
院長:小林お気軽にご相談ください!


こんにちは、こばやし整体院・ひばりヶ丘院の小林です。朝起きて頭を動かした瞬間、突然グルグルと世界が回りだす経験をされたことはありませんか。この突然のめまいは、もしかすると良性発作性頭位めまい症かもしれません。特定の頭の位置で回転性のめまいが起こるこの症状は、多くの方が経験されながらも、なぜ自分にこのようなことが起きるのか不安を感じていらっしゃいます。
実は、耳鼻科を受診される方の約40%がこの症状に該当するといわれており、決して珍しいものではありません。特に50代以降の女性に多く見られる傾向があります。寝返りを打った瞬間や上を向いた瞬間に突然襲ってくるめまいは、日常生活に大きな影響を与えるものです。


突然のめまいに不安を感じていらっしゃる方へ、今回はその原因について詳しく解説していきます
良性発作性頭位めまい症が起こる主な原因は、内耳にある耳石器から剥がれ落ちた耳石が三半規管に入り込んでしまうことにあります。通常、耳石は耳石器と呼ばれる部分にしっかり付着していますが、何らかの理由でこれが剥がれて三半規管の中を漂うようになると、頭の位置を変えた際に耳石が動いてしまいます。
三半規管は本来、頭の回転を感知するセンサーのような役割を果たしています。ところが、そこに耳石が入り込むことで、実際には頭が動いていないのに「動いている」という誤った信号が脳に送られてしまうのです。その結果、視覚情報と平衡感覚の情報にズレが生じ、強い回転性のめまいとして感じられます。


このメカニズムを理解することで、なぜ特定の頭位でめまいが起こるのかが分かってきます。朝起き上がる動作や寝返りを打つ動作は、三半規管内の耳石を大きく動かすため、めまいが誘発されやすいのです。
年齢を重ねることで、誰しも内耳の構造に変化が生じてきます。特に耳石器にある耳石は、加齢とともに劣化したり剥がれやすくなったりすることが知られています。50歳を過ぎると、耳石を支えている組織の柔軟性が低下し、耳石の結びつきが弱くなっていくのです。
女性の場合は、閉経後のホルモンバランスの変化も大きく関係しています。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨の代謝やカルシウムバランスに関わっており、その減少により耳石の質が変化しやすくなります。実際に、閉経後の女性に良性発作性頭位めまい症が多く見られるのはこのためです。
また、長年にわたる生活習慣の積み重ねも内耳の状態に影響を与えます。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることが多かった方は、首や肩周辺の血流が慢性的に滞りがちです。内耳への血液供給が不十分になると、耳石器の機能が低下し、耳石が剥がれやすい状態になります。
現代社会では、デスクワークやスマートフォンの使用など、長時間同じ姿勢を取り続ける場面が増えています。実は、この生活習慣が良性発作性頭位めまい症の発症リスクを高める要因の一つになっているのです。長時間同じ姿勢でいると、頭部や首の位置が固定され、耳石が一箇所に留まり続けることになります。
通常であれば、日常的な頭の動きによって耳石は適度に動いており、それによって耳石器にしっかりと付着した状態が保たれます。ところが、頭の動きが少ない生活を続けると耳石が沈殿しやすくなり、一度剥がれると三半規管に入り込みやすい状態になってしまいます。


特に就寝中は何時間も同じ向きで寝ていることが多く、朝起き上がる際に突然頭位を変えることで、沈殿していた耳石が一気に動き出してめまいを引き起こします。また、横になってテレビを見る習慣がある方も、片側を下にした状態が続くため、その側の三半規管に耳石が入り込みやすくなります。
このような生活習慣を見直すことは、めまいの予防だけでなく、首や肩の健康維持にもつながります。適度に頭の位置を変える、定期的に立ち上がって体を動かすといった工夫が大切です。
交通事故やスポーツ中の転倒、頭をぶつけるなどの頭部外傷も、良性発作性頭位めまい症の原因となることがあります。強い衝撃によって耳石が耳石器から剥がれ落ち、三半規管に入り込んでしまうのです。事故直後ではなく、数日から数週間経ってからめまいが現れることもあり、外傷との関連に気づかないケースも少なくありません。
また、目に見えるような大きな怪我がなくても、むち打ちのような首への衝撃や、頭を強く打った記憶がある場合には注意が必要です。衝撃の大きさと症状の重さは必ずしも比例しないため、小さな衝撃でも内耳に影響が及ぶことがあります。


