【股関節痛】薄皮を剥がすように痛みが改善してきました

股関節痛で来院された女性（70代/主婦）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

初診時の状態は、歩行は出来るが左股関節が歩行10分以内に痛みを発症する状態であった。

検査では、4の字テスト、SLR、ヒップテストで陽性反応。荷重検査では、極端に左後方に体重が乗っていることが判明。座位では症状はなく、座位から立位に移行する際に、左鼠径部と左大転子に動作痛が発症していた。

来院に至るまでの経緯

整形外科での診断結果は脊柱管狭窄症であったため、病院でのリハビリに通院を半年、整骨院に3件それぞれ1ヶ月以上通院したが、症状改善が見られなかったため、新聞折込広告で当院の広告を見つけ来院に至る。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

初診時の検査結果から、股関節周囲の筋肉と骨盤隔膜を緩めることを優先すると判断をした。

施術内容と経過

最初は、中殿筋と梨状筋を緩める治療を行うことに重点を置いた。

初回～5回目までは、股関節周囲の筋肉の緊張を取ることに専念した結果、座位から立位に移行する際の痛みは改善される。歩行時間が長くなると、鼠径部に痛みがあったので、骨盤隔膜と横隔膜を緩める治療も行い、10回目の治療後、左脚に体重を掛けても痛みがない状態になる。

歩行での痛みが最初は10分で発症していたが、20分に伸びていたので、これまでの股関節周囲と骨盤隔膜、横隔膜の治療に加え、運動療法も3種行った結果、歩行時間も長く取れるようになってきたため、自宅で運動療法をルールに従って実施するように指導した。

体幹の安性が出てきたことで、歩行を持続する際の痛みと4の字テストも約180度まで稼働するようになる。現在は定期的にメンテナンスで通院している。

※当院では診断や医療行為は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません

以下ご本人のメッセージ

からだに悪いところはいろいろあるのですが、一つ一つが薄皮を剥がすように改善に向かってきました。去年から痛みがあった股関節は10年以上前からある膝痛に重なって、いよいよ治療しないとヤバいと施術を決心させた痛みでした。1月から治療を受けて5ヶ月、今は2週に一度の治療になっています。

股関節痛は股関節の問題だと思っていたのが、まず間違いでした。脊骨の施術で痛みを感じることはなくなりました。ヒアルロン酸などの治療を受けておられる方は多いと思いますが、私の感じではいつまでも治らないなら対症療法をやり続けても無駄だと思います。

治癒の歩みは一様ではありませんが、ほぼ最善に近い歩みで治療されていることを感じます。

院長からのコメント

股関節以外にも、体の様々な箇所の機能が改善してきたことを自覚出来ていると思います。本当に良かったですね。また体を悪くした生活習慣に戻す事がないように、こちらも注意を払っていきます。

また的を射ている表現は流石です。神髄をお伝えして響く方が少ないので、治療を進めやすかったです。ご感想ありがとうございました。

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