尺骨神経麻痺

尺骨神経麻痺とは

尺骨神経麻痺とは、肘や手首にある狭いトンネルで尺骨神経が圧迫され、小指側に痺れや痛みが生じる状態を指します。進行すると手の筋肉が痩せ、指が曲がったままになり日常生活に大きな支障を来します。手根管症候群に次ぐ頻度の絞扼性末梢神経障害で、配送ドライバーやデスクワーカーに多く発症します。

整形外科外来での末梢神経障害の約２割を占めると報告されており、推定で数十万人が潜在的に罹患していると考えられています。男性では職業性要因、女性では更年期以降のホルモン変化が発症に関与する傾向があります。

痺れが常態化し握力がさらに低下します。ボタン掛けやスマートフォン操作が難しくなり、職場や家庭での作業効率が著しく低下してしまいます。

感覚麻痺により細かな物の識別ができなくなり、熱い物に触れても気づかずに火傷するリスクも高まります。やがて手内筋の萎縮が進み、指が自由に動かせなくなる鷲手変形が現れます。

最悪の場合、筋萎縮が固定化して手術を行っても完全な機能回復は見込めなくなります。仕事を続けることが困難となり、趣味の楽器演奏やスポーツから永続的に離れざるを得ない状況に陥ることもあります。慢性的な痛みと機能不全により、うつ状態や社会的孤立に繋がる可能性も否定できません。

症状が軽いうちに適切な対処をすることで、こうした深刻な事態は避けることができます。

尺骨神経麻痺の原因

開院以来、当院には尺骨神経麻痺でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、尺骨神経麻痺の原因はひとつではないということです。

尺骨神経麻痺の原因として次のものが挙げられます。

尺骨神経麻痺は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、神経周囲の筋肉が硬直し血流が滞ると、末梢神経への酸素供給が低下します。その結果、神経の伝導機能が障害され、痺れや筋力低下といった症状が現れ、放置すると不可逆的な変化へと進行します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。尺骨神経麻痺は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

尺骨神経麻痺への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法

装具着用が日常動作を妨げ、長期使用でも改善が限定的な場合があります。ビタミン剤の効果は軽症例に限られ、進行した症例では劇的な改善は期待できません。また、症状が進行している場合、保存的治療では筋萎縮の進行を止めることができず、時間の経過とともに不可逆的変化が進んでしまいます。

理学療法

頻度と負荷管理が難しく、自己流で続けると逆に痛みが増す恐れがあります。適切な指導なしでは神経をさらに刺激し、症状悪化を招くリスクもあります。継続的な通院が必要で、仕事や家事との両立が困難な場合も多いです。

手術療法

術後リハビリが欠かせず、傷痕や再発リスクを完全には避けられません。手術成功率は高いものの、長期間の筋萎縮がある場合は完全な機能回復は困難です。仕事への復帰までに数か月を要し、経済的な負担も大きくなります。また術後の癒着や感染のリスクも存在します。

尺骨神経麻痺を改善するために

まずはあなたの尺骨神経麻痺の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、尺骨神経麻痺の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

手術に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。尺骨神経麻痺でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

尺骨神経麻痺には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。神経の圧迫部位だけでなく、頚椎や肩関節、前腕の筋膜状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。尺骨神経麻痺は神経系と筋骨格系の専門家でもある院長にお任せください。

尺骨神経麻痺のQ＆A

尺骨神経麻痺は自然に治りますか？

軽症で短期間の圧迫による場合は改善例もありますが、多くは進行性のため早期治療が望まれます。放置すると筋萎縮が進み、不可逆的な変化を招く可能性があります。

尺骨神経麻痺の人がやってはいけないことは？

長時間肘を曲げ続ける姿勢や机に肘をつく癖、重荷の持ち運びは症状悪化を招くため避けましょう。特に読書やスマートフォン使用時の姿勢に注意が必要です。

どのタイミングで手術を検討すべき？

保存療法で３～６か月経過しても痺れや筋萎縮が進む、または日常動作に深刻な支障が出た段階で検討します。ただし筋萎縮の程度により手術効果に限界がある場合もあります。

仕事を続けながら治療できますか？

作業姿勢と休憩頻度を調整し負担を減らせば多くの方が働きながら治療可能です。デスクワークでは肘パッドの使用や定期的なストレッチが効果的です。

夜間の痛みを減らすコツは？

タオルで軽く固定し肘を伸ばしたまま眠ると神経圧迫が緩和され睡眠が深くなります。枕の高さ調整で首や肩の負担を減らすことも重要です。

片手だけでなく両手にも広がりますか？

通常は利き手側など片側発症が多いものの、糖尿病や長期負荷が重なると両側性に進行することがあります。職業性要因がある場合は特に注意が必要です。

尺骨神経麻痺で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、尺骨神経麻痺と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

尺骨神経麻痺は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。