美容院でのシャンプー時に頭を後ろに倒す姿勢も、首への負担が大きく、その刺激がきっかけとなってめまいが起こることがあります。歯科治療で長時間仰向けの姿勢を取った後に症状が出る方もいらっしゃいます。これらは直接的な衝撃ではありませんが、普段とは異なる頭位を長時間保つことで、耳石に影響を与えている可能性があるのです。
意外に思われるかもしれませんが、精神的なストレスや身体的な疲労も、めまいの発症に深く関わっています。ストレスが蓄積すると自律神経のバランスが崩れ、内耳への血液循環が悪化します。内耳は非常に繊細な器官で、わずかな血流の変化でも機能が低下しやすいのです。
自律神経が乱れると、交感神経が優位な状態が続き、全身の血管が収縮しがちになります。その結果、内耳への酸素や栄養の供給が不足し、耳石器の機能が低下して耳石が剥がれやすくなります。また、ストレスによる筋肉の緊張も、首や肩周辺の血流を阻害する要因となります。
睡眠不足や過労が続いている時期に、突然めまいが起こったという方も多くいらっしゃいます。これは、疲労により身体の回復機能が低下し、内耳の細胞の修復が追いつかなくなっているためです。十分な休息を取ることで身体の自然治癒力が働き、内耳の状態も改善していきます。
日々のストレス管理や睡眠の質を高めることは、めまいの予防において非常に重要です。深呼吸や軽い運動、趣味の時間を持つなど、心身をリラックスさせる時間を意識的に作ることをお勧めします。
良性発作性頭位めまい症は、片頭痛の既往歴がある方に発症しやすい傾向があります。片頭痛と前庭機能(平衡感覚を司る機能)には密接な関係があり、片頭痛持ちの方は内耳の血流が変動しやすい体質であることが多いのです。頭痛発作時には内耳の血管も収縮と拡張を繰り返し、それが耳石器に影響を与えることがあります。
突発性難聴やメニエール病などの内耳疾患を経験された方も、その後に良性発作性頭位めまい症を発症するリスクが高まります。これらの疾患により内耳の構造や機能に変化が生じ、耳石が剥がれやすい状態になっている可能性があります。


また、糖尿病や高血圧などの生活習慣病も、全身の血管に影響を及ぼすため、間接的に内耳の状態に関わってきます。特に血糖値のコントロールが不十分な状態が続くと、末梢の血管障害が進行し、内耳への血液供給が不安定になります。
こうした既往症や体質的な要因を把握しておくことは、めまいの予防や再発防止において大切です。複数の要因が重なり合っている場合も多く、一つひとつ丁寧に対処していく必要があります。
首や肩の筋肉が慢性的に緊張していると、頸部の血管が圧迫され、内耳への血液循環が妨げられます。特に後頭部から首にかけての筋肉が硬くなっていると、椎骨動脈という内耳に血液を送る重要な血管の流れが悪くなります。その結果、内耳の細胞に十分な酸素や栄養が届かず、耳石器の機能低下を招くのです。
デスクワークやスマートフォンの長時間使用により、現代人の多くは首が前に突き出た姿勢になりがちです。この姿勢では首の後ろ側の筋肉が常に引き伸ばされた状態になり、血流が滞りやすくなります。また、ストレスによる無意識の筋肉の緊張も、首や肩のこりを悪化させる要因となります。


首や肩の血流改善は、内耳の健康維持に直結します。適度なストレッチや首を温めること、姿勢を意識することで、筋肉の緊張をほぐし、血液循環を促すことができます。整体による施術でも、首肩周辺の筋肉を緩め、骨格のバランスを整えることで、内耳への血流を改善することが期待できます。
開院以来、当院には良性発作性頭位めまい症でお困りの方が数多く来院されています。これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、めまいの原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。
ある方は加齢と長時間のデスクワークが主な原因であり、別の方はストレスと首の筋肉の緊張が引き金となっています。また、過去の頭部外傷が遠因となって、何年も経ってから症状が現れるケースもあります。このように、一人ひとり原因が異なるからこそ、丁寧な検査によって根本原因を見極めることが何より重要になります。
病院で「耳石が原因です」と説明されても、なぜその耳石が剥がれたのか、なぜ今このタイミングでめまいが起きたのかという背景まで掘り下げなければ、再発を繰り返すことになります。当院では、他に類を見ない充実した検査で、あなたのめまいの原因を見つけ出し、明確な根拠に基づいて施術を進めていきます。


薬に頼らず、あなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、体質に合わせた施術プランをご提案します。めまいの恐怖から外出を控えたり、日常生活に支障をきたしたりしている方は、決して一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。
当院は、あなたのやりたいことを諦めずに済むよう、全力でサポートさせていただきます。突然のめまいに不安を感じていらっしゃる方も、何度も繰り返すめまいに悩んでいらっしゃる方も、まずは原因を明らかにすることから始めましょう。あなたの来院を心からお待ちしております。

