
院長:小林お気軽にご相談ください!


通勤中の電車や仕事の最中に、急に胸がどきどきして息が苦しくなる。救急外来や内科で心電図、血液検査を受けて「異常なし」と言われても、次に同じことが起きるのではないかと気が休まらない方もいると思います。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院の小林です。この記事では、パニック障害が気になるときに行われる検査の目的、日常で気をつけたいこと、医療機関へ相談したい状態についてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、パニック障害の症状ページもあわせてご覧ください。検査を受けた後に不安が残る理由と、次に確認したいことを日常の場面に沿ってお伝えします。




異常なしの意味を急がず考えます
強い動悸や息苦しさを初めて経験すると、心臓や肺に問題があるのではないかと感じるものです。発作がおさまった後も、胸の違和感や呼吸の浅さに意識が向き続けることがあります。


パニック発作では、動悸、息苦しさ、めまい、発汗、手足の震え、吐き気など、身体の病気と区別しにくい症状が現れることがあります。そのため、最初に内科や救急外来を受診する方がいるのは自然な流れです。
検査後に不安が続くと、「また発作が怖い」と通勤や外出を控えたくなるかもしれません。発作への恐怖が日常の選択を狭めているなら、症状そのものだけでなく生活への影響も大切に扱いたいところです。
心電図は、動悸や胸部症状があるときに心臓の状態を確認する検査の一つです。検査で大きな異常が確認されなかったことは、その時点での情報として重要になります。
心電図が正常でも症状の経過は医師に伝えることが大切です。発作が起きた時間帯、続いた長さ、運動中か安静時かなどによって、医療機関で確認する内容が変わることがあります。
心電図で異常がなかったからといって、苦しさを我慢する必要はありません。反対に、以前と同じ発作だと思い込んで新しい症状を見過ごすことも避けたいものです。気になる変化は受診先で具体的に伝えましょう。
血液検査は、パニック障害そのものを数値だけで決めるために行うものではありません。動悸や発汗、不安感に似た症状を起こし得る全身の状態を確認する目的で、必要に応じて実施されます。
検査では、貧血や甲状腺機能、血糖、電解質などが確認されることがあります。どの検査が必要かは、年齢、既往歴、服薬、症状の出方によって異なるため、検査項目の意味を医師へ聞くことも大切です。
血液検査で大きな問題が見つからなくても、症状が消えたわけではありません。身体面の確認を行ったうえで、発作の繰り返し、予期不安、外出を避ける行動などを問診で確認していくことがあります。


「異常なし」という言葉を聞くと、自分の苦しさまで否定されたように感じる方もいます。しかし検査結果は、症状が気のせいであることを示す言葉ではありません。CTなど精密検査をして異常がないと言うことは、病気ではないというお墨付きをもらったと捉えてください。むしろ異常が見つかった方が大変です。
医療機関での異常なしは、検査を行った時点で明らかな身体の異常が確認されなかった、という意味で使われることがあります。症状の経過や発作時の様子を含めて、次の対応を考えるための大切な情報です。
パニック障害かどうかは、問診、発作の特徴、発作後の不安、生活上の変化などを合わせて医師が判断します。検査結果だけをインターネットで比べ続けるより、困っていることをそのまま相談するほうが現実的です。
発作の最中は恐怖が強く、何が起きたかを後から思い出しにくいものです。落ち着いた時点で短く記録しておくと、医療機関での問診で伝えたい内容がまとまりやすくなります。
すべてを細かく書く必要はありません。発作の前後にあったことと、そのときの症状を数行で残すだけでも、繰り返す動悸や息苦しさの傾向をつかむ手がかりになります。
電車内、仕事中、就寝前などを記録する
動悸、息苦しさ、めまいなどを短く残す
睡眠不足、食事、飲酒などを振り返る
症状日誌は、次の受診先を考える際にも使えます。医療機関での説明を聞きながら、自分の中で不安になっている点を書き出すことも、相談する目安の一つになります。
一度つらい発作を経験すると、電車、美容院、会議室、買い物中の列など、すぐに外へ出られない場所が怖くなることがあります。以前なら問題なかった予定まで避けるようになる方もいます。
実は、発作そのものよりも「また起きるかもしれない」という予期不安が生活を苦しくしていることがあります。脈を何度も測る、出口を常に探す、誰かがいないと外出できないという行動が続く場合もあります。
胸のわずかな違和感や呼吸の変化を感じるたびに、発作の始まりではないかと考えると、体はさらに緊張しやすくなります。肩が上がり、呼吸が浅くなり、動悸を強く感じるという流れも起こり得ます。
このようなときは、症状を押さえ込もうとするより、足裏の感覚や椅子に触れる背中など、別の感覚へ意識を向けてみてください。苦しくない姿勢で座り、吐く息を急がずに続けることから始めます。
外出を避けていた期間が長いほど、以前と同じ行動へすぐ戻ろうとして疲れてしまうことがあります。仕事、通勤、買い物などで困っていることを、医療機関で具体的に伝えることが必要です。
無理のない範囲は人によって異なります。予定を詰め込みすぎず、休める場所や連絡できる相手を確認しておくなど、安心して外出するための準備を少しずつ増やしていきましょう。
深呼吸すると苦しいと感じると、何度も大きく吸い込みたくなります。ただ、苦しさがあるときほど呼吸を急がず、まず座れる場所や横になれる場所を確保することを優先してください。
苦しくない範囲で、吸うことより吐くことを少しゆっくり行う意識を持つ方法があります。服の締め付けをゆるめ、肩を下げ、背中を支えられる姿勢を取るだけでも、体の緊張が和らぐことがあります。
首や肩に力が入り続ける方は、痛くない範囲で腕の重さを机やひじ掛けに預けてみてください。呼吸の苦しさを治そうと無理に胸を反らすより、体を支える場所を作ることが先です。


パニック障害が気になっていても、突然の強い胸痛、失神、片側の手足の動かしにくさ、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、自己判断しないことが大切です。
いつもと明らかに違う症状は医療相談を優先してください。発作と思って様子を見るよりも、早めに確認することで安全面の不安を減らし、その後の対応についても考えやすくなります。
内科などで身体面を確認した後も、発作の繰り返しや外出のしづらさが続くなら、心療内科や精神科へ相談する選択肢があります。検査の内容や受診先について迷うときも、現在の症状を伝えたうえで案内を受けましょう。
パニック障害が気になるときは、心電図や血液検査を受ける目的を理解し、異常なしという結果だけで苦しさを軽く扱わないことが大切です。発作の経過と生活への影響を医療機関へ伝えることが、次の対応につながります。
今日からは、症状が起きた日時、場所、続いた時間、その前の睡眠や食事を短く書き残してみてください。通勤中の不安、呼吸の浅さ、首肩のこわばりなど、自分が困る場面を言葉にするだけでも相談しやすくなります。
医療機関で状態を確認したうえで、日常の身体の緊張や姿勢、歩くときの負担も含めて振り返りたい方は、こばやし整体院・ひばりヶ丘院へお気軽にご相談ください。

