
院長:小林お気軽にご相談ください!


こばやし整体院・ひばりヶ丘院院長の小林です。動悸やめまい、倦怠感が続いているのに、病院では異常なしと言われた経験はありませんか。実は、自律神経失調症だと思っていた症状が、甲状腺の病気が原因だったというケースは少なくありません。今回は両者の見分け方や対処法について詳しくお伝えしていきます。


自律神経の不調だと思っていたら、実は甲状腺が関係していることも珍しくない
甲状腺は首の前面にある蝶のような形をした小さな臓器で、全身の代謝をコントロールするホルモンを分泌しています。この甲状腺ホルモンが過剰に分泌されたり不足したりすると、自律神経のバランスに直接影響を与えるため、一見すると自律神経失調症と区別がつきにくい症状が現れるのです。
バセドウ病などの甲状腺機能亢進症では、動悸や発汗、イライラ、不安感、手の震えといった交感神経が優位になった状態の症状が出ます。一方、橋本病などの甲状腺機能低下症では、倦怠感や無気力、抑うつ気分、冷え、むくみといった副交感神経が優位になったような症状が現れます。これらはどちらも自律神経失調症の典型的な症状と重なるため、甲状腺検査を受けずに自律神経の治療だけを続けても改善しないことがあります。
内科や心療内科を受診しても、問診と簡単な検査だけでは甲状腺疾患を見逃してしまうケースがあります。特に更年期の女性の場合、ホルモンバランスの変化による症状と混同されやすく、更年期障害として治療されることも少なくありません。
また、ストレスや生活習慣の乱れが原因だと決めつけられてしまい、根本的な原因である甲状腺の異常が放置されてしまうことがあります。血液検査で甲状腺ホルモンの値を調べない限り、正確な診断は難しいのが現実です。
甲状腺機能亢進症の代表的な疾患であるバセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態です。全身の代謝が亢進するため、交感神経が常に優位な状態になり、さまざまな症状が現れます。
動悸や頻脈は特に特徴的で、安静時でも心臓がドキドキして落ち着かない感覚が続きます。暑がりになり、汗を異常にかくようになることも多く見られます。食欲が増しているのに体重が減少していく、手が細かく震える、眠れない、イライラして落ち着かないといった症状も典型的です。
バセドウ病特有の身体的変化として、眼球が飛び出したように見える眼球突出や、首が腫れて太く見える甲状腺腫があります。これらの症状は自律神経失調症では起こらないため、見分けるポイントになります。


