産後太り

産後太りとは

産後太りとは、出産後6か月以上経過しても妊娠前の体重より5kg以上重い状態、または骨盤の開きや体脂肪増加により体型が戻らない状態を指します。単純な体重増加だけでなく、ホルモンバランスの変化や基礎代謝の低下、育児による生活習慣の乱れが複合的に影響して起こる症状です。

厚生労働省の人口動態統計によると、年間約80万人が出産する日本において、働く既婚女性の53%が産後太りを経験していると報告されています。これは多くの女性が抱える共通の悩みであり、現代の重要な健康課題と言えるでしょう。

産後太りを放置すると、基礎代謝の低下により更なる体重増加を招く可能性があります。骨盤の歪みが固定化されることで腰痛や肩こりが慢性化し、膝や股関節への負担も増大してしまいます。育児動作が辛くなり、子どもとの大切な時間にも影響が出てしまいます。

自己肯定感の低下から外出を避けるようになり、社会復帰への意欲も削がれてしまう恐れがあります。体型の変化によるストレスは産後うつなど精神面への影響も懸念されます。

最悪の場合、生活習慣病のリスクが高まり、将来的に糖尿病や高血圧、心疾患などの深刻な健康問題を引き起こす可能性もあります。体型の変化は見た目だけの問題ではなく、心身の健康に大きな影響を与える重要な問題といえます。

産後は育児で忙しく自分のケアが後回しになりがちですが、早い段階で適切な処置をすることが大切です。

産後太りの原因

開院以来、当院には産後太りでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、産後太りの原因はひとつではないということです。

産後太りの原因として次のものが挙げられます。

産後太りは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、骨盤周辺の筋力低下や内臓機能の変化、ホルモン分泌の乱れなどが発生し、産後太りが発症します。それは人によって違い、単に食事制限や運動だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。産後太りは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後太りへの対応として、次のようなものが一般的です。

食事指導

厳格な食事制限は母乳の質や量に影響する可能性があり、育児中の忙しい生活では継続が困難です。また、ストレスから反動的な過食を招くリスクもあります。調理時間や栄養計算が負担となり、完璧を求めるあまり挫折しやすい傾向があります。

運動療法

赤ちゃんを預ける環境がないと通院が困難で、運動強度の調整を誤ると体調不良や怪我のリスクがあります。効果が現れるまで時間がかかり、モチベーション維持が課題となることも多いです。特に産後は体力の回復に個人差があるため、適切な負荷の見極めが重要です。

薬物療法

授乳中は使用できる薬剤が限られ、副作用のリスクもあります。根本的な体質改善にはならず、薬剤中止後のリバウンドも懸念されます。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

産後太りを改善するために

まずはあなたの産後太りの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、産後太りの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。産後太りでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

産後太りには、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。骨盤だけでなく、内臓機能やホルモンバランス、筋肉の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。産後太りは神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

産後太りのQ＆A

産後太りは自然に治りますか？

時間だけでは戻りにくく、骨盤調整や筋力回復・栄養管理を組み合わせることで初めて改善が期待できます。放置すると症状が固定化する恐れがあります。

産後太りの人がやってはいけないことは？

極端な断食や骨盤が不安定な時期の激しいジャンプ運動は避け、授乳中は無理な薬物ダイエットも控えてください。

骨盤矯正ベルトだけで痩せますか？

ベルトは姿勢保持の補助具であり、装着だけで脂肪が燃えるわけではなく運動との併用が必要です。

母乳をやめれば体重は落ちますか？

卒乳後も摂取エネルギーが高いままだと体重は減らず、食事量と質の見直しが欠かせません。

食事制限は母乳に影響しませんか？

適切なカロリー制限と栄養バランスを守れば母乳量や質を大きく損なわずに減量は可能です。

何科を受診すれば良いですか？

まずは産婦人科や女性専門外来で相談し、必要に応じて整形外科・内科・栄養指導など多職種で連携すると安心です。

産後太りで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、産後太りと非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

産後太りは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。