
院長:小林お気軽にご相談ください!
はじめまして、こばやし整体院・ひばりヶ丘院の小林です。最近、いろいろな年齢の方から「まさか自分の年齢で自律神経が乱れるなんて」と驚かれることが本当に増えてきました。あなたも今、めまいや動悸、不眠などに悩んでいて、自分の年齢と関係があるのか気になって検索をしているところかもしれませんね。


実は自律神経失調症は、昔は40代以降の中年世代に多いと言われていましたが、今では10代や20代など、より若い世代にもはっきりと症状が現れるようになってきています。このように年代の幅が広がり、全世代的な問題になっているのが現在の大きな特徴です。年齢によって症状や原因の傾向が変わるので、その違いを知ることが改善の大きなヒントになってきます。


昔と比べて自律神経の不調が若い世代にも増えているからこそ、自分の年代に合った対策を早めに始めることが何より大切なんです
まず押さえておきたいのは、自律神経の乱れは特定の年齢だけに起こる特別なものではないということです。10代の学生から、子育て中の30代、仕事の責任が増える40代50代、そして60代以降の方まで、誰にでも起こる可能性があります。ただし、年代によって受けるストレスや身体の状態が違うため、出てくる症状や背景が変わってくるんですね。
かつては「自律神経失調症=中年以降の女性に多い」というイメージが強かったのですが、今はそうとも言い切れません。学校生活のストレスやスマホの普及による生活リズムの乱れなどの影響で、10代からすでに自律神経が不安定な状態になっているケースも少なくないと感じます。つまり、以前は中年世代が中心だった自律神経の不調が、現代でははっきりと低年齢化しているということです。
10代の思春期は、身体も心も大きく変化する時期です。この頃は自律神経の働きも非常に不安定になりやすく、朝なかなか起きられない、立ち上がるとフラッとする、頭痛が続く、といった症状が出ることがあります。学校に行きたい気持ちはあっても、身体がついてこないという子も多いです。


この年代でよく見られるのが、起立性調節障害のような自律神経の乱れです。成長期で血管の調整が追いつかないことに加え、受験勉強や部活動、友人関係の悩みなどの精神的なストレスが重なって、交感神経が過度に働きやすくなっています。周りの大人からは「怠けているように見える」こともありますが、本人にとってはとてもつらい状態であり、きちんと自律神経の問題として理解してあげる必要があります。
20代から30代にかけては、社会人として責任を任されるようになり、生活環境も大きく変化していきます。仕事でのプレッシャーや残業、不規則な勤務時間、人間関係の悩みなどが重なると、自律神経のバランスはあっという間に乱れてしまいます。若いから大丈夫と思って無理を重ねるほど、身体は悲鳴をあげてしまうんですね。
女性の場合は結婚や出産を経験する方も増えていきます。産後はホルモンバランスが急激に変化し、さらに育児による睡眠不足や、慣れない育児への不安なども加わります。その結果、めまい、胃腸の不調、動悸、手足の冷え、朝のだるさなど、さまざまな不調が一度に出てくることもあります。以前と比べて、この年代で「原因のよく分からない不調」を訴える方が明らかに増えており、ここにも低年齢化の流れを強く感じます。
40代から50代は、仕事でも家庭でも責任が増える非常に忙しい年代です。仕事では管理職として部下の面倒を見ながら、自分自身の成果も求められます。家庭では、子どもの進学や受験、親の介護など、精神的にも経済的にも負担が大きくなりがちです。心と身体のキャパシティを超えるストレスを抱え込みやすい時期と言えます。
さらに女性はこの頃から更年期に差しかかり、ホルモンバランスが大きく変化します。ホットフラッシュ、のぼせ、発汗、動悸、イライラ、不眠など、いわゆる更年期症状と自律神経失調症の症状が重なることも少なくありません。
一方、男性も男性ホルモンの低下や血管年齢の変化によって、疲れが抜けない、意欲がわかない、肩こりや頭痛が続くなどの不調が増えてきます。中年世代は昔から自律神経の乱れが問題になりやすかった層ですが、現代はそれに加えて若い頃からの疲労の蓄積も影響していると考えられます。
60代を過ぎると、どうしても体力や筋力、内臓の働きは少しずつ落ちていきます。それに伴い、自律神経の調整力も弱くなっていきます。血圧が急に変動したり、暑さ寒さに過敏になったり、寝つきが悪くなるといった変化に気づく方も多いでしょう。若い頃には何ともなかったような負担でも、年齢を重ねると自律神経への影響が大きくなってきます。
高齢の方に多いのは、めまい、ふらつき、便秘、頻尿、不眠などが慢性的に続くタイプの自律神経失調症です。持病の薬が増えることで、自律神経に影響する副作用が出る場合もあります。また、筋力の低下によって姿勢が崩れ、首や背中に負担がかかることで、自律神経の働きが乱れやすくなることもあります。
年齢的な変化だからと諦めてしまいがちですが、身体の使い方や姿勢、呼吸を整えることで、楽に過ごせるようになる可能性は十分にあります。
昔は中年以降の女性に多いとされていた自律神経失調症が、今では10代や20代の相談も増えているのはなぜでしょうか。一番大きいのは、生活環境とストレスの質が大きく変わったことです。スマホやパソコンの長時間使用による夜ふかし、ブルーライトによる睡眠リズムの乱れ、常に情報にさらされ続ける精神的な緊張状態など、若い頃から自律神経を休ませる時間が減っていると感じます。


また、人間関係のストレスも昔とは形が変わりました。SNSでのつながりや比較、学校や職場でのコミュニケーションの難しさなど、見えづらいストレスが積み重なりやすくなっています。その結果、本来なら中年期以降に出ていたような自律神経の不調が、もっと若い年代から表面化しているのです。年齢に関係なく、自律神経に負担をかける社会環境になっていると言えるかもしれません。
このように、自律神経失調症は年代によって背景がまったく違います。10代なら成長と学校生活、20代30代なら仕事や将来への不安、30代40代なら家事や育児との両立、40代50代ならホルモン変化と責任の増加、60代以降なら体力低下や持病との関係がそれぞれ絡み合っています。年齢によって優先して整えるべきポイントも変わってくるんですね。
こばやし整体院では、まずあなたの年齢や生活リズム、これまでの経緯を丁寧に伺いながら、自律神経に負担をかけている本当の原因を一緒に探っていきます。身体の歪みだけを見るのではなく、内臓の状態や呼吸の浅さ、ストレスの受け方なども含めて全体をチェックし、そのうえであなたの年代に合った施術とセルフケアをご提案していきます。
昔と違い、自律神経失調症は特定の年代だけの症状ではなくなりました。それだけに「自分はまだ若いから関係ない」「もう歳だから仕方がない」といった考えはどちらも当てはまりません。どの年代であっても、今の身体の状態をきちんと理解してあげれば、自律神経は整えていくことができます。
長年、多くの方の自律神経の不調を見てきて感じるのは、年齢を理由に諦めてしまうと回復のタイミングを逃してしまうということです。反対に、早めに自分の身体の声に気づいて行動を始めた方は、年代に関係なくちゃんと変化していきます。もし今、あなたが「この体調がこの先ずっと続くのでは」と不安になっているなら、それは身体からのサインです。一人で抱え込まず、いつでも相談してくださいね。


こばやし整体院・ひばりヶ丘院では、あなたの年齢や生活背景に合わせて、自律神経が整いやすい身体づくりを全力でサポートしていきます。一緒に今のつらさから抜け出して、年齢に縛られずに過ごせる毎日を取り戻していきましょう。

