月経前不快気分障害（PMDD）

月経前不快気分障害とは

月経前不快気分障害は生理周期に連動して現れる重度の精神症状です。イライラや不安感が通常の月経前症候群を超え、仕事の遂行能力や人間関係を破綻させるほどの強度を示します。

厚生労働省の調査では月経のある女性の3～5%が該当し、特にキャリアウーマンや子育て中の女性に多い特徴があります。症状は月経開始とともに軽減する周期性があり、単なる「気のせい」ではなく医学的な治療が必要な状態です。

月経前不快気分障害を放置すると、まず職場でのパフォーマンスが著しく低下します。感情のコントロールが難しくなり、同僚や上司とのトラブルが増え、評価や昇進のチャンスを失うことも珍しくありません。

家庭では、些細なことでパートナーや子どもに対して怒りや暴言をぶつけてしまうことが増え、家族関係が悪化します。これが繰り返されることで、配偶者との信頼関係が崩れ、最終的には離婚に至るケースや、子どもへの虐待リスクが高まるといった深刻な事態も報告されています。

さらに、症状が長期間続くと、強い抑うつ感や絶望感、不安感が慢性化し、うつ病やパニック障害などの精神疾患を併発する危険性が高まります。衝動的に自傷行為に及んだり、「消えてしまいたい」と希死念慮を抱くこともあります。

また、ホルモンバランスの乱れが慢性化すると、卵巣の機能が低下し月経不順や無月経、早期閉経を招くことがあります。これにより不妊症や更年期障害、骨粗しょう症や高コレステロール血症など、将来的な健康リスクも高まります。精神的・身体的な不調が複雑に絡み合い、社会生活や家族関係、健康全般に長期的な悪影響を及ぼすことがあるため、早期の適切な対応が重要です。

月経前不快気分障害の原因

開院以来、当院には月経前不快気分障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、月経前不快気分障害の原因はひとつではないということです。

月経前不快気分障害の原因として次のものが挙げられます。

月経前不快気分障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

これらの要因が複合的に作用し、脳内神経伝達物質のバランスが崩れることで症状が現れます。従来の整体では対応が難しいため、ホルモンバランスと自律神経の両面からのアプローチが必要です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。月経前不快気分障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

月経前不快気分障害への対応として、次のようなものが一般的です。

SSRI（抗うつ薬）

効果が現れるまでに2週間ほどかかることがあります。また、薬を急にやめると頭痛やめまいなどの「離脱症状」が出ることがあるため、医師の指示で徐々に減らす必要があります。さらに、眠気や性欲減退、吐き気などの副作用が出ることもあります。

GnRHアナログ

この治療を続けると、更年期のようなホットフラッシュや発汗、気分の落ち込み、骨がもろくなる（骨密度低下）といった副作用が出やすくなります。長期間の使用は骨粗しょう症のリスクを高めるため、治療期間や追加のホルモン補充療法が必要になることもあります。

月経前不快気分障害を改善するために

まずはあなたの月経前不快気分障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、月経前不快気分障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。月経前不快気分障害でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

月経前不快気分障害には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。骨盤だけでなく、腰や背中、内臓の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。月経前不快気分障害は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

月経前不快気分障害のQ＆A

月経前不快気分障害（PMDD）と月経前症候群（PMS）はどう違いますか？

PMSは月経前に起こる比較的軽い心身の不調ですが、PMDDは精神症状が特に強く、日常生活や仕事に重大な支障をきたす点が大きく異なります。

PMDDは自然に治りますか？

自然に治ることは少なく、症状が長期化することも多いです。適切な治療や生活改善で症状の軽減が期待できます。

どんな治療法がありますか？

主にSSRI（抗うつ薬）、低用量ピル、漢方薬、認知行動療法などが用いられます。症状や体質によって治療法を選択します。

PMDDはうつ病と関係がありますか？

PMDDはうつ病の一種と考えられており、強い抑うつや不安が現れます。うつ病と併発することもあります。

どんな人がPMDDになりやすいですか？

ストレスが多い人や、過去にうつ病やPMSの経験がある人、ホルモン変動に敏感な体質の人がなりやすい傾向があります。

家族やパートナーはどのようにサポートすれば良いですか？

症状を理解し、責めたり否定したりせず、話を聞いたり日常の負担を分担するなど、精神的な支えや協力が大切です。

月経前不快気分障害で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、月経前不快気分障害と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

月経前不快気分障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。