
院長:小林お気軽にご相談ください!


美容院でシャンプー中にめまいが起きた…もしかしてあれって何だったんだろう?と、あの日から気になって仕方ないという方、いらっしゃいませんか。
シャンプー台に横になった瞬間、ぐるぐると視界が回りだして、慌てて美容師さんに声をかけた——そんな経験をされた方は、思っている以上に多いんです。
実はこの症状、良性発作性頭位めまい症である可能性がとても高いんです。今回は美容院でのめまいに悩まれている方に向けて、その原因と私が整体院で実際にお伝えしていることをお話しさせてください。


美容院のシャンプー台で急にめまいが出た、という方が当院にも少なからず来院されます。あの独特の「首を後ろに倒す姿勢」が引き金になるケースが多く、仕組みを知るだけでも不安がかなりやわらぐんですよね
美容院でシャンプーをしてもらうとき、多くの方はシャンプー台に頭を預けて首を後ろに反らせる姿勢をとりますよね。この体勢が、めまいを引き起こすひとつの大きなきっかけになっています。なぜそうなるのか、まずは体の中で何が起きているかを一緒に見ていきましょう。
耳の奥には「内耳」という部分があり、そこには体のバランスをコントロールする三半規管と耳石器というものがあります。耳石器の中には炭酸カルシウムでできた「耳石」という小さな粒が存在していて、通常は正しい場所に収まっています。
何らかの原因でこの耳石が三半規管の中に迷い込んでしまうと、頭を動かすたびに耳石が揺れて誤った信号を脳に送ってしまいます。すると脳は「体が回転している」と勘違いして、あの激しい回転性のめまいが起きるんです。
美容院のシャンプー台での「首を後ろに倒す動作」は、この耳石を三半規管の中で動かすトリガーになりやすい姿勢なんです。日常でなんともなくても、美容院の施術中だけめまいが出るのはそのためです。
実は美容院でのめまいには、もうひとつ「美容院脳卒中症候群」という概念もあります。これは、首を後ろに大きく反らせることで頸部の血管が圧迫され、脳への血流が一時的に低下することで起きる症状です。
良性発作性頭位めまい症のめまいは「回転性」が特徴で、数秒〜数分でおさまることがほとんどです。一方、脳卒中症候群では半身のしびれや激しい頭痛、言語障害などを伴うことがあります。美容院後にこのような症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
良性発作性頭位めまい症は、美容院だけに限らず日常のさまざまな場面でめまいを引き起こします。次のような経験がある方は、この疾患を疑ってみてもよいかもしれません。
特に50代以上の女性に多く見られる症状で、「たまにしか出ないから大丈夫かな」と思って放置しているうちに慢性化してしまうケースも少なくありません。あなたはいかがでしょうか?
「めまいが出たらしばらく安静にすれば治まる」——そう思って何年も過ごしてきた方も多いです。ただ、適切な対処をしないまま時間が経つと、症状はじわじわと複雑になっていくことがあります。
めまいへの恐怖から、頭をできるだけ動かさないように無意識に体をこわばらせるようになります。その結果、首や肩まわりの筋肉がどんどん硬くなって血流が悪化し、内耳への血の巡りも落ちていきます。これがさらなるめまいの温床になるという悪循環です。
慢性的なめまいはストレスとなり、自律神経の働きを乱します。眠りが浅くなる、食欲がわかない、気持ちが落ち込む——こういった二次的な不調が重なってくることも珍しくありません。めまいだけの問題ではなく、体全体のバランスが崩れていくことが本当に怖いところです。
「転んだらどうしよう」という恐怖から外出を控えるようになり、気がつけば行動範囲が大幅に狭まっている——そんなお声をよく聞きます。美容院に行けない、歯医者に行けない、電車に乗れない……生活の質が下がっていくのは、本当につらいことです。
実際に美容院のシャンプー中にめまいが起きたとき、どう対応すればよいか迷う方も多いと思います。まずは落ち着いて、次のことを試みてください。
「めまいがしているので、少し休ませてほしい」と遠慮なく美容師さんに伝えましょう。無理に続けようとすると転倒のリスクがあります。多くの美容師さんはこういった場面に慣れているので、恥ずかしがらず声に出してください。
美容院によっては、洗面台に前に向かってかがむ「前屈みシャンプー(フォワードシャンプー)」に対応しているところがあります。首を後ろに反らせないこの方法なら、耳石への刺激が大幅に減らせます。かかりつけの美容院でこの方法が使えるか、あらかじめ相談してみることをお勧めします。
