
院長:小林お気軽にご相談ください!


こんにちは、こばやし整体院・ひばりヶ丘院の小林です。このところ、めまいや動悸、だるさが続いているけれど、これって更年期の症状なのか、それとも自律神経が乱れているだけなのか、判断がつかずに悩んでいませんか。
実は当院にも、同じような不安を抱えて来院される方が本当にたくさんいらっしゃいます。病院で血液検査を受けても「異常なし」と言われ、結局どうすればいいのか分からないまま日々を過ごしている方も少なくありません。どちらの症状も似ているからこそ、見極めが難しいですよね。
今回は自律神経失調症と更年期障害について、それぞれの原因や症状の違い、そして対処法まで詳しくお伝えしていきます。あなたの不調が少しでも軽くなるヒントになれば嬉しいです。


どちらも症状が似ているため混同しやすいけれど、原因を知ることで適切な対処法が見えてくる
更年期障害と自律神経失調症は、どちらも動悸やめまい、ほてり、頭痛、倦怠感といった症状が現れるため、一見するとよく似ています。しかし、根本的な原因はまったく異なります。
更年期障害は、閉経前後の女性ホルモン、特にエストロゲンの急激な減少が主な原因です。女性ホルモンは脳の視床下部でコントロールされていますが、ホルモンバランスが崩れると視床下部が混乱し、その結果として自律神経も乱れてしまいます。
一方で自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れ、過労、気候の変化、身体の歪みなど、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こります。ホルモンバランスの問題だけでなく、心身両面からの負担が積み重なることで、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうのです。
更年期障害は主に45歳から55歳前後の女性に多く見られ、閉経という明確な身体の変化に伴って起こります。もちろん男性にも男性更年期と呼ばれる症状はありますが、女性ほど急激なホルモンの変動はありません。
それに対して自律神経失調症は、年齢や性別を問わず誰にでも起こりうる症状です。20代や30代の若い世代でも、仕事や人間関係のストレスが重なれば発症することがあります。年齢だけで判断せず、自分の生活環境や体調の変化を総合的に見ることが大切です。
更年期障害かどうかを見極める上で最も有効なのが、血液検査によるホルモン値の測定です。婦人科でエストロゲンやFSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を調べることで、更年期の状態にあるかどうかが分かります。
ただし、ホルモン値が正常範囲内であっても症状が出ている場合は、自律神経失調症や他の原因が考えられます。血液検査で異常がないからといって安心せず、身体全体の状態を多角的に検査することが重要です。
更年期障害と自律神経失調症は症状が重なる部分が多いものの、いくつかの特徴的な違いがあります。これを知っておくことで、自分の状態をある程度把握することができます。
更年期障害では、ホットフラッシュと呼ばれる突然の顔のほてりや発汗が代表的な症状です。特に上半身が急にカッと熱くなり、汗が噴き出すような感覚があります。また、生理不順や生理周期の乱れ、経血量の変化なども更年期の特徴です。
さらに、膣の乾燥や性交痛、骨密度の低下による関節痛なども、女性ホルモンの減少に直接関係する症状として現れやすくなります。これらは自律神経失調症だけでは説明がつきにくい症状です。
自律神経失調症では、めまいや動悸、息苦しさ、胃腸の不調が目立ちます。特に便秘と下痢を交互に繰り返したり、胃もたれや膨満感が長く続いたりする場合は、自律神経の乱れが疑われます。
また、気候や気圧の変化に敏感で、季節の変わり目や雨の日に体調が悪化しやすいのも特徴です。朝起きた時から疲労感が強く、一日中だるさが抜けない、寝ても寝ても疲れが取れないといった症状も自律神経失調症でよく見られます。
実は、更年期障害と自律神経失調症は完全に分けられるものではありません。更年期のホルモンバランスの乱れが引き金となって、自律神経失調症を併発するケースも非常に多いのです。
脳の視床下部は、ホルモンの調整と自律神経の調整を同時に行っているため、一方が乱れるともう一方にも影響が出やすい構造になっています。そのため、どちらか一方だけを治療するのではなく、両方の側面からアプローチすることが改善への近道です。
自分の症状が更年期障害なのか自律神経失調症なのか、はっきりさせたいと思ったら、まずは医療機関を受診することが大切です。ただし、受診する診療科によって診断や治療方針が変わることもあります。
婦人科では、主に更年期障害の視点から診察が行われます。問診で生理周期や症状の頻度を確認し、血液検査でエストロゲンやFSHの数値を測定します。数値が更年期の範囲にあれば、ホルモン補充療法や漢方薬が処方されることが多いです。


