプーを受けるときの体勢でめまいが起きる
  • めまい以外に、吐き気や冷や汗を伴うことがある
  • 45〜60代の女性で、更年期症状も同時に出ている

これらの症状と一致する場合、BPPVの可能性が高いと言えます。「良性」という名前がついているものの、日常生活に大きな支障をきたす疾患です。転倒リスクが高まるだけでなく、「いつまた起きるか」という恐怖が外出を妨げ、生活の質を著しく下げてしまうこともあります。

放っておくと、めまいはどんどん複雑になっていきます

「しばらくすれば治るだろう」と思ってそのままにしていませんか。残念ながら、BPPVは適切な対処をしないと慢性化・再発を繰り返しやすい疾患です。

めまいへの恐怖から頭をなるべく動かさないようになると、首や肩の筋肉が硬直し、血流が悪化します。血流が悪くなれば内耳への栄養供給も滞り、耳の状態がさらに悪化する悪循環に陥ります。

慢性的なめまいは自律神経のバランスも崩していきます。結果として、不安感・不眠・食欲不振といった二次的な症状が現れ、更年期症状と相乗的に悪化していくことも珍しくありません。

また、めまいを繰り返していると「また倒れたらどうしよう」という心理的な負担が積み重なり、外出を避け、社会的な活動が制限されていきます。これが筋力低下・体力低下・うつ状態へとつながるケースも実際に多く見てきました。

早い段階で原因を把握して適切に対処することが、回復への最短ルートです。

BPPVの原因は、ひとつではありません

当院には、めまいでお悩みの方が毎月多数来院されています。そのなかで更年期の女性に多いのが、このBPPVです。長年の臨床経験から言えることは、原因はひとつではなく、複数の要因が絡み合っているケースがほとんどだということです。

主な原因として考えられるのは次のようなものです。

  • エストロゲン低下による耳石の劣化・脱落
  • 骨密度の低下に伴う内耳の石灰質代謝の変化
  • 頸椎や頭蓋骨の歪みによる内耳への血流障害
  • 長時間の同一姿勢や睡眠時の体位による耳石の移動
  • ストレスや過労による自律神経の乱れと内耳機能の低下
  • 首・肩の筋緊張が引き起こす血流の悪化
  • 加齢による耳石器の変性・機能低下

こうした複数の原因が積み重なることで、めまいの症状が現れます。だからこそ、「耳だけ」「更年期だけ」という視点で対処しても根本的な改善には至らないことが多いのです。

一般的な治療ではカバーできないことがある

BPPVに対して病院で行われる一般的な対応には、薬物療法・理学療法・生活指導の三つがあります。それぞれに限界があることも知っておいてほしいと思います。

薬物療法について

抗めまい薬や制吐剤は、症状が強いときの一時的な緩和には効果を発揮します。ただし、耳石が三半規管の中にある状態を解消するものではないため、根本的な解決にはなりません。長期服用では眠気・ふらつきなどの副作用が生じやすく、薬に慣れてしまうと効果が落ちていくこともあります。

理学療法(エプレイ法など)について

耳石置換法は、適切に行えば一定の効果が期待できます。ただし、手技の精度に個人差があること、間違った方法で行うと症状が悪化するリスクがあること、そして再発した場合に根本原因が残ったままになることが課題です。一時的に改善しても、なぜ繰り返すのかという問いには答えてくれません。

生活指導について

「急に頭を動かさないように」という指導を受けることがありますが、これを厳格に守ろうとすると日常生活が大きく制限されてしまいます。過度な動作制限は首の筋肉を硬直させ、かえって慢性化を招く一因になることがあります。

当院が大切にしていること、それは「原因の特定」です

開業して20年以上、3500件以上の改善実績を重ねてきた中でたどり着いた結論があります。それは「めまいを改善するには、なぜそのめまいが起きているかを正確に把握することが何より大切だ」ということです。

当院では、初診時に5種類の独自検査を行います。整形外科的な検査に加え、姿勢分析、脳反射検査、動的バランス検査などを組み合わせることで、内耳の問題だけでなく、頸椎の歪み・筋緊張の状態・自律神経のバランスまでを総合的に把握していきます。

めまいの背景に頭蓋骨や頸椎の問題が隠れていることは、実は珍しくありません。内耳への血流が首の筋緊張によって妨げられているケース、頸椎のズレが自律神経を乱してめまいを引き起こしているケースなど、整体でないと見えてこない原因が数多く存在します。

院長が検査から施術まで一貫して担当します

当院では、問診・検査・施術のすべてを院長である私が一人で担当しています。担当者が変わることなく、毎回の変化を丁寧に追いかけていくことが、改善の精度を高めることにつながるからです。

施術は体に無理のないソフトな刺激です。力ずくで骨を矯正するようなものではなく、あなたの体が本来持っている自然治癒力を引き出す方向でアプローチしていきます。施術中に強い痛みを伴うことは基本的にありません。

