思春期特発性側弯症

思春期特発性側弯症とは

思春期特発性側弯症とは、10歳頃から成長が終わるまでの時期に発症する、背骨が横に曲がりながらねじれも伴う病気です。「特発性」とは原因がはっきりしないという意味で、思春期の成長期に多く見られます。女子に圧倒的に多く、男子の5-7倍の発症率となっています。

日本側弯症学会の調査によると、10度を超える側弯症は全体の2-3％に見られ、思春期特発性側弯症は全側弯症の80-90％を占めています。日本では約30万人以上がこの症状を抱えていると推定されており、軽度の場合は痛みがないことも多いため、学校検診で発見されることがほとんどです。

思春期特発性側弯症を放置すると、成長期の進行により見た目の変形が目立つようになります。背中の盛り上がりや肩の高さの違いが顕著になり、心理的なストレスや自尊心の低下につながることがあります。

特に思春期の女子にとって、体型の変化は深刻な悩みとなり、友達との関係や学校生活に大きな影響を与える可能性があります。着替えや水泳の授業を避けるようになったり、自信を失って消極的になったりすることも少なくありません。

重度に進行すると胸郭が変形して肺や心臓を圧迫し、呼吸困難や心機能への影響が生じる可能性があります。また、腰痛や背部痛、疲れやすさなどの症状も現れ、日常生活に支障をきたすようになります。最終的には大きな手術が必要になる場合もあり、入院期間も長期にわたることがあります。

早期発見と適切な対応により、これらの深刻な状況を避けることができるため、症状に気づいたら早めの相談が重要です。

思春期特発性側弯症の原因

開院以来、当院には思春期特発性側弯症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、思春期特発性側弯症の原因はひとつではないということです。

思春期特発性側弯症の原因として次のものが挙げられます。

思春期特発性側弯症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、背骨の成長バランスが崩れ、神経系の働きにも影響を与えます。その結果、脊柱の側方への湾曲とねじれが生じ、特定の筋肉に負担がかかり続けることになり、慢性的な疲労や不調へと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。思春期特発性側弯症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

思春期特発性側弯症への対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

進行を止める積極的な治療ではなく、悪化を見守るだけの消極的な対応となります。成長期の貴重な時間を有効活用できず、進行してから慌てて治療を開始することになりがちです。思春期の子供にとって、見た目の変化への不安を抱えながら過ごすことは大きな精神的負担となります。

装具療法

数年間にわたる長期装着が必要で、学校生活やスポーツ活動に大きな制限が生じます。心理的負担も大きく、思春期の子供にとって見た目の問題や友達との関係に悪影響を与える可能性があります。装着時間が長いほど効果があるとされますが、実際の継続は困難な場合が多いです。

手術療法

3-6時間の大手術となり、輸血が必要な場合もあります。術後の合併症や長期的な影響のリスクがあり、回復期間も長期にわたるため、学業や将来の活動に大きな影響を与える可能性があります。また、手術後も定期的な経過観察が必要で、生涯にわたる管理が求められます。

思春期特発性側弯症を改善するために

まずはあなたの思春期特発性側弯症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、思春期特発性側弯症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

成長期の体は変化が大きく、適切な刺激を与えることで改善の可能性が高まります。痛みを伴わない優しい手技により、体に負担をかけることなく自然治癒力を引き出していきます。思春期特発性側弯症でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

思春期特発性側弯症には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。脊柱だけでなく、骨盤や筋肉のバランス、神経系の働きなども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。思春期特発性側弯症は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

思春期特発性側弯症のQ＆A

思春期特発性側弯症は自然に治りますか？

残念ながら、思春期特発性側弯症が自然治癒することはありません。成長期には進行するリスクが高く、適切な治療や管理が必要です。ただし、早期発見と適切な対応により進行を抑制することは可能です。

思春期特発性側弯症の人がやってはいけないことは？

特に禁止される活動はありませんが、激しいコンタクトスポーツや過度な負荷をかける運動は注意が必要です。むしろ適度な運動は推奨されており、個人の状態に応じた活動制限を専門家と相談することが大切です。

側弯症は遺伝しますか？

明確な遺伝様式は解明されていませんが、家族に側弯症の人がいると発症リスクが高まることが知られています。遺伝的要因と環境要因が複合的に関与する多因子遺伝病と考えられています。

バレエや吹奏楽を続けても大丈夫ですか？

研究では特定の活動が側弯症の発症や進行に関与する可能性が指摘されていますが、必ずしも禁止する必要はありません。定期的な検査を受けながら、専門家の指導のもとで活動を続けることが重要です。

コルセットをつけないと必ず悪化しますか？

すべての症例で進行するわけではありませんが、成長期の中等度側弯では進行リスクが高いため、装具療法が推奨されます。ただし、当院では装具に頼らない改善方法もご提案できます。

手術以外に治療法はありませんか？

装具療法以外にも運動療法や理学療法などがありますが、当院では独自の整体技術により、手術や装具に頼らない改善を目指します。個人の状態に応じて様々なアプローチを組み合わせることで改善の可能性があります。

思春期特発性側弯症で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、思春期特発性側弯症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

思春期特発性側弯症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。