
院長:小林お気軽にご相談ください!


通勤電車の中で急に心臓が速くなり、息が苦しくなった。発作がおさまっても「次は途中で降りられない場所で起きたらどうしよう」と考え、外出や人との約束を控えるようになる方がいます。漢方について調べる背景には、今の不安を少しでも軽くしたいという切実な思いがあるはずです。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院の小林です。この記事では、パニック障害と漢方を考えるときの基本、日常生活で負担になりやすいこと、医療機関へ相談したいタイミングについてお伝えします。
症状の全体像を先に確かめたい方は、パニック障害の症状ページもあわせてご覧ください。発作そのものだけでなく、発作後に残る不安にも目を向けながら、次の一歩を考えていきます。




まず今の状態を確かめましょう
パニック発作では、動悸、息苦しさ、胸の不快感、めまい、発汗、手足の震えなどが急に現れることがあります。体に起きた変化があまりに強いため、「このまま倒れるのではないか」と怖くなることもあるでしょう。
発作が短時間で落ち着いたとしても、体験の怖さは残ります。混雑した電車、会議室、渋滞中の車、レジ待ちの列など、すぐに離れにくい場所を避け始めると、通勤や買い物まで負担になりやすいものです。


発作が起きていない時間にも、また同じことが起こるのではないかと身構えてしまう状態を予期不安といいます。胸が少しざわついただけで不安が高まり、呼吸や脈拍に意識が向き続けることがあります。
不安を避けるために外出をやめると、その場では楽に感じるかもしれません。しかし、避ける範囲が広がるほど、以前ならできた行動まで怖く感じやすくなります。生活の幅が狭くなってきたなら、早めに相談する目安と考えてよいでしょう。
パニック障害で漢方薬を検討するときは、診断名だけで一つの薬を選ぶわけではありません。動悸や息苦しさだけでなく、不眠、胃腸の不調、疲れやすさ、冷え、喉のつかえ、気分の高ぶりなども確認されます。
紹介されることのある処方には、半夏厚朴湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、加味逍遙散などがあります。ただし、これらは一般的な例であり、自分の症状に当てはめて市販薬を選ぶこととは別の話です。
漢方は自然なものなので心配がないと思われがちですが、副作用や飲み合わせへの注意は必要です。処方薬、市販薬、サプリメントも含め、飲んでいるものを医師や薬剤師に伝えたうえで相談してください。
不安が強いとき、喉が詰まるように感じる、胸が押されるように苦しい、何度も大きく息を吸いたくなるという訴えがあります。こうした感覚が続くと、体の変化を気にする時間も増えてしまいます。
呼吸を無理に深くしようとしないことも大切です。息苦しさがあると、たくさん吸わなければと思いがちです。けれども、急いで大きな呼吸を繰り返すと、かえって苦しさや手足のしびれを強く感じる場合があります。
まずは座れる場所や壁にもたれられる場所で、肩を上げずに楽な姿勢をつくります。吸うことよりも、吐く息を少し長くする程度から始めるほうが負担になりにくいでしょう。


寝つけない、途中で目が覚める、朝から疲れている状態が続くと、不安に耐える余力が少なくなります。夜になると考え込んでしまう方は、寝る直前まで情報を探し続けていないかも振り返ってみてください。
眠れないからといって、服用中の薬を増減したり、別の薬を重ねたりするのは避けたいところです。睡眠の困りごとも含めて主治医に伝えることで、治療の選択肢を相談しやすくなります。
抗不安薬や抗うつ薬を飲んでいても、症状が残ると「漢方に替えたほうがよいのでは」と考えることがあります。薬への不安を持つこと自体は自然ですが、変更の判断を一人で抱え込まないことが重要です。
処方薬を自分の判断で中止しないことを基本にしてください。眠気、だるさ、胃の不快感など気になることがあれば、我慢して続けるかやめるかの二択にせず、処方した医師へ具体的に伝えることが先になります。
パニック障害の体質改善という言葉を聞くことがありますが、短期間で不安をなくす方法という意味ではありません。睡眠、食事、疲労、刺激の多さ、予定の詰め込み方を少しずつ見直す長い視点が必要です。
特に、食事を抜いたまま仕事を続ける、コーヒーやエナジードリンクを何杯も飲む、夜遅くまで画面を見続けるといった習慣は、体調の波を大きくすることがあります。できることを一度に増やさず、一つだけ変えるほうが続きます。
次のような記録は、医療機関や漢方の相談で状態を伝える助けになります。完璧に書こうとせず、発作や不安が強かった日のことを短く残すだけで十分です。
通勤中や就寝前などを簡単に残す
睡眠や食事、疲れの具合を記す
電車や人混みなど具体的に記録する
記録は、自分を責めるためのものではありません。繰り返す不安にどのような傾向があるのかを言葉にし、相談先で伝えやすくするための準備です。
不安が続くと、首、肩、あご、胸まわりに無意識の力が入りやすくなります。体が身構えた状態のままでは、呼吸も浅くなり、わずかな動悸や息苦しさを強く受け止めやすくなります。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院では、パニック障害の診断や薬の処方は行いません。そのうえで、医療機関での治療を続けている方に対し、姿勢、首肩の緊張、日常の体の使い方、休み方などを確認する補完的な相談はできます。


動悸や息苦しさはパニック発作で起こることがありますが、すべてを不安の症状と決めつけることはできません。初めて出た胸痛、いつもと違う強い息苦しさ、失神しそうな感覚があるときは、医療機関での確認を優先してください。
外出や出社が難しくなった、眠れない日が続く、食事が取れない、気分の落ち込みが強いといった変化も、我慢を重ねないほうがよいサインです。生活が回らなくなる前に、精神科や心療内科へ相談してください。
消えてしまいたい気持ちが出るとき、身の危険を感じるときは、予約日を待たず、地域の救急相談や身近な人にも助けを求めましょう。いつもと違う強い症状を一人で抱えないことが大切です。
漢方の相談では、発作の頻度だけでなく、何が怖くて避けているのか、現在飲んでいる薬、持病、過去に合わなかった薬などを伝えます。妊娠や授乳の可能性がある場合も、最初に共有しておきましょう。
漢方を使うかどうかは、診察や服薬状況によって判断が変わります。病院での治療をやめるためではなく、自分に合う支え方を増やすために相談するという考え方が安心につながります。
パニック障害と漢方について考えるときは、発作だけに目を向けず、予期不安、睡眠不足、生活の負担、体の緊張も含めて状態を確かめることが大切です。漢方は選択肢の一つであり、医療機関での診断や治療に代わるものではありません。
今日からは、発作や不安が強かった時間、前日の睡眠、食事を抜いていないか、首肩に力が入っていないかを一つずつ確認してみてください。小さな記録があると、次に相談するときに困りごとを伝えやすくなります。
首肩の緊張や日常の体の使い方も含めて確認したい方は、こばやし整体院・ひばりヶ丘院へお気軽にご相談ください。

