月経過多

月経過多とは

月経過多とは、月経時の出血量が通常より著しく多い状態を指します。医学的には1回の月経で140ml以上の出血がある場合や、月経期間が8日以上続く場合を月経過多と定義されています。日常生活では、昼間でも夜用ナプキンが必要になったり、1時間でナプキンが満杯になったりする症状が特徴的です。

また、レバーのような血の塊が出ることも月経過多の典型的な症状として知られています。厚生労働省の調査によると、月経過多を主訴として医療機関を初診した患者数は1年間に約42万9千人と推定されています。この症状は単に出血量が多いだけでなく、生活の質を大きく低下させる深刻な問題です。

多くの女性が「生理だから仕方がない」と我慢してしまいがちですが、適切な対処により改善が期待できる症状でもあります。

月経過多を放置すると、継続的な出血により重度の鉄欠乏性貧血が進行します。慢性的な疲労感や息切れ、動悸が悪化し、日常生活への支障が拡大していきます。仕事や家事に集中できなくなり、社会的な活動も制限されるようになります。

出血への不安から外出や旅行を控えるようになり、人生の楽しみが奪われてしまいます。さらに深刻なのは、貧血による心臓への負担増加です。最悪の場合、心不全のリスクも高まります。

また、原因となる子宮筋腫や子宮内膜症が放置されることで、将来的な不妊リスクや更なる症状の悪化につながる可能性もあります。適切な時期に対処することが重要です。

月経過多の原因

開院以来、当院には月経過多でお困りの方が数多く来院されています。これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、月経過多の原因はひとつではないということです。

月経過多の原因として次のものが挙げられます。

月経過多は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。この複数の原因が引き金となり、子宮内膜の過剰な増殖や血管の脆弱化、ホルモン分泌の異常などが発生し、月経過多が発症します。

それは人によって違い、単にホルモン治療や止血剤の投与だけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳細な検査が何より重要になります。

病院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。月経過多でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

月経過多への対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン療法

副作用として吐き気、頭痛、血栓症のリスクがあり、継続的な服薬が必要です。また、40歳以上では血栓症のリスクが高まるため使用に制限があります。身体は薬にどんどん慣れていくため、効果が減弱し、より強い薬が必要となる負のサイクルに陥りかねません。

レボノルゲストレル放出子宮内器具（ミレーナ）

挿入時の痛みや不正出血が初期に見られることがあり、5年ごとの交換が必要です。また、器具が子宮から脱落するリスクもあり、定期的な検査が欠かせません。挿入による感染や穿孔のリスクも考慮する必要があります。

止血剤の投与

一時的な効果に留まることが多く、根本的な原因の解決には至りません。また、長期使用による胃腸障害のリスクもあり、対症療法の域を出ません。効果に個人差があることも問題です。

月経過多を改善するために

まずはあなたの月経過多の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。当院では月経過多の根本的な原因にアプローチします。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、月経過多の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。骨盤内の血流改善と自律神経の調整により、自然治癒力を高めることを重視しています。

ホルモンバランスの乱れは、骨盤の歪みや筋肉の緊張によって血流が悪化することが大きな要因です。当院の整体技術により、骨盤周辺の筋肉をほぐし、血流を改善することで、子宮や卵巣の機能正常化を図ります。薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。当院では通常の整体では対応困難な婦人科系の症状にも対応可能な独自の施術法を確立しています。

月経過多には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。骨盤だけでなく、子宮や卵巣、ホルモン分泌に関わる自律神経の状態なども含めた総合的な検査が必要です。20年以上の臨床経験を基に、月経過多の原因となる骨盤の歪みや筋膜の緊張を的確に見極めます。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。また、患者様が安心して通院できるよう、プライバシーに配慮した個室での施術を基本とし、女性スタッフによる丁寧なカウンセリングも実施しています。

月経過多のQ＆A

月経過多は自然に治りますか？

月経過多は原因により異なりますが、子宮筋腫などの器質的疾患が原因の場合は自然治癒は期待できません。しかし、適切な治療により症状の改善は可能です。当院では自然治癒力を高める施術を行っています。

月経過多の人がやってはいけないことは？

激しい運動や重労働、長時間の立ち仕事は避けましょう。また、鉄分の吸収を阻害するカフェインやタンニンの過剰摂取も控えることが大切です。冷たい飲み物の摂取も控えめにしてください。

月経過多と過多月経の違いは？

医学的には同じ意味で使われており、月経時の出血量が異常に多い状態を指します。一般的には「月経過多」という表現が多く使われています。どちらも同じ症状を表す言葉です。

月経過多は遺伝しますか？

遺伝的要因は完全には解明されていませんが、家族に同様の症状を持つ人がいる場合、リスクが高まる可能性があります。体質的な要因もあるため、早めの対策が重要です。

月経過多になりやすい年齢は？

30代後半から40代にかけて最も多く見られます。この年代は子宮筋腫や子宮内膜症の発症率が高くなる時期と重なります。ホルモンバランスの変化も影響しています。

月経過多の診断基準は？

1回の月経で140ml以上の出血、または月経期間が8日以上続く場合に診断されます。日常生活への支障も重要な判断基準となります。ナプキンの使用量も参考になります。

月経過多で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、月経過多と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。当院の施術により骨盤内の血流が改善され、子宮や卵巣の機能が正常化します。ホルモンバランスが整うことで、月経量が適正な範囲に戻り、生理期間も正常化していきます。

月経過多は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。また、自律神経の調整により全身の代謝が向上し、鉄欠乏性貧血の改善も期待できます。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。