バセドウ病

バセドウ病とは

バセドウ病は、甲状腺から分泌されるホルモンが過剰に作られることで、全身の代謝が異常に活発になる病気です。本来、私たちの免疫システムは体を外敵から守る大切な働きをしています。

しかし、バセドウ病では免疫システムが誤って自分の甲状腺を刺激し続けてしまいます。その結果、甲状腺ホルモンが必要以上に分泌され、心臓の動きが速くなったり体温調節がうまくいかなくなったりします。

この病気は自己免疫疾患の一種で、完全に予防することは困難ですが、適切な診断と治療により症状をコントロールすることが可能です。日本では約30万人の患者がいると推定され、特に20～40代の女性に多く見られます。早期発見・早期治療が何よりも重要になります。

バセドウ病を放置すると、まず心臓への負担が深刻になります。甲状腺ホルモンの過剰分泌により心拍数が常に高い状態が続くため、心不全や不整脈などの重篤な心疾患を引き起こす可能性があります。

さらに進行すると、骨密度の低下による骨粗鬆症や筋力低下により、日常生活に大きな支障をきたします。最も危険なのは甲状腺クリーゼと呼ばれる状態です。

この状態では高熱、意識障害、ショック状態に陥り、生命に関わる緊急事態となります。また、眼球突出などの眼症状も進行し、視力低下や複視といった深刻な視覚障害を残すこともあります。

早期の適切な治療により、これらの深刻な合併症は防ぐことができます。症状に心当たりがある方は、まず専門医による検査を受けることをお勧めします。

バセドウ病の原因

開院以来、当院にはバセドウ病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、バセドウ病の原因はひとつではないということです。

バセドウ病の原因として次のものが挙げられます。

バセドウ病は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

特に免疫システムの異常が根本的な要因となり、遺伝的素因にストレスや感染症などの環境要因が加わることで発症に至ります。女性に多く見られるのは、エストロゲンなどの女性ホルモンが免疫系に影響を与えるためです。また、自律神経の乱れや血流障害も症状の悪化に大きく関わっています。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。バセドウ病は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

バセドウ病への対応として、次のようなものが一般的です。

抗甲状腺薬による薬物治療

治療期間が数年に及ぶことが多く、白血球減少や肝機能障害などの副作用が生じる可能性があります。また、薬の効果が現れるまでに2ヶ月程度かかり、服薬を中止すると再発するリスクが高いという問題もあります。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

放射性ヨウ素内用療法

治療後は甲状腺機能が低下し、生涯にわたって甲状腺ホルモンの補充療法が必要になります。また、妊娠を希望する女性には実施できず、治療後一定期間は妊娠を避ける必要があります。放射線被曝への不安もあり、適用できる患者さんが限られます。

手術療法

全身麻酔によるリスクや術後の合併症の可能性があります。声帯麻痺や副甲状腺機能低下症などが起こることもあり、手術後は生涯にわたって甲状腺ホルモンの補充が必要となります。また、手術に対する精神的な負担も大きく、根本的な免疫異常は解決されません。

バセドウ病を改善するために

まずはあなたのバセドウ病の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、バセドウ病の根本原因を見つけ出します。バセドウ病は自己免疫疾患ですが、その背景には自律神経の乱れや全身の血流障害、ストレスによる内分泌系の異常が深く関わっています。

病院での薬物治療と並行して、体の根本的な機能を整えることで症状の改善を目指します。特に首や肩周りの緊張を解消し、甲状腺周辺の血流を改善することで、ホルモンバランスの安定化を図ります。薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

バセドウ病には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。甲状腺だけでなく、自律神経系や内分泌系、血流状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。バセドウ病のような複雑な自己免疫疾患には、経験豊富な専門家による継続的な観察が不可欠です。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。バセドウ病は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

バセドウ病のQ＆A

バセドウ病は自然に治りますか？

残念ながら、バセドウ病は自然治癒することはありません。適切な治療を受けることで症状をコントロールし、寛解状態に持ち込むことは可能ですが、放置すると症状は悪化し続けます。早期の専門的な治療が重要です。

バセドウ病の人がやってはいけないことは？

過度な運動や激しいストレス、過労は症状を悪化させる可能性があります。また、ヨウ素を多く含む海藻類の過剰摂取や、医師の指示なく薬を中断することは避けてください。規則正しい生活を心がけることが大切です。

バセドウ病は遺伝しますか？

バセドウ病には遺伝的要因が関与しており、家族に甲状腺疾患の患者がいると発症リスクが高くなります。ただし、必ず遺伝するわけではなく、環境要因も重要な役割を果たします。定期的な検査により早期発見が可能です。

バセドウ病の治療はどのくらいの期間が必要ですか？

薬物治療の場合、症状の改善には約2ヶ月かかり、寛解まで数年を要することが一般的です。個人差があり治療期間を予測することは困難ですが、根気よく治療を続けることが重要です。当院の施術と併用することで改善が早まる場合もあります。

バセドウ病でも妊娠・出産はできますか？

適切な治療を受けていれば妊娠・出産は可能です。ただし、妊娠中は薬の種類や量の調整が必要で、専門医による慎重な管理のもとで妊娠計画を立てることが大切です。当院でも妊娠を希望される方のサポートを行っています。

バセドウ病の薬を飲み忘れたらどうなりますか？

1回程度の飲み忘れであれば大きな問題はありませんが、継続的な服薬の中断は症状の悪化や再発につながります。飲み忘れに気づいたらできるだけ早く服用し、今後は忘れないよう工夫することが重要です。

バセドウ病で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、バセドウ病と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。病院での治療と併行することで、より早く確実な改善が期待できます。

バセドウ病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。薬だけに頼らず、体の根本的な機能を整えることで、より良い状態を維持できるようサポートいたします。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。