手のこわばり

手のこわばりとは

手のこわばりとは、主に朝起きたときや長時間手を動かさなかった後に、手指の関節や筋肉が硬くなって思うように動かせない状態を指します。特に指の曲げ伸ばしがスムーズにできない、物をつかみにくい、細かい動作が困難になるなどの症状が現れます。

一時的なものから慢性的なものまで程度は様々で、血行不良や筋肉の緊張、関節の炎症などが関与して起こります。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、手指の関節症状を訴える人は年々増加傾向にあります。特に40代から50代の女性に多く見られ、更年期の女性の約30-40%が手指の症状を経験するとされています。

全国では推定で200万人以上が手のこわばりや関連症状に悩んでいると考えられており、現代のデスクワーク増加やスマートフォンの普及により、若年層でも症状を訴える人が増加しています。

手のこわばりを放置すると、関節の可動域が徐々に制限され、日常生活動作に深刻な支障をきたすようになります。症状が進行すると、指の変形や筋力低下が起こり、ペンを持つ、箸を使う、服のボタンをはめるといった基本的な動作も困難になります。

さらに、手指を使う職業に従事している場合は業務遂行に大きな影響を与え、趣味活動も制限されて生活の質が著しく低下します。パソコン作業や手芸といった細かい作業が困難になり、やりがいを感じていた活動から遠ざかることになってしまいます。

最悪の場合、関節リウマチなどの進行性疾患が隠れている可能性もあり、適切な治療を受けないと関節の破壊が進行して取り返しのつかない状態になることもあります。また、手指の機能低下により自立した生活が困難になり、介護が必要な状態に陥るリスクも高まります。

手のこわばりは単なる加齢現象と軽視されがちですが、早期の適切な対処が将来の生活の質を左右する重要な症状です。

手のこわばりの原因

開院以来、当院には手のこわばりでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、手のこわばりの原因はひとつではないということです。

手のこわばりの原因として次のものが挙げられます。

手のこわばりは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、筋肉が硬直し関節の可動域が低下すると、末梢神経や血流が滞るなど機能低下が起こります。その結果、手指周りの筋肉に緊張が生じたり、特定の筋肉に負担がかかり続けることになり、慢性的なこわばりや痛みへと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。手のこわばりは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手のこわばりへの対応として、次のようなものが一般的です。

温熱療法

効果は一時的で根本的な原因解決にはならず、継続的な治療が必要になります。また、炎症が強い急性期には症状を悪化させる可能性があります。毎日の通院や自宅でのケアを継続する負担も大きく、忙しい現代人には現実的でない場合も多くあります。

薬物療法

長期使用による副作用のリスクがあり、根本的な治療にはなりません。また、薬に依存しやすくなる傾向があり、効果が薄れると更に強い薬が必要になる悪循環に陥る可能性があります。胃腸への負担や肝機能への影響も懸念されます。

理学療法

改善まで長期間を要し、専門施設への定期的な通院が必要になります。また、症状によっては運動により悪化する場合もあり、個人の状態に合わせた適切な指導を受けることが重要ですが、画一的な指導になりがちです。

手のこわばりを改善するために

まずはあなたの手のこわばりの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、手のこわばりの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。手のこわばりでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手のこわばりには、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。手指だけでなく、首や肩、自律神経の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。手のこわばりは神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

手のこわばりのQ＆A

手のこわばりは自然に治りますか？

軽度の血行不良による一時的なこわばりは改善することもありますが、慢性化した症状や疾患が原因の場合は自然治癒は困難です。適切な治療により症状の改善や進行予防が可能ですので、早期の専門的な診断と治療が重要になります。

手のこわばりの人がやってはいけないことは？

急激な強いマッサージや無理な関節の動かし方は症状を悪化させる可能性があります。また、痛みを我慢して手を過度に使い続けることや、自己判断での湿布や薬の長期使用も避けるべきです。症状に応じた適切な対処が必要です。

手のこわばりと関節リウマチの違いは？

手のこわばりは症状の一つであり、関節リウマチは疾患名です。関節リウマチでは手のこわばりに加えて関節の腫れや痛み、全身症状が現れます。血液検査やレントゲンなどの詳しい検査により鑑別診断が可能ですので、専門医での診察が重要です。

更年期の手のこわばりはいつまで続きますか？

個人差がありますが、一般的にホルモンバランスが安定する閉経後数年で症状が軽減することが多いです。ただし、適切な治療を行わないと慢性化する場合もあります。症状の程度や持続期間に応じて専門的な治療を受けることをお勧めします。

手のこわばりに効果的なセルフケアはありますか？

朝の軽いストレッチや手指のマッサージ、温めることが効果的です。ただし、症状の原因によっては逆効果になる場合もあります。まずは専門家による原因の特定と適切な指導を受けてから、安全なセルフケアを実践することが大切です。

手のこわばりで何科を受診すればよいですか？

まずは整形外科や手外科での受診をお勧めします。症状によってはリウマチ科での精密検査が必要な場合もあります。当院では手のこわばりの原因を総合的に評価し、適切な治療方針をご提案いたします。

手のこわばりで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、手のこわばりと非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

手のこわばりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。