食いしばり

食いしばりとは

食いしばりは、無意識のうちに上下の歯を強く噛みしめてしまう癖のことです。医学的にはブラキシズムと呼ばれています。通常、リラックスしているときは上下の歯の間に1～3mm程度の隙間がありますが、食いしばりでは持続的に強い力で歯を噛みしめ続けます。

睡眠中に起こる「睡眠時ブラキシズム」と、起きているときに起こる「覚醒時ブラキシズム」があります。どちらも歯や顎、周囲の筋肉に大きな負担をかけてしまいます。現在、日本における食いしばりの正確な統計データは限定的ですが、歯科医師会の調査によると成人の約70％が何らかの形で歯ぎしりや食いしばりの経験があるとされています。

食いしばりを放置すると、まず歯への直接的な被害が現れます。歯の摩耗、欠け、割れが生じ、最悪の場合は歯を失うリスクもあります。顎関節への負担により顎関節症を発症し、口が開かなくなったり顎に激しい痛みが生じたりします。

咬筋や側頭筋の緊張により慢性的な頭痛、肩こり、首の痛みが発生し、日常生活の質が著しく低下してしまいます。長期間続くと顔面の筋肉が発達しすぎてエラが張り、顔面痛や表情筋への影響も現れる可能性があります。

睡眠の質も悪化し、疲労感や集中力の低下を招きます。食いしばりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。

食いしばりの原因

開院以来、当院には食いしばりでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、食いしばりの原因はひとつではないということです。

食いしばりの原因として次のものが挙げられます。

食いしばりは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、筋肉が硬直し関節の可動域が低下すると、末梢神経や血流が滞るなど機能低下が起こります。その結果、顎周りの筋肉に緊張が生じたり、特定の筋肉に負担がかかり続けることになり、慢性的な痛みや不調へと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。食いしばりは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

食いしばりへの対応として、次のようなものが一般的です。

マウスピース療法

根本的な原因の解決にはならず、装着時の違和感や口の乾燥により継続が困難な場合があります。また、定期的な調整や交換が必要でコストもかかります。対症療法であるため、根本的な改善には至らないことが多いのが現状です。

薬物療法

一時的な効果に留まることが多く、長期使用による副作用や依存性のリスクがあります。根本原因であるストレスや噛み合わせの問題は解決されないため、薬を止めると症状が再発することがほとんどです。

行動変容療法

患者の意識と継続的な努力が必要で、無意識に行われる睡眠時の食いしばりには効果が限定的です。日中の意識的な改善は可能でも、睡眠中の無意識の行動を完全にコントロールすることは困難です。

食いしばりを改善するために

まずはあなたの食いしばりの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、食いしばりの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。食いしばりでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

食いしばりには、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。顎関節だけでなく、頸椎や胸椎の歪み、自律神経の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。食いしばりは神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

食いしばりのQ＆A

食いしばりは自然に治りますか？

食いしばりは癖や習慣の一種であり、自然治癒は期待できません。ストレスや噛み合わせなどの根本原因を特定し、適切な治療を継続することで改善が可能です。

食いしばりの人がやってはいけないことは？

硬い食べ物を避け、頬杖をつく癖をやめ、ガムを長時間噛み続けないことが重要です。また、ストレスを溜め込まず、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。

食いしばりと歯ぎしりの違いは何ですか？

食いしばりは歯を強く噛みしめる縦方向の力で、歯ぎしりは歯を擦り合わせる横方向の力です。どちらもブラキシズムと呼ばれ、歯や顎に負担をかけます。

食いしばりにマウスピース以外の治療法はありますか？

整体やカイロプラクティック、鍼灸治療、ボトックス注射など、様々な治療選択肢があります。根本原因に応じた総合的なアプローチが効果的です。

食いしばりでどの診療科を受診すべきですか？

歯科、口腔外科、整形外科などが一般的ですが、根本原因が多岐にわたるため、総合的な診断ができる専門家に相談することをお勧めします。

食いしばりは完治しますか？

適切な治療により症状の大幅な改善は可能です。ただし、ストレス管理や生活習慣の改善など、継続的な取り組みが重要になります。

食いしばりで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、食いしばりと非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

食いしばりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。