
院長:小林お気軽にご相談ください!


突然、ぐるぐると視界が回り出して、思わず壁に手をついた…そんな経験をされたことはありますか。朝、布団から起き上がろうとした瞬間や、寝返りを打ったときに激しいめまいに襲われたとき、多くの方がまずスマートフォンで「どんな薬を飲めばいいか」と調べるようです。
当院にも、良性発作性頭位めまい症でお悩みの方が数多くご来院されますが、「病院でもらった薬を飲んでいるのに、なかなか良くならない」「市販薬を試したけれど、また繰り返してしまう」というお声をよく耳にします。実は、この症状に対して薬だけで根本から改善しようとすることには、大きな落とし穴があるんです。


薬は対症療法であって、めまいの根本原因にはアプローチできないことがほとんどです。「なぜ耳石が剥がれるのか」という体の状態を整えることが、再発を防ぐ本当の鍵だと私は考えています
良性発作性頭位めまい症は、英語の頭文字をとってBPPVとも呼ばれる、めまい症状の中でもっとも多く見られる疾患のひとつです。内耳にある耳石器から剥がれた小さな石(耳石)が、半規管の中に迷い込んでしまうことで発症します。頭を動かすたびに、その石が半規管の中でリンパ液の流れを乱し、強い回転性のめまいを引き起こします。
特徴的なのは、めまいが起こるタイミングです。じっとしている間は何ともないのに、「起き上がる」「横になる」「上を向く」「寝返りを打つ」といった動作をきっかけに、突然ぐるぐるとした回転感が押し寄せてきます。そのめまいは数十秒から1分程度で収まることが多いのですが、その間はとても怖くて動けなくなってしまう方がほとんどです。


発作の後に吐き気を伴うこともあり、日常生活への影響はとても大きくなります。「また起きるんじゃないか」という不安から、動くこと自体が怖くなってしまう方も少なくありません。まずは、ご自分の症状がどういうメカニズムで起きているのかを知ることが、改善への大事な一歩になります。
良性発作性頭位めまい症は、40代から60代の女性に特に多い傾向があります。これはホルモンバランスの変化によって骨密度が低下し、耳石が剥がれやすくなることと関係していると考えられています。ただ、男性や若い方にもまったく無縁というわけではありません。
慢性的な睡眠不足やストレスが続いているとき、長期間の臥床安静が必要な状況が続いた後、また激しい運動の直後などに発症するケースも見られます。「特に思い当たることがないのに突然めまいが起きた」という方も多く、それだけに最初はとても戸惑いますよね。
良性発作性頭位めまい症に対して病院で処方される薬には、めまいを抑える抗めまい薬(メリスロンやセファドールなど)、吐き気を止める制吐薬(ナウゼリンなど)、内耳の血流を改善するアデホスなどがあります。市販薬ではトラベルミンや苓桂朮甘湯といった漢方薬が手に取られることも多いです。これらの薬は症状をやわらげるという点で一定の効果がありますが、根本的な問題、つまり「なぜ耳石が剥がれてしまったのか」という体の状態には、薬はアプローチできません。
薬によってめまいの感覚が和らいでいるうちに、体が自然に回復してくれれば症状は消えます。しかし、体の内側の問題が解決されていなければ、薬をやめた途端に再発したり、何度も繰り返してしまう状態が続きます。「また同じことが起きた」という経験をされた方は、まさにこの状態にあるといえます。
抗めまい薬の多くは、脳や前庭系への刺激を抑えることで症状をやわらげる働きをします。これは「感じにくくする」アプローチであって、「治す」アプローチではありません。しかも、長期間使い続けることで体が薬に慣れてしまい、だんだん効きが悪くなっていくという問題もあります。
また、抗めまい薬の中には眠気や倦怠感、血圧の低下といった副作用が出るものもあります。仕事や家事を抱えながら日常生活を送っている中で、そのような副作用はつらいですよね。薬で何とかしようとするほど、生活の質が下がってしまうという皮肉な状況に陥ることもあります。
めまいの症状が出たとき、まず「脳の病気じゃないか」と不安になる方は多いです。良性発作性頭位めまい症のめまいは、頭を動かしたときに数十秒で治まるというのが大きな特徴です。これに対して、脳梗塞や脳出血が原因のめまいは、じっとしていても治まらず、ろれつが回らない、手足がしびれるといった症状を伴います。このような症状がある場合はすぐに救急を受診してください。
一方、「動作に伴う短時間のめまい」で、神経症状がない場合は一刻を争う緊急性はありません。ただ、市販薬で様子を見ながら1〜2週間経っても改善しない場合や、繰り返し再発する場合は、薬以外のアプローチを検討する時期に来ているサインです。
当院には、病院での薬物療法や他の治療院での施術では改善しなかっためまいの方が、数多くご来院されています。これまでの臨床経験から確信を持っていえることは、良性発作性頭位めまい症の背景には、体の複数の問題が複雑に絡み合っているケースがほとんどだということです。
耳石が剥がれやすい体の状態というのは、ある日突然できあがるものではありません。自律神経の乱れ、頸椎(首の骨)のアライメントの崩れ、血流の低下、睡眠の質の問題…こうしたいくつかの要因が重なりあって、ある日のめまいとして表れてくることがほとんどです。逆にいえば、これらを整えることで体は確実に変わっていきます。
内耳の健康には、頸椎の状態がとても大きく関係しています。首の骨が歪んでいたり、長年のデスクワークやスマートフォンの使いすぎで頸椎に慢性的な負担がかかっていると、内耳への血流が低下しやすくなります。内耳の血流が滞ると、耳石器のある前庭器官が正常に働きにくくなり、めまいが起きやすい体の状態が作られてしまいます。
当院ではまず、5種類の独自検査によって、首や骨盤のアライメント、自律神経の状態、筋肉の緊張バランスを丁寧に評価します。「めまいだから耳だけ診ればいい」というわけではなく、全身のつながりの中でめまいの原因を探すことが、改善への近道になるからです。
めまいと自律神経の乱れは、強く結びついています。ストレスや睡眠不足が続くと自律神経のバランスが崩れ、内耳の循環が悪化し、めまいが起きやすくなります。また、めまいへの不安や恐怖がさらに自律神経を乱すという悪循環にはまってしまう方も多いです。
当院院長は神経骨格の専門家であると同時に、自律神経の専門家でもあります。内耳への直接的なアプローチにとどまらず、自律神経の調整を通じて「めまいが起きにくい体の状態」を作ることを目指した施術を行っています。薬では届かない部分に、整体はアプローチできるのです。
「病院で薬をもらって飲んでいたけど、半年以上改善しなかっためまいが、数回の施術で楽になってきた」「寝返りのたびに怖かったのが、不思議と気にならなくなった」という声を、実際に患者さんからいただいています。
以下は、良性発作性頭位めまい症や関連するめまい症状でご来院された方が実感された変化です。


