【変形性股関節症】手術を回避できました

変形性股関節症で来院された男性（60代/自営）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

初回来院時は、左臀部～大転子に掛けて歩行で着地時に痛みが生じていた。左大腿四頭筋が攣る寸前の状態が続いていた。

なお右股関節も、変形性股関節症の診断を9年前にされ、右側は人工関節にする手術を受けている。

左脚に体重が掛からなければ痛みはない。起床時に多少腰回りが固まっている症状があった。

来院に至るまでの経緯

以前は右股関節も今回同様、歩行時の痛みにより病院で9年前に右股関節を人工骨頭に入れ替える手術を経験しているが、左股関節も痛みがどんどん酷くなってきていた。

右人工骨頭に入れ替える手術のリハビリがかなり苦しかったらしく、できれば、左の人工骨頭に変える手術を避けたいとの思いが強くなっていた際、新聞折込広告を見て当院に来院に至る。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

初診時の検査結果から、胸郭の歪み矯正と殿筋の緊張を緩めることを優先すると判断をした。

施術内容と経過

最初は、歪みを取ることと筋肉を緩めることに重点を置いた。

初回は、検査中心で股関節だけでなく、身体全体の状態を内臓、筋肉、隔膜、脳反射も含め、現状把握に専念した。

2回目以降は、骨盤周囲だけでなく、胸郭の歪みを取ること、足首のズレを修正し、殿筋の局所的な拘縮を取り除く。7回目までは、筋肉を緩めることと歪みを取る事を中心に治療を行った。

8回目以降、小脳の調整を行い重心が左に過剰に乗っていたため、重心が右にも行けるように経絡治療で整える。隔膜の拘縮や内蔵反射の治療も取り入れていった結果、24回目で歩行時の左股関節周囲の痛みが消失。起床時の腰の拘縮もなくなり、左股関節の人工骨頭入れ替え手術の心配がなくなったと報告を受ける。

現在は身体のバランスを整え、より長い時間歩けるようにするため通院している。

※当院では診断や医療行為は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません

以下ご本人のメッセージ

右の股関節を人工骨頭にした際のリハビリが辛かったので、左でもあの時の思いをするのは耐えられないと思い、藁をも縋る思いで来ました。

整形外科では電気とマッサージをしてもらったけど、まったく効果がなかったので、いつかは手術することになるのかと不安でしたが、こちらに通い始めてすぐには良くなりませんでしたが、だんだん歩いても左臀部周辺の痛みがなくなってきました。

病院では痛みがなくなっても、股関節が変形しているから手術する決心がついたらやりましょうと言われているけど、大丈夫ではないかと思います。

左の痛みがなくなったことと、手術しなくて大丈夫だろうという安心感が持てたことが大きいです。

院長からのコメント

最初は大変な人が来たな～と感じていましたが、本気でなんとかしたいという気持ちが強く伝わってきましたので、覚悟を持って治療させていただきました。

治療開始当初はなかなか好転しませんでしたが、筋肉が緩むなど中身は着実に変化していたので､想像よりは早い改善だったと思います。

楽になった際は、多少興奮気味で報告をしてもらえたのが印象に残っています。お役に立てて嬉しく思います。今後は筋肉を緩めるではなく、弱い所を強化していきましょう。

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