更年期のめまいに整体が有効な理由

エストロゲンの低下そのものをコントロールすることは整体の領域ではありません。ただ、エストロゲン低下の影響を受けやすい「体の土台」を整えることはできます。頸椎の正常なアライメントを保つこと、首肩の血流を改善すること、自律神経の調整を行うこと。これらは整体がもっとも得意とするアプローチです。

更年期特有のホルモン変動という「変えられない部分」があるとしても、体の土台を整えておくことで、めまいの起きにくい体質へと近づけていくことができます。再発を繰り返していた方が、施術を重ねるごとに発作の頻度が減っていく事例を、私はこれまで何度も経験してきました。

こんな変化を実感している方が当院には来ています

以下は、BPPVのめまいで来院された方から実際によくお聞きする変化です。

  • 朝起きたときの天井がぐるぐる回る感覚がなくなった
  • 寝返りを打っても怖くなくなり、ぐっすり眠れるようになった
  • 美容院でシャンプーを安心して受けられるようになった
  • 外出時の「また倒れたら」という恐怖感がなくなった
  • 首・肩のこりが取れて頭が軽くなった
  • 睡眠の質が上がり、更年期の不調全体が楽になった

「めまいが治ったら旅行に行きたかった」「孫と外を歩けるようになりたかった」という声をたくさんいただいてきました。症状が改善するだけでなく、その先にある「やりたいこと」を取り戻していただけることが、当院として一番嬉しい瞬間です。

日常でできるセルフケアも、あわせてお伝えします

整体での施術と並行して、日常生活でできることも取り入れてみてください。

枕の高さを見直す

枕が高すぎると頸椎が曲がった状態で長時間固定されます。これが首の血流を妨げ、内耳への影響につながることがあります。自分の体型に合った高さの枕を選ぶことは、BPPVの予防にも有効です。

急な頭の動きを避ける(ただし過度に制限しない)

起き上がるとき、振り返るとき、上を向くときはゆっくりと動くことを意識してみてください。ただし、「頭を絶対に動かさないようにしよう」と神経質になりすぎると、逆に首が緊張して血流が悪化します。ゆっくり動く習慣をつける程度で十分です。

ビタミンDとカルシウムを意識して摂る

耳石は炭酸カルシウムでできています。更年期以降は骨密度とともに耳石の質も落ちやすくなるため、カルシウムとその吸収を助けるビタミンDを食事や日光浴から意識的に摂ることが、再発予防の一助になると考えられています。

睡眠の質を保つ

睡眠不足や不規則な生活は自律神経を乱し、内耳の機能低下を招きます。更年期の不眠症状と重なることも多いですが、できる範囲で睡眠環境を整えることがめまいのコントロールにも役立ちます。

よくある質問にお答えします

質問回答
更年期のめまいは何科に行けばいい?回転性のめまいは耳鼻咽喉科が第一選択です。フワフワするめまいや自律神経症状が強い場合は婦人科も選択肢になります。整体は病院での診断後に組み合わせて利用することをおすすめします。
耳石はいつの間にか元に戻る?軽度であれば数週間で自然回復するケースもありますが、慢性化すると長期間症状が続くことがあります。再発しやすい体質が残ったままになるため、早めの対処が重要です。
整体でめまいは本当に改善できる?はい。特に頸椎の歪みや首肩の筋緊張、自律神経の乱れが原因に絡んでいる場合は、整体でのアプローチが非常に有効です。当院でも多くの改善事例があります。
体操を自分でやってもいい?耳石置換体操は正しく行えば効果的ですが、間違った方法では症状が悪化することがあります。最初は専門家の指導のもとで行うことを強くおすすめします。
再発を防ぐためにできることは?頸椎・姿勢の管理、栄養(カルシウム・ビタミンD)の補給、自律神経を整える生活習慣の見直しが有効です。整体での継続的なメンテナンスも再発予防に効果的です。

一人で抱え込まないでください

更年期という体の大きな転換期に、めまいという症状まで重なってしまうのは、本当につらいことだと思います。「年だから」「更年期だから仕方ない」と自分に言い聞かせながら、毎朝めまいを恐れながら目を覚ます日々は、決して当たり前ではありません。

私が20年以上この仕事を続けてきてはっきり言えることは、原因がわかれば体は必ず変わるということです。「何度通っても改善しなかった」という方が当院で変化を実感されるケースは、数えきれないほどあります。

めまいを繰り返しているということは、体が何かのサインを送っているということ。そのサインを見逃さずに、一緒に根本から向き合っていきましょう。どうかひとりで悩まず、気軽に相談してください。あなたの来院を心からお待ちしています。

こばやし整体院・ひばりヶ丘院院長 小林誠


院長:小林

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