もちろん、症状の程度や体の状態によって改善のペースは異なります。ただ、大切なのは「薬で様子を見るだけ」で終わらせず、体の根本にアプローチしていくことです。
薬はあくまでも症状をやわらげるものです。薬をやめても再発しないためには、耳石が剥がれやすかった体の状態そのものを改善する必要があります。薬をやめるタイミングや、その後の体の管理については、施術の中でご一緒に考えていきましょう。
当院の施術は、体に無理のないソフトな刺激で行います。ゴリゴリと強く押したり、首をバキバキと矯正するような施術は行いません。まず丁寧な検査で現在の体の状態を把握した上で施術を進めますので、安心してお越しください。
めまいの場合、まず耳鼻咽喉科を受診して、脳や神経に問題がないかを確認することは大切です。病院での検査を終えて「異常なし」「良性のめまいです」と診断された方で、薬だけでは改善が見られない場合に、整体という選択肢を検討してみてください。当院にはそのような段階でご来院される方が多く、その後に改善を実感されるケースが多いです。
症状の程度や体の状態によって異なりますので、一概には言えません。ただ、多くの方が数回の施術の中で変化を感じていただいています。初回の検査と問診の中で、あなたの状態に合わせた施術計画をご提案しますので、まずはご相談ください。


良性発作性頭位めまい症は、適切なアプローチをすれば確実に改善に向かうことができる症状です。病院で処方された薬を飲み続けても良くならない、繰り返し再発してしまうという状況が続いているなら、その「おかしいな」という感覚を大事にしてほしいのです。
薬は体の不快感をやわらげてくれる大切な手段ですが、体の根本にある問題を解決してくれるものではありません。一人で「これで良いのだろうか」と悩み続けるのはとてもつらいことです。どうかそのまま抱え込まないでください。些細な疑問でも、どんなに長く悩んでいた症状でも、いつでも気軽にご相談いただけると嬉しいです。あなたの体の変化を、一緒に作っていきましょう。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院院長 小林誠