毎回ドキドキしながら美容院に行くのはとてもつらいですよね。事前に「頭位を変えるとめまいが起きやすいです」と一言伝えておくだけで、美容師さん側も配慮して対応してくれることが多いです。
病院で「異常なし」「薬で様子を見て」と言われた方が、整体院の門を叩くケースは多いです。「整体でめまいが治るの?」と半信半疑の方も多いと思いますが、当院ではこれまで多くの方がめまいの改善を実感されています。
良性発作性頭位めまい症の背景には、耳石の問題だけでなく、頸椎(首の骨)のズレや周辺の筋肉の緊張、頭蓋骨のゆがみが関係していることがとても多いです。こうした部分に直接アプローチできるのが、整体ならではの強みです。
また、めまいと自律神経は密接につながっています。首周辺の緊張をほぐして血流を改善し、自律神経のバランスを整えることで、症状が落ち着いてくるケースが数多く見られます。
当院では施術の前に、脳反射を利用した検査や静的・動的検査など5つの独自検査を行い、あなたのめまいの原因を丁寧に探り当てます。めまいの原因は人によって異なるため、検査なしにいきなり施術を始めることはしていません。
| 当院 | 一般的な治療院 | |
|---|---|---|
| 施術担当 | 院長が最初から最後まで担当 | 担当が変わることがある |
| 検査 | 5種類の独自検査で原因を特定 | 検査が不十分なことも |
| 対応範囲 | 自律神経・頭蓋・頸椎まで対応 | 局所的な施術にとどまることが多い |
耳鼻科で良性発作性頭位めまい症と診断された60代の女性は、初診時に眼振・バランステストともに陽性という状態でした。寝返りを打つだけでめまいが出て、美容院にも行けず、遠出は完全に諦めていたとおっしゃっていました。施術を重ねるごとに朝のめまいが軽くなり、「久しぶりに一人で電車に乗れました」「遠出する勇気が出てきました」という言葉をいただいています。
こうした変化は、一人ひとり異なる原因をきちんと特定して、その原因に合ったアプローチをしたからこそ得られたものです。
整体に通いながら、日常生活でも意識してほしいことがいくつかあります。
起き上がるとき、振り返るとき、上を向くとき——こうした動作をゆっくり丁寧に行うことが大切です。急激な頭位変換が耳石を刺激してめまいを引き起こします。
内耳は血流と水分の影響を大きく受けます。睡眠不足や脱水状態が続くと、耳石の安定が乱れやすくなると言われています。規則正しい生活と、こまめな水分補給を心がけてください。
首や肩の筋肉が常に硬くなっていると、内耳への血流が低下してめまいが出やすい体質を作ります。入浴時に首周りを温めたり、仕事の合間にゆっくり首を回すストレッチをするだけでも、積み重なれば大きな差が生まれてきます。
できます。「頭位を変えるとめまいが出やすい体質なので、前屈みでお願いできますか」と伝えれば、ほとんどの美容院では対応してもらえます。もし対応が難しい場合は、前屈みシャンプーに対応している美容院を探してみてもよいでしょう。
病院の検査は「重大な疾患がないか」を確認するためのものです。検査で異常が出なくても、首や肩の筋緊張・頸椎のゆがみ・自律神経のバランスの問題は見落とされることがあります。こうした部分にアプローチできるのが整体の強みですので、ぜひ一度ご相談ください。
はい、並行して施術を受けることは可能です。ただし、めまいの薬は一時的な症状緩和を目的とするものがほとんどで、根本原因の解決にはなりません。薬に頼り続けることなく、根本的な体の状態を整えていくことが、長い目で見た改善につながります。
再発を防ぐためには、耳石が剥がれやすくなっている根本の原因——首の歪み・血流不良・自律神経の乱れ——を解消することが大切です。症状がなくなっても定期的にメンテナンスを続けることで、再発リスクを大幅に下げることができます。
私がこれまで20年以上、整体院で多くの方と向き合ってきて思うのは、「めまいを一人で抱え込んでいる人が本当に多い」ということです。美容院に行けない、旅行に行けない、友人と食事に行けない——そんなふうに、生活の中から少しずつ楽しみを諦めていった方を何人も見てきました。
でも、諦めなくていいんです。体の中で何が起きているのかを知り、適切なアプローチをすれば、多くの方がめまいから解放されていきます。「病院で異常なし」「薬を飲んでも治らない」という状況であっても、まだできることはたくさんあります。


一人でモヤモヤ悩み続ける前に、まずは気軽に相談してほしいと思っています。あなたの体のことを一緒に考えますから、どうかひとりで抱え込まないでください。

