肋間神経痛

肋間神経痛とは

肋間神経痛とは、肋骨に沿って走る肋間神経が何らかの原因で刺激され、胸部や背部に痛みやしびれを引き起こす症状を指します。肋間神経は胸椎から出て肋骨の下縁に沿って走行し、胸部や腹部の感覚を支配している重要な神経です。

この症状は中高年の方に多く見られますが、近年ではデスクワークの増加やストレス社会の影響で、若い世代にも増加傾向にあります。痛みの特徴として、深呼吸や体の動きによって増強することが多く、安静時には軽減する傾向があります。

肋間神経痛は原発性と続発性に分類されます。原発性は明確な原因が特定できないもので、続発性は帯状疱疹や胸椎の疾患、腫瘍などが原因となるものです。多くの場合は原発性であり、姿勢の悪化や筋肉の緊張、ストレスなどが関与していると考えられています。

肋間神経痛を放置すると、痛みが慢性化し日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。継続的な痛みは睡眠の質を低下させ、疲労の蓄積や免疫力の低下を招きます。

痛みを避けるために無意識に体を動かさなくなると、筋力低下や関節の可動域制限が進行します。特に呼吸が浅くなることで、全身の酸素供給が不十分となり、さらなる体調不良を引き起こす悪循環に陥ります。

また、胸部の痛みから心臓病への不安が増大し、精神的なストレスが蓄積されます。このストレスが自律神経のバランスを崩し、痛みの感受性を高めてしまうため、症状がより悪化しやすくなります。

慢性的な痛みは仕事や家事の効率を著しく低下させ、社会生活にも支障をきたします。最悪の場合、うつ状態や不安障害などの精神的な問題に発展する可能性もあるため、早期の適切な対処が重要です。

肋間神経痛の原因

開院以来、当院には肋間神経痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肋間神経痛の原因はひとつではないということです。

肋間神経痛の原因として次のものが挙げられます。

肋間神経痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、胸椎関節の可動域減少や肋間筋・胸部筋膜の緊張、呼吸筋の機能低下などが発生し、肋間神経痛が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肋間神経痛は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肋間神経痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な原因解決には至りません。長期間の服用は胃腸障害や肝機能への負担、薬物依存のリスクがあります。神経ブロック注射は効果が限定的で、繰り返し行う必要がある場合が多く、感染や神経損傷などの合併症の可能性もあります。

運動療法

正しい方法を知らずに行うと症状が悪化する可能性があります。痛みが強い急性期に無理に行うと炎症を悪化させることもあり、専門家の指導なしには適切な運動強度や方法の判断が困難です。継続的な努力が必要で、自己流では効果が得られにくいのが現実です。

物理療法

効果に個人差があり、症状の根本原因にアプローチできていない場合は改善が期待できません。電気治療は一時的な効果にとどまることが多く、継続的な通院が必要となります。温熱療法も表面的な筋肉緊張の緩和にとどまり、深部の問題には効果が限定的です。

肋間神経痛を改善するために

まずはあなたの肋間神経痛の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肋間神経痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

肋間神経痛の改善には胸椎だけでなく、全身のバランスや自律神経の状態も重要です。胸椎の歪みが内臓の働きに影響を与え、それが自律神経を通じて筋肉の緊張に影響することもあります。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。肋間神経痛でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肋間神経痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。胸部だけでなく、背中や首、骨盤などの検査も重要と考えています。胸部の負担が背中や首から影響を受けていることもあるからです。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。肋間神経痛は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

肋間神経痛のQ＆A

肋間神経痛は自然に治りますか？

軽度であれば自然治癒する場合もありますが、原因が除去されない限り再発しやすい症状です。特に姿勢の問題やストレスが関与している場合は、根本的な改善を図らなければ慢性化する可能性があります。早期の適切な対処が重要です。

心臓の病気との見分け方はありますか？

肋間神経痛は体位や呼吸によって痛みが変化し、押すと痛む圧痛点があることが特徴です。心臓病の場合は動作と関係なく痛みが生じ、冷汗や吐き気を伴うことが多いです。ただし、自己判断は危険ですので、胸痛がある場合は必ず医師の診察を受けてください。

ストレスは肋間神経痛に関係ありますか？

はい、大いに関係があります。ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、特に呼吸筋や背部の筋肉に影響を与えます。また、ストレスによる浅い呼吸は胸郭の動きを制限し、肋間神経の圧迫を招くことがあります。ストレス管理も症状改善には重要な要素です。

運動は肋間神経痛改善に効果がありますか？

適切な運動は筋力強化と柔軟性向上につながり改善効果があります。しかし、急性期の強い痛みがある時期や、間違った方法での運動は症状を悪化させる可能性があります。症状に応じた適切な運動指導を受けることが重要です。

整体で肋間神経痛は改善しますか？

はい、多くの方が整体施術によって肋間神経痛の改善を実感されています。特に姿勢の歪みや筋肉の緊張が原因となっている場合は、整体による調整で神経の圧迫が解除され、痛みが軽減することが期待できます。ただし、原因の特定と適切なアプローチが重要です。

肋間神経痛で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、肋間神経痛と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肋間神経痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。