ただし、すべての患者さんにこれらの症状が現れるわけではなく、軽症の場合は目立たないこともあります。そのため、血液検査でTSH(甲状腺刺激ホルモン)やFT3、FT4といった甲状腺ホルモンの値を測定することが確実な診断につながります。
橋本病などの甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンの分泌が不足し、全身の代謝が低下します。そのため、疲れやすく何をするにも気力が湧かないといった症状が中心になります。
朝起きられない、日中も眠気が強い、集中力が続かない、記憶力が低下するといった症状は、うつ病や自律神経失調症と非常に似ています。体温が低く冷えを強く感じる、むくみやすい、便秘がちになる、肌が乾燥するといった身体症状も現れます。
橋本病は特に40代以降の女性に多く見られる自己免疫疾患で、徐々に甲状腺が破壊されていく病気です。症状がゆっくりと進行するため、本人も周囲も単なる疲労や加齢のせいだと思い込んでしまい、発見が遅れることがあります。
治療せずに放置すると、高コレステロール血症や心機能の低下、重症化すると粘液水腫といった深刻な状態に陥る可能性があります。倦怠感や抑うつ気分が続く場合は、甲状腺の検査を受けることをお勧めします。
自律神経失調症と甲状腺疾患を見分ける最も確実な方法は、血液検査で甲状腺ホルモンの値を調べることです。内科や内分泌科で依頼すれば、TSH、FT3、FT4、抗甲状腺抗体などを測定できます。
検査で甲状腺ホルモンに異常があれば甲状腺疾患、正常であれば自律神経失調症の可能性が高いと判断できます。ただし、両方が併発しているケースもあるため、専門家による総合的な判断が必要です。
甲状腺疾患には特有の身体的変化があります。以下のような症状がある場合は、甲状腺の病気を疑う必要があります。
これらの症状は自律神経失調症だけでは説明がつかないため、甲状腺疾患を強く疑う根拠になります。
一般的な内科では、問診で「ストレスが原因」と判断されると、詳しい血液検査まで進まないケースがあります。特に若い世代や働き盛りの方の場合、生活習慣やストレスが症状の原因だと決めつけられやすい傾向があります。
また、甲状腺の触診だけでは異常を見つけにくく、軽度の機能異常は見逃されがちです。患者さん自身が甲状腺の検査を希望しない限り、自律神経失調症として治療が進められることも珍しくありません。
自律神経の症状が長引く場合は、心療内科だけでなく内分泌科や甲状腺専門医の診察も受けることをお勧めします。それぞれの専門家が違う視点から診断することで、見落とされがちな病気を発見できる可能性が高まります。
当院でも、カウンセリングや検査の過程で甲状腺疾患が疑われる場合は、専門医の受診をお勧めしています。整体や自律神経の治療だけでは改善しない場合、医療機関での精密検査が必要不可欠です。
甲状腺疾患が確定診断されれば、適切な治療によって症状を改善できます。バセドウ病の場合は抗甲状腺薬による薬物療法、放射性ヨウ素治療、手術などが選択肢になります。橋本病の場合は甲状腺ホルモンの補充療法が中心です。
治療によって甲状腺ホルモンの値が正常範囲に戻れば、動悸や倦怠感といった症状は自然と改善していきます。ただし、長期間甲状腺疾患が放置されていた場合、自律神経のバランスが崩れたままになっていることがあり、回復に時間がかかることもあります。
甲状腺疾患の治療と並行して、当院のような整体院でのケアも有効です。身体の歪みや筋肉の緊張を整えることで、血流が改善し自律神経のバランスが取りやすくなります。


特に首や肩周りの緊張は、甲状腺の働きや脳への血流に影響を与えるため、丁寧にケアしていく必要があります。当院では5種類の独自検査で身体の状態を把握し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。
ストレスは甲状腺機能に影響を与えることが知られています。強いストレスが続くと、免疫系に異常が生じ、自己免疫疾患である橋本病やバセドウ病を発症するリスクが高まります。
また、ストレスによって自律神経が乱れると、甲状腺ホルモンの分泌調整にも影響が及びます。そのため、甲状腺疾患の予防や改善には、ストレスマネジメントも重要な要素になります。
規則正しい生活リズム、十分な睡眠、バランスの取れた食事は、甲状腺の健康維持に欠かせません。特にヨウ素の過剰摂取や不足は甲状腺機能に直接影響するため、海藻類の摂取量には注意が必要です。
適度な運動も自律神経と甲状腺の両方に良い影響を与えますが、甲状腺機能亢進症の場合は過度な運動が症状を悪化させることがあるため、医師の指導のもとで行うことが大切です。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院では、自律神経失調症でお悩みの方に対して、まず詳細なカウンセリングと検査を行っています。症状の経過や身体の状態を丁寧に確認し、甲状腺疾患の可能性がある場合は専門医への受診をお勧めしています。
甲状腺の治療を受けながら当院に通われている方も多くいらっしゃいます。医療機関での治療と整体を並行することで、より早く症状が改善するケースが数多くあります。自律神経のバランスを整えることは、甲状腺疾患の回復過程においても大きなサポートになります。


自律神経の不調が長引いている方、病院で異常なしと言われたけれど症状が改善しない方は、ぜひ一度甲状腺の検査を受けてみてください。そして、身体全体のバランスを整えるためのサポートが必要な際は、お気軽に当院にご相談ください。一人で抱え込まず、適切な検査と治療で本来の健やかな毎日を取り戻していきましょう。

