肘内障

肘内障とは

肘内障は、主に1歳から6歳頃の子どもに起こる肘関節の亜脱臼です。正式には「橈骨頭亜脱臼」と呼ばれ、肘の輪状靭帯から橈骨頭が部分的にずれてしまった状態を指します。

子どもの骨や靭帯は大人と比べて柔らかく未発達なため、腕を引っ張られるなどの軽い外力でも簡単に起こってしまいます。特に2歳から4歳頃に最も多く見られ、成長とともに骨格がしっかりしてくると自然に起こりにくくなります。

肘内障を放置すると、関節が正常な位置に戻りにくくなり、痛みや腫れが長期化する可能性があります。稀に自然に整復されることもありますが、多くの場合は専門的な治療が必要です。

放置期間が長くなると、関節周囲の組織が硬くなり、整復が困難になることがあります。また、痛みが続くことで子どもが腕を使わなくなり、筋力低下や関節の拘縮を引き起こす恐れもあります。

さらに、適切な治療を受けずにいると再発のリスクが高まり、慢性的な関節の不安定性につながる可能性があります。早期の適切な治療と予防対策が重要です。

肘内障は小さなお子様の症状ですが、早い段階で適切な処置をすることが大切です。

肘内障の原因

開院以来、当院には肘内障でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肘内障の原因はひとつではないということです。

肘内障の原因として次のものが挙げられます。

肘内障は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、輪状靭帯の緩みや橈骨頭の位置異常、周囲筋肉の緊張などが発生し、肘内障が発症します。それは子どもによって違い、単に整復するだけでは、再発の根本的な予防にはつながりません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい検査と個別の対応が何より重要になります。

病院や他の治療院で何度も繰り返してしまったとしても、諦める必要はありません。肘内障は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肘内障への対応として、次のようなものが一般的です。

徒手整復

その場での症状改善は期待できますが、根本的な原因への対処ではないため再発率が高く、繰り返し治療が必要になることが多いです。単に整復するだけでは、なぜ起こったのかという根本原因の解決にはならず、同じことを繰り返してしまいます。

経過観察

症状の変化は把握できますが、積極的な予防策ではないため、再発を防ぐ効果は限定的です。観察だけでは関節の安定性向上や筋肉のバランス改善は期待できません。

生活指導

一般的なアドバイスに留まることが多く、個々の子どもの体質や生活環境に合わせた具体的な対策が不十分な場合があります。画一的な指導では、その子特有の原因に対応できないことも珍しくありません。

肘内障を改善するために

まずはお子様の肘内障の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肘内障の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

単なる整復だけでなく再発予防に重点を置いた治療により、お子様の自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、個々の体質に合わせた施術プランをご提案します。肘内障でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肘内障には、現在のお子様の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。肘関節だけでなく、肩や首、全身のバランスなども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。肘内障は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

肘内障のQ＆A

肘内障は自然に治りますか？

稀に自然整復されることもありますが、多くの場合は専門的な治療が必要です。放置すると症状が長期化したり、再発しやすくなったりするため、早めの治療をお勧めします。

肘内障の子どもがやってはいけないことは？

無理に腕を動かしたり、強く引っ張ったりすることは避けてください。また、痛みがある状態での運動や遊びも控え、できるだけ安静にして早めに専門機関を受診することが大切です。

何度も繰り返すのはなぜですか？

一度肘内障になると靭帯が緩みやすくなり、再発しやすい状態になります。根本的な予防には、関節の安定性を高める治療と適切な生活指導が必要です。

どのくらいの年齢まで起こりますか？

主に1歳から6歳頃に多く見られ、骨格の成長とともに自然に起こりにくくなります。ただし個人差があるため、成長に合わせた適切な対応が重要です。

予防法はありますか？

急激な腕の引っ張りを避け、子どもの手ではなく体幹を支えるようにしましょう。また、関節の安定性を高める適度な運動も効果的です。

整復後の注意点は？

整復後は通常通りの生活で問題ありませんが、数日間は激しい運動や手を引っ張る動作は控えめにし、様子を観察することが大切です。

肘内障で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、肘内障と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肘内障は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。