冷え性

冷え性とは

冷え性とは、特別な病気がないにもかかわらず、他の人が寒さを感じない程度の温度環境でも手足や腰、下半身などが冷えてつらいと感じる状態です。西洋医学では体質として扱われますが、東洋医学では治療が必要な症状として認識されています。

単に体温が低いのではなく、血液循環が悪くなることで末端部分に十分な熱が届かない状態を指します。厚生労働省の平成25年国民生活基礎調査によると、「手足の冷え」を訴える人の割合は女性で約60％、男性で約20％となっており、明らかに女性に多い症状です。

年齢を重ねるごとに増加傾向にあり、特に更年期以降の女性では7割以上が冷えの症状を自覚しているとされています。日本全体では推定約4000万人が冷え性に悩んでいると考えられており、現代の国民病とも言える症状になっています。

冷え性を放置すると、血行不良により様々な不調が現れます。免疫力が低下して風邪をひきやすくなり、肩こりや腰痛、関節痛が慢性化します。女性では生理痛の悪化や不妊の原因となることもあります。

消化機能が低下して便秘や下痢を繰り返し、肌荒れやむくみも悪化します。慢性的な痛みは自律神経のバランスを崩し、ホルモンバランスの乱れを引き起こします。その結果、生理不順や排卵障害などの月経トラブルが増加することがあります。

また、痛みによるストレスが蓄積すると、不眠や食欲不振などの症状も現れやすくなります。最終的には自律神経失調症やうつ症状を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。毎月の強い痛みは精神的な負担となり、生活の質が著しく低下してしまいます。

冷え性の原因

開院以来、当院には冷え性でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、冷え性の原因はひとつではないということです。

冷え性の原因として次のものが挙げられます。

冷え性は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、血管の収縮や筋肉の硬直、末梢神経や血流の滞りなど機能低下が起こります。その結果、末端部分に十分な温かい血液が届かず、慢性的な冷え性へと繋がります。それは人によって違い、単に体を温めたり血行を促進するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。冷え性は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

冷え性への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な体質改善にはならず、薬の効果が切れると症状が戻ってしまいます。副作用のリスクもあり、身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

生活指導

効果が現れるまで時間がかかり、継続的な実践が困難な場合が多いです。間違った方法では効果が期待できないばかりか、かえって症状を悪化させることもあります。正しい知識と継続的な努力が必要で、一人では実践が難しいのが現実です。

温熱療法

一時的な改善にとどまることが多く、継続的な通院が必要になります。効果に個人差があり、強い筋拘縮や代謝の悪い方には効果が見られないことも珍しくありません。時間を費やしても改善に至らないことで、治すことに心が折れるケースも多々あります。

冷え性を改善するために

まずはあなたの冷え性の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、冷え性の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。冷え性でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

冷え性の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。手足だけでなく、内臓や自律神経の検査も重要と考えています。冷えの負担が内臓の働きや自律神経から影響を受けていることもあるからです。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。冷え性は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

冷え性のQ＆A

冷え性は自然に治りますか？

冷え性は体質的な問題が多く、生活習慣の改善や適切な治療なしに自然治癒することは困難です。根本的な原因にアプローチする必要があります。軽度であれば生活習慣の改善で改善する場合もありますが、慢性化すると専門的な治療が必要になります。

冷え性の人がやってはいけないことは？

冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎ、薄着、長時間の同じ姿勢、過度なダイエット、ストレスの蓄積は症状を悪化させるため避けるべきです。また、急激な温度変化も血管に負担をかけるため注意が必要です。

男性でも冷え性になりますか？

はい、男性でも冷え性になります。女性ほど多くありませんが、約20％の男性が冷えの症状を感じており、ストレスや運動不足が主な原因となります。最近では男性の冷え性も増加傾向にあります。

冷え性と低体温は同じですか？

違います。冷え性は体温は正常でも末端が冷える症状で、低体温は深部体温が35度以下になる危険な状態です。症状も原因も全く異なります。冷え性は血行不良が主な原因ですが、低体温は基礎代謝の低下が関係しています。

冷え性に効果的な食べ物はありますか？

生姜、ねぎ、にんにく、根菜類など体を温める食材が効果的です。逆にトマト、きゅうり、南国のフルーツなど体を冷やす食材は控えめにしましょう。温かい飲み物を積極的に摂取することも大切です。

冷え性は何科を受診すればいいですか？

まずは内科を受診し、必要に応じて婦人科、漢方内科、血管外科などの専門科に紹介してもらうのが良いでしょう。症状によって適切な診療科が異なります。

冷え性は年齢とともに悪化しますか？

一般的に年齢とともに筋肉量や基礎代謝が低下し、血管の柔軟性も失われるため、冷え性は悪化する傾向にあります。しかし、適切な対処により症状の進行を遅らせることは可能です。

冷え性で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、冷え性と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

冷え性は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。