手根管症候群

手根管症候群とは

手根管症候群とは、手首にある手根管というトンネル状の部分で正中神経が圧迫されることで起こる病気です。この神経の圧迫により、親指から薬指にかけてしびれや痛み、感覚の鈍さが生じます。進行すると親指の付け根の筋肉が痩せて物をつまむ力が弱くなります。

厚生労働省の調査データによると、手根管症候群は圧迫により生じる神経障害の中で最も多い疾患とされています。一生涯のうちに手根管症候群を発症する確率は約5～10%といわれており、日本の労働力人口に当てはめると推定患者数は約36.4万人とされています。特に40代以降の女性に多く、妊娠・出産期や更年期の女性では発症リスクがさらに高くなります。

特に夜間や明け方に症状が強くなることが特徴的で、中高年の女性に多く見られる疾患です。

手根管症候群を放置すると、初期の軽いしびれから徐々に症状が悪化していきます。進行すると親指の付け根にある母指球筋が痩せ細り、物をつまんだり握ったりする力が著しく低下します。

最終的には縫物やボタンかけなどの日常的な細かい作業ができなくなり、温度感覚も鈍くなるため火傷に気づかないといった危険な状況に陥ることもあります。一度弱くなった筋肉は治療をしても完全には回復しないため、早期の対応が重要です。

また慢性化した痛みによるストレス増加で、うつ状態や不安感に繋がるようになってきます。症状が重症度を増すにつれ、改善までより多くの時間を要します。早い段階で適切な処置をしていくことが必要です。

手根管症候群の原因

開院以来、当院には手根管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、手根管症候群の原因はひとつではないということです。

手根管症候群の原因として次のものが挙げられます。

手根管症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、手根管内の腱が腫れて神経を圧迫し、末梢神経や血流が滞るなど機能低下が起こります。その結果、手指の筋肉に炎症が起きたり特定の筋肉に負担がかかり続けることになり、慢性的な手根管症候群へと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。手根管症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手根管症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

症状を一時的に緩和するだけで根本的な解決にはならず、長期服用による副作用のリスクがあります。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

ステロイド注射

効果は一時的で、神経損傷のリスクがあるため繰り返し行うことができません。時間を費やしても改善に至らないことで、治すことに心が折れるケースも多々あります。

手術療法

術後の痛みや感染リスクがあり、進行した症例では完全な機能回復が期待できない場合があります。

手根管症候群を改善するために

まずはあなたの手根管症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、手根管症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。手根管症候群でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手根管症候群の改善には手首だけでなく、自律神経や内臓の状態も重要です。手首の負担が背中や肩から影響を受けていることもあります。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。手根管症候群は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

手根管症候群のQ＆A

手根管症候群は自然に治りますか？

軽症の場合は手首の安静により自然に改善することもありますが、多くの場合は症状が緩やかに進行するため、適切な治療が必要です。放置すると筋肉の萎縮が進行し、回復が困難になる可能性があります。

手根管症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の手首を曲げた作業、重いものを握る動作、無理な手首のストレッチは症状を悪化させるため避けるべきです。また、痛みを我慢して無理な作業を続けることも症状の悪化につながります。

手根管症候群と腱鞘炎の違いは何ですか？

手根管症候群は神経の圧迫によるしびれが主症状で、腱鞘炎は腱の炎症による痛みが主症状という違いがあります。手根管症候群では夜間や明け方に症状が強くなる特徴があります。

両手同時に発症することはありますか？

はい、約半数の方が両手に症状が現れることがあり、特に原因不明の場合に両側性になりやすい傾向があります。利き手から始まることが多いですが、進行すると両手に症状が現れます。

手術をしないで治す方法はありますか？

軽症から中等症であれば、装具療法、注射療法、理学療法などの保存的治療で改善する可能性があります。当院では手術を避けたい方に対して、根本的な原因にアプローチする施術を行っています。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

症状の程度により異なりますが、保存的治療では1～2ヶ月程度、手術の場合は数週間から数ヶ月で改善が期待できます。当院では個人差はありますが、多くの方が数回の施術で変化を実感されています。

手根管症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、手根管症候群と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

手根管症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。