熟睡できない首の痛みでお悩みだった40代男性

頸椎椎間板ヘルニアは、首の椎骨と椎骨の間にある椎間板の中にある随核が飛び出して、神経圧迫により痛みや痺れを発症します。

首の激痛で夜中に起きてしまう日々

40代の男性から「肩から背中にかけての今までにないハリと痛み」でご相談いただきました。この方は左の首と腕にパソコン仕事をしているときにも激痛が生じるようになっていたそうです。

当院に来る前は痛む左腕に湿布を貼ったり、マッサージで揉んでもらったりしたけど一向に改善されず、夜もろくに寝ることが困難になってきて、かなり焦っていたそうです。

私の見立てでは、頸椎ヘルニアでした。頸椎の椎間板の中にある随核は、ヘルニアになる場合通常後方へ飛び出すことが多いのですが、こちらの方は前方に飛び出していました。

喉の詰まり感にも悩まされる

いろいろ話を伺うと、「喉が詰まる感じがしないでもない」とも言っていたので、このような場合甲状腺がおかしくなったのかと察知し病院に行かれる方もいますが、大体が異常なしの診断結果を下されます。

Kさんは寝ているときに腕の方まで痛みが発症していました。またパソコンでの仕事が主なので、その作業中に首の痛みがかなり辛かったことと察します。痛みで寝られなくなるのは､本当に辛いです。

当院が行った頸椎椎間板ヘルニアの治療

当院で行ったことは、椎間板圧迫の除去と鎖骨の歪み修正、大胸筋周囲の緊張緩和するためのストレッチ、前方にズレた椎間板の矯正を主に行った結果、今回は週1回の治療を4回でほぼ痛みが消失でした。

何をしたわけではないけど、普段のダメージが少しずつ積み重なり、ジワジワと異変が出てきて突然激痛がやってくることは、誰にでもあり得ることです。やはり元気が一番！良くなっていただけて嬉しい限りです。

以下に感想文の画像を載せておきますので、同じように悩んでいる方は、自分も良くなれる！と元気と勇気をもらってくださいね。

まとめ

椎間板は通常後方にズレる傾向がありますが、Kさんは前方にずれて神経圧迫を起こしていました。これが珍しいタイプとは言いませんが、事前のカウンセリングと検査により原因の1つである椎間板のズレている方向を特定出来たので、幸いにも右肩上がりの症状改善と言う結果になったと思います。

また仕事の関係上、どうしても週末にしか治療に来ることが出来ない条件でしたので、悪化させないため今回のケースでは「必要以上に左方向に顔を向けないように」とお願いしました。

仕事中痛みが出て大変になったら、右方向に顔を向けるようにするなどしていただくことで、出来るだけダメージを積み重ねないように仕向けてくれていたことも良かったと思います。

Kさんは関西出身で野球経験者と言うことで、週末は少年野球のコーチとして子供達の技術向上のお手伝いをされ、充実した日々を送られているそうです。