ただし、婦人科では自律神経の乱れや身体の歪みといった視点からの診察は行われにくいため、ホルモン値が正常でも症状が続く場合は他の原因を探る必要があります。
心療内科や精神科では、ストレスや精神的な負担に焦点を当てた診察が行われます。不安感やうつ症状が強い場合は、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることもあります。
しかし、薬は症状を一時的に抑えるものであり、根本的な原因を解決するわけではありません。身体の歪みや内臓の状態が原因の場合、薬だけでは十分な改善が得られないこともあります。
内科では、まず他の病気が隠れていないかをチェックします。甲状腺機能異常や貧血、糖尿病など、自律神経失調症や更年期障害と似た症状を引き起こす病気がないかを血液検査や画像検査で確認します。
異常が見つからない場合は「自律神経失調症」と診断されることが多いですが、具体的な治療法が提示されず、生活習慣の改善を指導されるだけで終わることも少なくありません。
更年期障害と自律神経失調症、どちらの場合でも、日常生活の見直しと身体のケアが改善の鍵を握ります。ここでは、両方に共通して効果的な対処法をご紹介します。
自律神経は体内時計と深く関わっているため、毎日決まった時間に起きて寝るリズムを作ることが大切です。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜の睡眠の質も向上します。
また、食事も規則正しく摂ることで、消化器官の働きが安定し、自律神経のバランスも整いやすくなります。忙しくても、できるだけ同じ時間に食事をとるよう心がけてみてください。
軽いウォーキングやストレッチ、ヨガなどの有酸素運動は、自律神経を整えるのに非常に効果的です。激しい運動は逆にストレスになることもあるため、無理のない範囲で続けられるものを選びましょう。


運動することで血流が改善し、ホルモンバランスや代謝も良くなります。また、運動中に分泌されるセロトニンは、気分を安定させ、ストレス軽減にも役立ちます。
更年期障害にも自律神経失調症にも、食事の質が大きく影響します。特にビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、オメガ3脂肪酸などは、神経やホルモンの働きをサポートする重要な栄養素です。
加工食品やカフェイン、アルコールの過剰摂取は症状を悪化させることがあるため、できるだけ控えめにしましょう。バランスの良い食事を心がけることで、身体の内側から整えることができます。
深呼吸や瞑想、アロマテラピーなど、自分なりのリラックス方法を見つけることも大切です。日常の中で意識的にリラックスタイムを作ることで、交感神経の過剰な働きを抑え、副交感神経を優位にすることができます。


また、誰かに話を聞いてもらうだけでも心の負担は軽くなります。一人で抱え込まず、家族や友人、専門家に相談することも、改善への大きな一歩です。
病院での治療も大切ですが、身体の歪みや内臓の状態、筋肉の緊張といった物理的な問題が原因の場合、整体による施術が非常に有効です。当院では、更年期障害と自律神経失調症の両方に対応した独自のアプローチを行っています。
骨盤や背骨の歪みは、自律神経の働きに直接影響します。特に骨盤の歪みは、内臓の位置や血流にも関わるため、ホルモンバランスの乱れにもつながります。当院では、独自の検査で歪みを特定し、身体全体のバランスを整えていきます。
内臓の疲労や緊張も、自律神経失調症や更年期障害の症状を悪化させる要因です。当院では、内臓を調整する施術により、消化機能や代謝を改善し、身体の内側から整えていきます。
当院では、脳反射を利用した独自の検査を行い、どの部分に問題があるのかを正確に把握します。原因が分からないまま施術を進めても、根本的な改善にはつながりません。検査によって原因を明らかにすることで、最短ルートで改善へと導きます。
病院では薬物療法が中心となりますが、薬は症状を一時的に抑えるものであり、根本的な解決にはなりません。また、長期間の服用には副作用や依存のリスクもあります。


当院では、薬に頼らずに身体本来の治癒力を引き出すことを目指しています。施術を通じて身体のバランスを整えることで、多くの方が薬を減らしたり、やめたりすることに成功しています。もちろん、医師と相談しながら進めることが前提です。
自然な形で身体を整え、本来の健康を取り戻す。それが当院の考える理想の治療です。
更年期障害と自律神経失調症、どちらも似た症状が出るため、自己判断だけで決めつけるのは危険です。また、両方が同時に起こっていることも珍しくありません。だからこそ、まずは自分の身体の状態をしっかりと把握することが何よりも大切です。
病院で「異常なし」と言われても、症状が続いているなら、それは身体が何かしらのサインを出している証拠です。原因を見つけ、適切に対処すれば、必ず改善の道は開けます。
当院では、更年期障害にも自律神経失調症にも対応できる豊富な経験と技術があります。一人で悩み続けるのではなく、いつでも気軽にご相談ください。あなたの「やりたいこと」を諦めずに済むよう、全力でサポートいたします。

