腱鞘炎

腱鞘炎とは

腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぐ腱を包んでいる腱鞘という組織に炎症が起こる病気です。手や指を動かす際に腱が腱鞘の中を滑るように動きますが、使いすぎや摩擦により腱鞘が厚くなったり腫れたりして、腱の動きが制限され痛みや腫れを引き起こします。

厚生労働省の患者調査によると、滑膜炎及び腱鞘炎の推計患者数は継続的に調査されており、日本人の約10％が腱鞘炎を経験したことがあるとされています。特に親指側の手首や指の付け根に起こりやすく、日常生活に大きな支障をきたす疾患です。

DPC対象病院のデータでは、上肢の腱鞘炎治療実績は年間約5,800件、上肢以外を含めると約14,700件の治療が行われており、実際の患者数はさらに多いと推定されます。特に女性の発症率が高く、妊娠・出産期や更年期の女性に多く見られる傾向があります。

腱鞘炎を放置すると、炎症が慢性化し痛みが持続的になります。腱鞘の肥厚が進行すると腱の滑走障害が悪化し、指が曲がったまま伸びなくなる「ばね指」や手首の動きが著しく制限される状態になる可能性があります。

最悪の場合、腱の断裂や永続的な機能障害を引き起こし、日常生活や仕事に深刻な影響を与える恐れがあります。また、痛みによる睡眠障害やストレスから全身の健康状態にも悪影響を及ぼす可能性があります。

慢性化した痛みは自律神経のバランスを崩し、うつ状態や不安感に繋がることもあります。早い段階で適切な処置をしていくことが必要です。

腱鞘炎の原因

開院以来、当院には腱鞘炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、腱鞘炎の原因はひとつではないということです。

腱鞘炎の原因として次のものが挙げられます。

腱鞘炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、筋肉が硬直し関節の可動域が低下すると、末梢神経や血流が滞るなど機能低下が起こります。その結果、腱鞘に炎症が起きたり特定の筋肉に負担がかかり続けることになり、慢性的な腱鞘炎へと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。■症状名■は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腱鞘炎への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法（安静・固定・投薬）

長期間の固定により筋力低下や関節拘縮を引き起こし、機能回復に時間がかかる場合があります。また、薬物療法は対症療法であり根本的な解決にならず、胃腸障害などの副作用のリスクもあります。

ステロイド注射

回の注射で80～90%の方が症状改善するものの、1年以内に再発する確率は50%程度と高く、繰り返し注射により腱の脆弱化や感染のリスクがあります。

手術療法

侵襲的な治療であり、術後の感染や癒着、神経損傷などの合併症のリスクがあります。また、手術後も完全に元の状態に戻るとは限らず、リハビリテーションが長期間必要になることもあります。

腱鞘炎を改善するために

まずはあなたの腱鞘炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、腱鞘炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。腱鞘炎でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手首だけでなく、肩や首、背中などの検査も重要と考えています。手首の負担が肩や首から影響を受けていることもあるからです。だからこそ、身体の変化や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。腱鞘炎は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

■症状名■のQ＆A

腱鞘炎は自然に治りますか？

軽度の腱鞘炎であれば適切な安静により自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると慢性化し治療が困難になる可能性があります。

腱鞘炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して無理に手を使い続けることは避けるべきです。また、患部を冷やしすぎることや、自己判断でのマッサージも炎症を悪化させる恐れがあります。

腱鞘炎と関節炎の違いは何ですか？

腱鞘炎は腱を包む腱鞘の炎症で、関節炎は関節内部の炎症です。痛みの場所や症状の現れ方が異なり、治療法も違います。正確な診断が重要です。

腱鞘炎になりやすい職業はありますか？

パソコン作業者、美容師、料理人、楽器演奏者、手工芸職人など手指を頻繁に使う職業の方に多く見られます。作業環境の改善が予防につながります。

腱鞘炎の痛みはどのくらい続きますか？

適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いですが、慢性化した場合は長期間続くことがあります。早期の治療開始が重要です。

腱鞘炎は両手同時になることがありますか？

はい、特に全身性の要因（ホルモンバランスの変化など）がある場合や、両手を同じように使う作業を続けている場合に両手同時に発症することがあります。

腱鞘炎は完治しますか？

適切な治療により完治は可能ですが、原因となる動作を続けると再発しやすい疾患です。治療と並行して生活習慣の改善も重要になります。

腱鞘炎で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、腱鞘炎と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腱鞘炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。